妊娠初期の茶おりの原因とは?最も危険な2つの症状
妊娠初期は、心も体もデリケートになる時期。
そんなときに、茶色いおりもの、
いわゆる茶おりが出てしまったら
心配になりますよね。
茶おりが出る原因、危険な症状、
出たときの対応などをご説明します。
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茶おりの正体は?
無色透明のおりものが下着に付着する、
という経験は、女性は誰にでもあると思います。
茶おりというのは、無色透明ではなく、
茶色く見えるおりもののことです。
おりものを茶色く染めているものの正体は、血液です。
つまり子宮内で起こった出血が、
おりものに混じって
体外に排出されたものなのです。
血液は、始めは赤いですが、
時間が経つと酸化して茶色くなりますよね。
ですから、茶おりに含まれている血液は、
出血してから時間が経過したもの
であることが分かります。
妊娠初期に茶おりが出たという経験をした人は多く、
それほどめずらしいことではありません。
通常のおりものへの処置と同様に、
量に応じて、パンティライナーや
生理用ナプキンなどを使用してくださいね。
妊娠初期の段階は、体内で目まぐるしい変化が起こっており、
体も心も敏感になる時期です。
清潔を保ち、肌がかぶれたりしないように
気をつけましょう。
茶おりが出る原因、着床出血って?
妊娠初期に茶おりが出る原因のひとつに、
着床出血と呼ばれるものがあります。
受精卵が子宮に着床する際、
子宮内の毛細血管が傷ついたために
出血することがあります。
これを着床出血と言います。
しかし、全ての方にある現象ではなく、
50人に1人ぐらいの割合で起こります。
また、着床出血の量には個人差があります。
ごく微量の茶おりが1日出ただけ、という人もいれば、
3日間出たという人もいます。
なかには、1週間も続いたという体験談もあり、
量や期間も、まちまちです。
色に関しても、茶おりだけでなく
薄いピンクに見えるもの、
真っ赤な鮮血など、さまざまなケースがあります。
私は2回の出産経験がありますが、
1度めは着床出血を経験しました。
私の場合は、ごく微量の茶おりと、
ピンク色のおりものが1日出て、
(もしかして、着床出血?)
とドキドキしたことを覚えています。
しかし2回めの妊娠では、
着床出血らしきものは、特にありませんでした。
同じ人間でも、着床出血が
あったりなかったりするのですね。
妊娠初期に出た茶おりが着床出血であれば
何の心配もありませんし、
むしろ喜ばしい出来事だと言えます。
しかし、着床出血は量や色などが人によって異なるため、
「これが着床出血だ」
と断定することは難しいというのが、正直なところです。
危険な茶おり、2つの症状
妊娠初期に茶おりが出ること自体は、
特にめずらしいことではありません。
しかし、なかには心配な症状が隠れていることもあります。
具体的に症状をあげますので、
もしも、茶おりとともに該当するものがあれば、
お医者様に相談してくださいね。
1.激しい腹痛がある場合。
茶おりが出るときに腹痛が伴うことは、普通はありません。
腹痛がある場合、もしかすると何らかの病気や、
流産の兆候という可能性があります。
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2.茶おりの量が多い、または長期間、出続ける場合。
着床出血などでも、ある程度の量と期間
茶おりが出ることもあります。
しかし基本的には、胎児の成長による茶おりの量は、
それほど多くはないものです。
ですから、何日も茶おりが出続けたり、
あるいはだんだん色が赤に変わってきた、
という症状があるときは、注意が必要です。
おりものの色が茶色ということは、
出血してから時間が経った、
古い血液が混じったものと判断できます。
しかし、赤色をしている、すなわち鮮血というのは、
「いま現在、出血している」
という、進行形の症状だからです。
もちろん、鮮血の場合でも、
経膣エコーの刺激で出血した場合など、
心配がないこともあります。
しかし同時に、流産や切迫流産という可能性も考えられるのです。
腹痛、または茶おりの状態に該当する症状があれば、
病院に連絡し、判断を仰いでくださいね。
茶おりが出たら、どうすればよい?
茶おりに気づいたときは、
まずは体に負担がかからないように、休みましょう。
そして、茶おりの量が増えたり、
鮮血に変わるなどの、症状の進行がないか、
腹痛が起こらないか、などを注意しておきます。
いざというとき、お医者様にスムーズに相談ができるように、
茶おりが出た日、量や色、何日続いたかなどを、
メモしておくと安心ですよ。
(これぐらいなら、平気かな)
(こんなことで病院に電話したら駄目かな)
そんなふうに思わずに、何か問題を感じたら、すぐに連絡しましょう。
ママと赤ちゃんの健康を守るためですから。
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