妊娠後期に甘いもの、食べ過ぎはよくない?危険性や対策
「妊娠すると食べ物の好みが変わった」
と言われる人が多くいますが、極端に偏食に
なる人は注意が必要です。
特に塩分が強い物、糖分が多い物などは、
妊婦さんの健康面だけではなく
赤ちゃんの健康面にも影響してしまいます。
例えば糖分が多い物ばかりを食べすぎてしまうと
体重が増えてしまう事に加え、高血糖に陥る可能性も!
今回は、妊娠後期に甘いものを食べすぎた時の
危険性や対策を紹介していきます。
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妊娠後期に甘い物の食べすぎはなぜいけない?
・肥満の原因になる
妊娠における理想的な体重増加は、
以前の体重に+10kg程度と言われています。
意外にも普段から食事を少し気を付けている方でも
+10kgは増えるので、気を抜いて甘いものを
つい食べ過ぎてしまうと、あっという間に10kgを
オーバーしているなんて方も!
肥満になってしまうと、出産後に元の体重に
戻らなくなってしまったりする可能性が
高くなるため体重管理には注意が必要です。
体重増加についての記事↓
・妊娠後期の体重増加の平均や維持する方法〜見直すべきこと〜
・妊娠線が増える
肥満が主な原因ですが、甘いものを偏って
食べていると急激な体重増加になりやすいようです。
そのため、皮膚が急激な伸びに耐え切れず
妊娠線がお腹だけでなく、お尻や太ももなど
様々な場所にできやすくなってしまいます。
妊娠線についての記事↓
・妊娠線出来る場所は?予防方法について
・高血糖になる
甘いものの偏食は、血糖値が常に上がった状態になっています。
体がそれに慣れてしまうと、妊娠性糖尿病に
なってしまう危険性も出てくるため注意が必要です。
妊婦検診では妊娠性糖尿病にかかっていないかどうか、
血液検査や尿検査で判別しています。
明らかに血糖値が高い時には、一日の血糖値の様子を
出産前に検査入院して調べることもありますので
甘いものの摂り過ぎには注意が必要ですよ!
妊婦糖尿病についていの記事↓
・妊娠糖尿病とは?基準となる数値や食事療法について
妊娠後期に甘いものが食べたくなるのはなぜ?
殆どの人が妊娠初期に体験するつわりですが
極端に食べ物を受け付けなくなってしまう人も。
そのため、妊娠中期から後期にかけてつわりが
なくなると、その反動で偏食になって
甘い物ばかり欲してしまうことがあるのです。
今まで何カ月も食べられなかったことへの反動が起きてしまうのです。
また、つわりのない人でも食べ物の好みが
妊娠中に変わるということはよくありますが
なぜ食べ物の好みが変わるかというと
実は原因不明と言われています。
ホルモンバランスの変化とも諸説ありますが
ハッキリとしたことは分かっておらず
妊娠が終わったと同時に元の好みに戻る人が殆どのようです。
甘いものが食べすぎない為の対策とは
・その日食べたものを書き出してみる
ダイエットの時も効果的なやり方ですが
その日に食べたものを書き出してみると食べすぎを予防できます。
特に妊娠中はチョコチョコ食いが多く
どの程度食べたのか自分で把握できていない
部分も多いことが食べすぎの原因ですので
自分で食べたものを把握すると良いでしょう。
・飲み物などから見直す
普段からジュースを好んで飲んではいないでしょうか?
ジュースなどの飲み物などからも
かなりの量の糖質は摂取されています。
ついつい喉が渇いて飲んでしまうジュース類ですが
糖質のないお茶に飲み物に
置き換えるだけでも効果は抜群ですよ。
・甘い物を食べる時は一気に食べない
一気に沢山の甘い御菓子やケーキを食べてしまうと
満足感は高いですが、体にはよくありません。
全く甘いものを食べないのは無理な話ですので
一つのものを少しづつ食べるようにしましょう。
果物を上手に利用してみよう
果物には糖質が含まれてはいますが
砂糖よりははるかに量は少なく
自然な甘さを取ることが出来ます。
ヨーグルトなどに入れて甘さを加えたり、
そのまま食べたりと甘いものを
食べたい時には果物がオススメです。
体にいいからと「バナナを一日に何本も食べる」といった
ばかり食べはしないようにすれば甘い物の
欲求を十分に満たすことができますよ!
ストレスを貯めずに無理なく続ける
「糖分をとらないように!」と一生懸命になってしまうと
欲求が満たされずストレスの妊婦生活になってしまいます。
甘い物がダメ!という訳ではなく、何事も
バランスよく摂取するように心がけることが大切です。
上手にフルーツなどの代用品を使いながら
上手に糖質と付き合っていくことで、食べすぎによる
糖質過剰摂取を防ぐことが出来ますよ。
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