妊娠初期、「やる気が出ない、無気力」の原因と乗り切るポイント
私達は日々生きてく中でやる気が出ない日や、
無気力になる日もあるかと思いますが、実は
妊娠初期にも
『やる気が出ない、無気力になる』
という症状が起こる方が多々いらっしゃいます。
では何故そのような症状になるのか、今回は
その理由や原因を調べていきたいと思います。
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やる気が出ない、無気力になる原因
皆さんは、妊娠症状に気付くと妊娠検査薬を使ってみたり、病院で検診をしてもらったりするかと思います。
又そこで『妊娠をしている』事実が発覚すれば大概の方は嬉しい気持ちでパートナーに報告をするかと思いますが、
そんな幸せな時間も過ぎてつわりの時期を迎える頃に、何だかやる気が出なくなったり、いきなり無気力になってしまう事があります。
これは訳があり、妊娠初期に起こると言われているホルモン分泌の変化に伴うものだと言われています。
もう少し分かりやすく言うと、『ホルモンのバランスが崩れてしまう事』という状態になるという事です。
妊娠していない時にも女性はホルモンバランスの変化によって気持ちの変化がみられますが、生理前、排卵日付近、生理後等でもホルモンバランスは変化しますので、それぞれの時期によって
『何だか無性にイライラする。』
『とても憂鬱な気分。』
『分からないけど、勝手に涙が出てくる。』
と感情の起伏があるように、赤ちゃんが宿った事によってホルモンバランスが崩れ、それが精神的にも影響する事はごく自然な事で、妊婦さんであれば誰にでもある事です。ですから例えパートナーに、
『妊娠してから、性格変わったな。』
『ダラダラし過ぎじゃないか!?』
等と言われたとしても、自分は『ダメな妻なんだ。』と、自信喪失してしまわないように、
『ホルモンバランスの影響』
と考えてうまく割り切って、パートナーによく説明し、理解をしてもらう事が重要になってきます。
実は、つわり等も関係がある?!
やはりつわりで毎日苦しめられている妊婦さんは、睡眠もろくに取れない状態なのに日中も一人でつわりと闘っていては、誰でも疲れてしまい、やる気が出なくなったり、無気力になってきたりします。
又、つわりの度合いや、内容によっても精神面が大きく変わりますし、またそんな時に理解を示してくれるご主人や、友人、親等がいない場合は自暴自棄になりやすく、自分の殻に閉じこもってしまう妊婦さんも少なくはいません。
傍から見れば『妊娠して幸せそうね。』という風に見られてしまう一方で妊婦さんも妊婦さんなりに
色々な症状や身体の変化に必死でついていかないといけない訳ですから、そんな気持ちを周りの方に理解を示してもらえないという事もストレスの原因にもなります。
安定期に入ればつわりも落ち着き気持ち的にも余裕が生まれて再びやる気が湧いてきたり気力を立て直せるかもしれませんが、
それもこの時期の妊婦さんにはあまり励みにならない言葉でもありますし、個人差がありますから、出産を終えるまで『やる気なんて起こらなかったわ。』という妊婦さんもいらっしゃいます。
赤ちゃんをお腹で育てていく事は並大抵の事ではありませんから、気持ちのバランスが崩れてしまうのは当然の事だと思っています。
ですから『自分に甘い』なんて事は一切考えずに自分の好きなように生活をする事もこの時期は大事です。
特に頑張り屋のタイプの妊婦さんは、
『私がこんな状態で周りの方に申し訳ない。』
『もっと頑張らなくちゃ!!』
と、思いがちではありますが、もっと気持ちを楽にして、考え方を軽くする事も重要です。
後は上のお子さんがいて、その子の面倒も見なければいけない妊婦さんも、上の子の成長時期と考えて、上の子にも出来る範囲で家事を手伝ってもらったり、助けてもらったりと、ママ側もお子さんに『わざと甘える』事も大事だと思っています。
関連ページ
・2人目妊娠時、上の子との向き合い方や対応、体験談について
・2人目妊娠時、上の子への感情の変化や接し方
やる気が出ない日を過ごすポイント
子供の教育でもそうですが、やる気が無い子供に無理にやらせても時間の無駄な事の様に、やる気が無い日はやらないか、どうしても必要に迫られている物であれば、
『事前に少し調子の良い日にやっておく。』
事が大事です。毎日の妊娠生活の中でも気持ちの変化がありますから、
『あれ?今日はいつもより調子が良い。』
『昨日より今日は眠れたから、頭が冴えている。』
こんな日は『チャンスの日』だと思って、やらなければいけない事を先に済ましておく事が大事です。
但し、時間帯にも気持ちの変化や体調面での変化もありますから、無理は禁物です。
又、働いている方でも、やる気が出ない状態の時は、仕事にも影響して、ミスも増えますから、
『自分の気持ちの状態を上司に伝えておく』
のも大事な事です。
上司になかなか理解をしてもらえないかもしれませんが、周りにも悩みを打ち明けておく事で、もしかしたら自分の気持ちが落ち着いたり、上司から救いの手が差し伸べられるかもしれませんから、
言える範囲でのサポート協力のお願いもして頂ければ良いと思います。
無気力な日を乗り切るポイント
『やる気が出ない』よりも更に上をゆく『無気力』の状態ですが、これがあまりにも続くと軽い鬱状態、いわゆる『マタニティーブルー』になってしまいますから注意が必要です。
この負の連鎖に陥りますと、『何で妊娠なんてしてしまったんだろう。』とさえ思ってしまう程、深い苦しみを味わう事になりますから、この場合は『一番信頼できる相手に頼る』事が一番大事です。
実際に私は妊娠悪阻によって、マタニティーブルーに陥り、何もかもやる気が無くなり、無気力になりました。
しかし主人は日中は会社で、夜の帰宅も遅くあまり弱音も吐けずにいましたし、友人も仕事が忙しくたまに会うぐらいで、
なかなか日々の話し相手が見付からずに、一人アパートで、つわりと闘う毎日に完全に負けてしまい、泣く泣く実家を頼り、そのままお世話になりました。
そこでだいぶ気持ちの整理も出来ましたし、同じ女性として、又先輩ママとして話を聞いてくれる母親の言葉に励まされ、
救われたりもしましたから、自分の心の中に『辛い気持ちをしまわない。』事がとても大事な事だと、妊娠によって気付く事が出来ました。
関連ページ
・つわりがつらい!重症妊娠悪阻の可能性や乗り越えるためにしたこと
やる気が出ない、無気力になるのはあなただけではありません!
このようにホルモンバランスの崩れはどんなに良い食生活や睡眠を取っていても妊娠する事により起こってしまう症状ですので、自分自身では防げませんから、
『割り切って生活をする事。』
『話を聞いてもらう(弱音)を吐ける相手を作る事。』
この2つはとても大切な事だと感じました。
無理をしない生活という漠然なものよりは、
『赤ちゃんがお腹にいるから自分の身体はいつもの調子ではない!』
という事を、常に当たり前として思って頂ければ、自然と無理をせずにリラックスして自分の気持ちとも向き合える生活を送れると思います。
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