妊娠初期、出血したが腹痛なし赤ちゃんは大丈夫?原因や対処法

妊娠初期、出血したが腹痛なし赤ちゃんは大丈夫?原因や対処法

 

妊娠中、もっとも気になるのはお腹の赤ちゃんが
きちんと大きくなっているかどうかですよね。

 

胎動を感じられるようになれば
「今日も元気だな」と確認することができますが
まだ胎動がなく、検診の間隔も長い妊娠初期は
お腹の赤ちゃんが順調に育っているか気に
なってしまいますよね。

 

そんな妊娠初期に特に心配なのは出血が続くと
いう症状。お腹の赤ちゃんに何かあったのでは!?
と不安になってしまいますよね。

 

今回はそんな妊娠初期の腹痛を
伴わない出血について説明していきます。

 

どんな原因が考えられるのかを
まずは知っておくことでいざという時に
冷静に対処することができますよ!

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妊娠初期とはどんな時期?

 

妊娠初期は、妊娠4ヶ月、15週までを指します。
胎嚢の確認によって妊娠が確定し、胎児の器官
が形成され初期の後半になると胎盤が完成し、
妊娠が安定した状態に入ります。

 

お母さんの身体はこの段階ではまだお腹が
大きくなるなどの見た目の変化ははっきりとは
見られませんがホルモンの変化などによる
トラブルや多くの方が悩まされるつわりの症状が
出る時期です。

 

この初期を乗り越えると、妊娠の状態もお母さんの
体調もグッと安定してきます。反対に言えば、
妊娠初期は特にお母さんや赤ちゃんの状況に
気をつけなければならないという時期です。

 

妊娠初期は最も流産の可能性が高い時期です。
その確率はお母さんの年齢などにもよりますが
平均して10〜15%ほどと言われています。

 

何かいつもと違うという変化を感じたらできるだけ
早いうちに産院に相談したり受診したりできるよう
にしておきましょう。

 

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腹痛のない出血、赤ちゃんは大丈夫?

 

そんな妊娠初期の時期にいきなり出血があったら
不安になってしまいますよね。

 

切迫流産などの可能性もあるため腹痛のない
出血でも軽視することはできませんが
出血=必ずしも危険な状況というわけでは
ありません。

 

腹痛を伴う出血に比べ、腹痛のない出血は
緊急性のあるものではない可能性が高く、
妊娠の初期の段階ではわりとよくあること
なのです。

 

私も2度の妊娠生活の中でたった1回だけ
出血を経験しましたがその出血があったの
がまさに妊娠初期の段階でした。

 

激しく動いたわけでも無理をしていたわけ
でもないのに急にドバっと出血があったため、
とても動揺しました。すぐに病院に連絡をして、
診察を受けました。

 

私の場合は出血はこの時1回のみで
ずっと続くことはありませんでした。

 

原因ははっきりとは分かりませんでしたが
ちょうど胎盤ができてくる時期なのでその際に
なんらかの原因で出血したのではないかと
言われました。

 

このようにまだ不安定な妊娠初期は
ちょっとしたことでも出血が起こりやすいのです。

 

きちんと診断してもらうまで楽観視は
できませんが必要以上に取り乱してしまうと強い
ストレスがかかり返って身体に良くありません。

 

腹痛のない出血の場合はまず落ち着いて
対処し、ずっと出血が続くようでも、気に病み
すぎずにできるだけ安静に、穏やかに過ごすように
したいですね。

 

 

腹痛のない出血が続く原因

 

妊娠初期で腹痛のない出血が続く原因は
まずごく初期の段階では「着床出血」が
考えられます。

 

受精卵が着床する際に、子宮内膜を
傷つけることによって起こるもので2〜3日
続くことがありますが、特に心配のあるものでは
ありません。

 

もう少し妊娠週数が進んでくると
「絨毛膜下血腫」「子宮膣部びらん」
などによって出血が起こっている可能性が
考えられます。

 

絨毛膜下血腫は胎盤が作られる
20週までによく見られる出血の原因の1つです。

 

胎盤が作られる過程で出た血液が絨毛膜
という膜の外側にたまりたまった血液の量が
多くなると体外に出血という形で排出されます。

 

おそらく私が経験した出血がこの
絨毛膜下出血だったのだと思います。

 

胎盤が完成すればおさまるものでので
私のように出血が1回きりで終わる場合も
あればしばらく出血が続くこともあります。

 

妊娠の状況に問題がなければ、できるだけ
安静にして経過観察ということになりますが
出血の量が多い、長く続く、お腹が張る
というような場合は入院になることもあります。

 

子宮膣部びらんは同じく妊娠初期によく
見られる出血の原因で子宮の入り口に
あたる部分が赤くなっている状態です。

 

こちらは妊娠中特有のものではなく、
妊娠していない女性にも見られます。
出血の量はそれほど多くありません。

 

妊婦健診の内診など、少しの刺激で
出血につながることもありますがすぐに
止まることが多いので、心配しすぎる
必要がありません。

 

このように、腹痛のない出血にはいくつか
原因がありますが自分で原因を特定する
ことはできません。

 

少しの出血でも流産に繋がる可能性は
ゼロではありませんので初めて出血した
時には放置せず、必ず受診するように
してください。

 

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出血があった場合の対処

 

出血がある場合にはまず生理用のナプキン
を当てて対処します。妊娠中は生理は
来ませんがこのような事態に備えて、1つだけ
でもナプキンを携帯しておくと安心ですね。

 

腹痛を伴わなくても初めて出血したときには
まず検診を受けている病院で診察を受けて、
赤ちゃんの状況を確認してもらいましょう。

 

診察時間外でも対応してくれる場合が
ありますのでまずは電話で連絡をして状況を
説明し病院側から指示を受けて受診するように
してください。

 

痛みが無く、出血が少量の場合は
しばらく様子を見て診療時間内に診察を
受けるように指示される場合もあります。

 

今回ご紹介しているような腹痛を伴わない
出血に関しては緊急性のある可能性は
少ないですが痛みを伴う出血や大量の出血の
場合は早期流産や子宮外妊娠のようなお母さん
や赤ちゃんに危険が及ぶ状況の場合があります。

 

そのような場合は一刻も早く受診するように
してくださいね。自分で病院に向かうのが難しい
場合はタクシーを呼んだり痛みや出血の量に
よっては救急車での搬送が必要な場合もあります。

 

 

妊娠初期、出血したら必ず受診を!

 

妊娠初期の腹痛を伴わない出血にはいくつかの
原因がありますが緊急性や危険性の低い
可能性が高いものばかりですので慌てたり
落ちこんだりする必要はありません。

 

大切なのはできるだけ早く受診して赤ちゃんの
無事を確認すること。無事が確認できれば、
お母さんの気持ちも楽になりますよね!

 

そして腹痛やお腹の張りがないからと言って
楽観視しすぎないことも大切です。

 

少しだから大丈夫、と自己判断せずに
必ず受診するようにしてくださいね!

 

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