妊娠初期につわりがなくなる原因は？症状や期間について

つわり。
妊娠初期から中期まで、
長い人では赤ちゃんが産まれるまで
お母さんの悩みの種にもなる
妊娠時特有の症状です。

そんなつわりが、妊娠初期に
ピタッとなくなった…
これって大丈夫？理由は？

今回はつわりの期間や症状、
つわりがなくなる原因についてお話していきます。

つわりの期間って？

症状が重い、軽い、全くない。
いろいろなタイプのつわりの症状がありますが、
大なり小なり普段とは違う体の変化に、
はやくつわりが終わってくれないかな…と願うこともあります。

つわりの症状は、妊娠２か月（４週～７週）から始まり、
妊娠３か月（８週～１１週）頃をピークに
安定期に入る妊娠５か月（１６週～１９週）頃には
だんだんおさまってきます。

しかし、妊娠前からつわりのような症状を感じたり、
安定期を過ぎてもつわりがおさまらず
赤ちゃんが産まれるまで続いた！という人もいます。

つわりの症状について

つわりの症状で一般的によく知られているのが
お米の炊ける匂いが急にだめになる、
胃のムカムカや嘔吐、などの症状です。

その他にも、
・眠たくてがまんできない
・頭や体が重い、だるい
・唾液がよくでる
・常に何かを食べていないと気持ち悪くなる
といった症状があります。

胃のムカムカや嘔吐がなくても
つわりじゃないとは限りません。
眠たくてしんどい、体が重たいなどと感じることがあれば、
それはつわりの症状かもしれませんので、
ゆっくり体を休めて下さいね。

妊娠初期のつわりがなくなるのはなぜ

妊娠初期には、すでにつわりの症状が出始めます。
症状が重い人は、つわりがなくなるまでの一日一日が
とてつもなく長く感じます。

また、まだ外見からは妊娠していることが
分からない時期ですから、
なかなか理解されにくいといった
しんどさもあるかもしれません。

早く終わってほしいと願っていたつわりが、
ある日突然ピタッとなくなったら…。

症状が重い人は、すぐに気付くと思います。
胃の不快感がなくなり、トイレと友達状態だったのが
突然、妊娠前のように快調になったり、
なくなってはいないけれど昨日よりは
はるかに楽になっている、と感じることも。

症状が軽い人も、なんだか今日は調子がいいな、
よく体が動くな、と実感します。

一瞬苦しさから解放されホッとしますが、
昨日まで苦しんでいたつわりが
急になくなることってあるのだろうか、と
不安もよぎってきますよね。

なぜつわりが急になくなるのでしょう。
その原因は？

妊娠初期につわりがなくなる２つの原因

妊娠初期につわりがなくなる原因については、
はっきりこれ！と断定できるものはありません。

しかし、可能性としてはいくつかの例があります。
知っていればもしものときに役立つことが
あるかもしれません。

一つ目、つわりのムラ
つわりがピタッとなくなったと思った翌日や翌々日、
またかえってくることがあります。
つわりがおさまる、また始まる、またおさまる。
これを繰り返しつわりのピークを過ぎることもあります。
この場合は、つわりが完全になくなったのではないので
あまり深く悩まなくても大丈夫でしょう。

二つ目、流産の可能性
急につわりがなくなったとき、
流産の可能性も否定はできません。

つわりは、お母さんの体が赤ちゃんを
異物として認識するため、
体外へ排出しようとして起こる症状
と説明されることもありますので、
急になくなってしまった場合、
赤ちゃんになんらかの異変が
あることも考えられます。

妊娠４か月頃のつわりがピークの時に
急になくなってしまった場合は特に注意が必要です。

その場合、つわりがなくなったこと以外に、

・お腹の痛みはないか
・出血はないか

など、他に普段と違った様子がないか確かめましょう。

また、つわりがなくなり体調が良くなっていても
過度な運動などは控えましょう。

家事や散歩なども、体調と相談しながら少しずつ始めましょう。

そして大切なことは、
いつもと違う、と思うことがあれば、
次の検診を待たずにすぐに受診することです。

そのために、昨日の自分の様子を知っておく
ということはとても大切です。