つわりがつらい！重症妊娠悪阻の可能性や乗り越えるためにしたこと

妊娠がわかって喜ぶと同時に、
辛いつわりが始まり悩まされる人が多くいます。
しかし、これだけ発達している医療でも、
つわりのメカニズムは、はっきりと解明されていません。

どうやって、そんな辛いつわりを乗り越えればいいのでしょうか？
自身の体験談を含めご紹介します。　　　　

つわりの種類は？みんなつわりは経験するの？

「つわり」と聞くと、急に吐き気がして
トイレに駆け込むイメージが大きいですよね。
しかし、つわりには吐き気の出る「吐きづわり」以外にも
様々な種類があるのをご存知ですか？

例えば、においや味で吐き気を催す吐きづわりとは反対に、
食べていないと気持ち悪くなってしまう
「食べつわり」。

また、眠気がひどくなる
「眠りづわり」などが、
主なつわりと言われています。

そんなつわりに悩まされる妊婦さんは、
全体の約50〜80％に上ると言われています。
つわりの重さや種類、期間などは個人差があり、
全く症状がない人から入院してしまうほどひどい人まで様々です。　　　

吐きづわりが激しいときは？赤ちゃんへの影響は大丈夫？

食べても吐いてしまう吐きづわりの症状が続くと、
やはり、お腹の赤ちゃんへの影響が心配になりますよね。

しかし、妊娠初期の段階では、まだ胎盤もできていないので、
赤ちゃんはもともとママが蓄えている栄養を元に育ちます。
ですので、ママが吐きづわりで栄養を摂れていない間も、
お腹の赤ちゃんに影響が出ることはなく、
すくすくと育つことができるので安心してくださいね。

また、このことから通常、胎盤ができるまでの間に起こるつわりの間は、
食べられるものだけを食べていても大丈夫だと言われているのです。　　　

危険！重症妊娠悪阻かも！？

吐きづわりがお腹の赤ちゃんには影響がなくても、
やはり長い期間、母体に栄養が回らないと
ママ自身の身体に影響がでてきます。

例えば、水分すら吐いてしまうほどに辛くなってしまったら、
我慢せずに病院へ行きましょう。
赤ちゃんに影響のない吐き気止めの点滴を打ってくれますよ。　　　　　　　　　　　

また、その際に尿検査も受けた方が安心です。
脱水症状や、つわりの酷さを表す「ケトン体」という
数値が出てしまうと、「重症妊娠悪阻」と診断され、
母体が危険だと判断されて入院になることも多いからです。

ケトン体は体外からの栄養を摂取できず、
体内の栄養を燃やしているきに表れる数値です。
通常時はマイナスですが、「プラスマイナス」、「+1」〜「+4」まであります。

医師の判断にもよりますが、「+2」以上は入院になることが多いようです。
入院の際は、重症妊娠悪阻は病気になりますので保険適用になります。
民間の任意保険も支払い対象になります。

入院期間に関しては、だいたい2週間〜1ヶ月
くらいのことが多いようですが、
もっと長くなる場合も稀にあるようです。

わたしが経験したときの治療方法としては、
250ｍｌのブドウ糖点滴に吐き気止めを入れたものを1本、
水分補給のためのブドウ糖250ｍｌを2本、
栄養補給のための高カロリー点滴250ｍｌを1本を毎日していました。

点滴をしながら、入院食を摂取して体重維持をはかっていましたが、
体重が減少してしまう場合は、鎖骨からカテーテルを
心臓近くの太い静脈まで挿入して
さらに高カロリーの点滴をすると言われました。

これは、高カロリー輸液になるほど、
血管を通るときに痛みが増すために、より太い血管を確保するためだそうです。　　　　　　　　　

重症妊娠悪阻が重症化してしまうと、意識を失くしてしまったり、
母体の命に関わることになります。
吐き気がつらい場合は我慢せず、重症化する前に病院に行きましょう。

辛いつわりを乗り越えるためにしたこと

「辛いつわりに耐えるのは、赤ちゃんのため」
・・・そんな風に頭ではわかっていても、
辛すぎると時には心が折れそうになってしまうものです。

「こんなに辛いのだったら、いっそのこと死んでしまいたい。」
「医師から妊娠継続が難しいと言われたら、どんなに楽になれるだろう。」
「こんなに辛いのに、周りからは甘えだと言われて理解してくれる人がいなくて余計に辛い。」
そんな声も実際に少なくないです。

わたしが、そんな辛いつわりを乗り越えられたのは、
「自分だけが辛いわけではない」
と感じられたことが大きかったです。

個人差があるつわりは、妊娠経験のある
家族や友人でも種類や程度が違うものです。
そんな時に力になってくれたのは
同じ辛さを抱えている人たちです。
掲示板やブログを通して、同じ辛さの人たちが
頑張っているのを見て、
本当に勇気づけられました。

心が折れそうになったら
まずは仲間を見つけてみてはどうでしょうか？

必ず終わりはきます

つわりの中でも、吐きづわりは本当に辛いものです。
わたしも重症妊娠悪阻になった経験があるので、とてもわかります。
でも、つわりの真っ最中はゴールが見えずに不安になりますが、
必ずつわりには終わりがきます。
つらい思いは、決してあなただけではありませんよ。
きっと、つらい思いをしたぶんだけ赤ちゃんに会えたときの
喜びもひとしおだと思います。
赤ちゃんに会える日を思い描いて頑張りましょうね。　　　　　　　　　　　　　

つわりに関する記事↓
・つわりがひどくて食べられない時の対策や食事の工夫の仕方
・つわりの終わりかけに出る２つの症状と体験談
・つわり中、気持ち悪くて歯磨きが出来ない時に試してほしい対策
・つわりの原因や対策まとめ〜つわりを楽にする６つの方法〜