妊娠初期に出血が続く、流産の可能性は?原因、対処法について

妊娠初期に出血が続く、流産の可能性は?原因、対処法について

 

ほとんどの女性は毎月のように
生理があり、出血する事には
ある程度慣れていますよね。

 

稀ですが、生理でもないのに
不正出血の経験がある方も
いらっしゃるかと思います。

 

そんな見慣れた出血も、
妊娠初期だと話は別です。

 

妊娠検査薬でたしかに陽性が
出たのに、またはすでに産婦人科で
妊娠が確定したのに、まるで
生理?のような出血…!
不安でいっぱいになってしまいます。

 

妊娠初期に出血するなんて、
赤ちゃんは無事なの?このまま
流産するなんていう事はないの?
まずはそれが一番気になるのでは
ないでしょうか?

 

出血が続いた場合、どれくらいで
病院へ行けばいいのかも迷って
しまう方も多いと思います。

 

今回は妊娠初期の出血が続く、
原因や対処法など経験談も
交えてご紹介していきます。

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妊娠2ヶ月頃の出血…原因なし?

 

妊娠初期の出血、まずは私の経験談ですが
妊娠2ヶ月頃と4ヶ月頃にそれぞれ出血が
続きました。

 

妊娠2ヶ月の頃は初期も初期、妊娠が
確定したけれどまだまだ安心できない
時期だったので出血する度動揺しました。

 

朝、目が覚めてお手洗いに行くと下着が
茶褐色の出血で汚れています。時には
鮮血に近い時もあり、悲鳴をあげそうに
なりました。トイレットペーパーでふくと
やっぱり血がついている…それがほぼ毎日の
ように続くのです。しかし出血が一日中続く
という事はなく、なぜか朝だけでした。

 

そして腹痛などの他の症状はありません。
検診の日にも出血したので、先生に相談し
内診をしてもらったのですが異常はなし。
赤ちゃんも大丈夫でホッとしました。

 

先生からはよくある事だと言われ、
安心して帰るのですが翌朝また出血。
あまりにも続くので何度か検診日以外でも
診察に行った覚えがあります。

 

しばらく出血は続き、その都度不安と
恐怖でオロオロしていましたが、次第に
出血しなくなっていきました。

 

結局、この時の出血は原因は特になく
妊娠初期によくある、異常のない出血だった
ようです。

 

 

妊娠4ヶ月頃の出血には問題が!

 

しばらくはつわりで心身ともに
疲れてはいましたが、特に
問題なく妊娠生活が続きました。

 

そんなある日、4ヶ月頃にまた出血し始めます。
まただ!という恐怖感の一方で、
きっとまた問題のない出血だろうと
どこかで思っていました。

 

出血のしかたも同じような感じで、一日続く
事はありません。お腹が痛いとか、他に
症状もありません。

 

結果的に、この時の出血にはしっかり原因が
ありました。その原因が「前置胎盤」です。

 

通常なら胎盤は子宮の上部にくっついて
いますが、前置胎盤は胎盤が子宮の下部、
子宮口のそばにくっついてしまっている状態です。

 

原因はよく分かっていないそうですね。
そして前置胎盤であらわれる
症状の一つが出血でした。

 

私はこの時双子を妊娠していたので、
お腹が大きくなるスピードが通常より早く、
子宮が大きくなれば胎盤の位置も
上にあがっていって問題がなくなるかも
しれないと言われました。

 

ですが前置胎盤は大変リスクの高い危険な状態
なので、とにかく安静にするようにと
言われました。出血が増えるようなら即入院と
言われたので、ただ事ではないんだなと
理解できました。

 

できるだけ横になって安静を心掛けた結果、
先生のお話通り子宮が大きくなるにつれて胎盤の
位置が正常になったようで出血は
止まっていきました。

 

 

妊娠初期の出血の原因いろいろ

 

私一人でも2パターンの出血がありましたが、
妊娠初期の出血と一口に言っても、まさに
いろんな原因があります。

 

まず、特に異常のない出血です。
割と妊娠初期に出血する妊婦さんは多く、
よくある事と言って良いようです。
私が最初に出血したのもこれですね。

 

その場合原因がないと経験談で
書きましたが、正確には原因はあります。

 

子宮内に新しい命が宿り、胎盤がつくられ…
その過程で起きる出血です。妊娠による変化が
原因といえば原因です。出血以外特に
症状もなく、胎盤が出来上がる安定期の頃
までには出血が止まるのが一般的です。

 

それ以外にも着床出血だったり、子宮口の
ただれなど。出血が続く以外に症状が
ない、出血の量もさほど多くないのが
それらの特徴のようです。

 

とは言え、先に書いたように出血以外に
症状がないから大丈夫だろうと
思っていたら前置胎盤だった
経験もしていますので、
正直素人には正確な判断などできるものでは
ありませんのでご注意ください。

 

一方で、注意しなければならない出血もあります。

 

出血で最初に心配するのが
「流産してしまうのでは」
という事ではないでしょうか。

 

やはり出血と流産・早産は関りが深く、
様々な経験談などでもお腹が痛くなって
大量に出血したら流産していた
という悲しいお話をよく聞きます。

 

初期の流産・早産はどんなに妊婦さんが
気をつけていても防げない場合が
ほとんどです。

 

出血がだらだらと続く、
生理痛のようなお腹の痛みや張りも
一緒に続く、などの症状がある場合は
すみやかに診断を受けてください。

 

 

出血したら…対処法は?

 

注意しなければならない出血の場合は、
躊躇せず医師の診断を受けた方が良いのは
確かなのですが、そうではない場合…
検診までまだまだなのにどうしよう、と
迷ってしまったりしませんか?

 

自己判断はもちろん危険ですし難しいもの
ですが、妊娠初期は出血する事も珍しく
なく、ほとんどの場合で異常がなかったり
早急に処置が必要なものはありません。

 

出血が続いたら、出血が始まった日を
できるだけ正確に覚えておく、血の色や
量がどうであるか、出血以外の症状は
あるかどうかなどに注意しておきましょう。

 

そして出血の量が増えていったり、
鮮血になっていったりと変化が
ある場合は迷わず診断を受けた方が
良いかもしれません。

 

まずはかかりつけの産婦人科に電話で
相談してみてください。

 

出血の量が少なく、鮮血でない場合は
様子をみても大丈夫かと思います。

 

 

出血しても落ち着いて行動しよう

 

妊娠初期は不安な事、心配になる事が
たくさん起きます。その上出血まで
続いてしまうと慌ててしまうのも当然です。

 

ただ、妊娠初期に起きる出血はほとんどの
場合問題がないことを知っておけば
落ち着いて対処できるかと思います。

 

妊娠中、どんなトラブルが起きた時でも
一番よく言われたのが「安静にしなさい」
でした。安静にすること、気持ちを
落ち着かせることが妊婦さんにとっても
お腹の赤ちゃんにとっても一番大切な
事なのだと思います。

 

出血してもまずは慌てないで落ち着いて
行動する事。これを心掛けて判断しましょう。

 

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