妊娠初期のお腹の張りの原因、対処法は?流産の危険がある張りとは

妊娠初期のお腹の張りの原因、対処法は?流産の危険がある張りとは

 

妊娠初期の時期は生理痛に似た痛みを伴って
下腹部痛やつっぱられる感じがする人が多く
いるようです。

 

これを別の表現で【お腹の張り】
表現されます。

 

妊娠初期は切迫流産や流産の危険があるため
お腹の張りを感じると不安になる妊婦さんも
多いのではないでしょうか。

 

今回はこのお腹の張りの原因やその対処法
またどんな張りだと危険なのか、紹介します。

 

 

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妊娠初期のお腹の張り 原因

 

妊娠初期(妊娠1ヶ月〜妊娠4ヶ月頃)
のお腹の張りの原因を見てみましょう。

 

 

1.子宮の筋肉の収縮によるもの
子宮の普段の状態は柔らかくて緩んだ
状態になっています。しかし家事や仕事等で
動いて身体を過度に動かし過ぎてしまったり
強いストレスを感じると血流が悪くなり筋肉の
動きが悪くなります。

 

それにより一時的にお腹の張りを感じることが
あります。

 

 

2.子宮の拡大
妊娠週数を重ねると共に胎児が大きくなり
同時に胎児が入っている子宮が大きくなります。

 

 

3.靭帯が引っ張られる
子宮が大きくなると上記に記載した子宮の
筋肉が増えたり伸びたりする以外に子宮周辺
にある靭帯や子宮広間膜等が引っ張れます。

 

この場合はお腹の張りに感じる人もいれば
生理痛のように感じる人もいるでしょう。

 

 

4.便秘やガス溜まり
妊娠週数を重ねる共に子宮が大きくなる
関係で腸が圧迫され上手く排便が出来なく
なりそれが便秘やガス溜まりの原因になります。

 

それによってお腹の張りを感じる人がいます。

 

 

5.ブラクストン・ヒックス収縮
お腹に痛みを感じないが張りは感じるという
場合、このブラクストン・ヒックス収縮の影響に
よるものかもしれません。

 

これはホルモンの子宮収縮物質に子宮が
反応して起こる現象です。

 

 

6.身体が冷えている
女性は元々身体が冷えやすいです。
身体が冷えることで筋肉が硬直し
お腹の張りを感じることがあります。

 

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妊婦、お腹が冷える原因や見直してほしい3つ対策

 

 

7.性行為
妊娠中の性行為は子宮を刺激するので
お腹の張りを感じやすいでしょう。

 

 

妊娠初期のお腹の張り 対処法

 

前の見出しで書いたような原因の
お腹の張りなら切迫流産、流産等の
心配はありませんがそれでもお腹の張りや
痛みを感じて生活をするのはなるべく
避けたいところですよね。

 

ここではお腹の張りや痛みを感じたときの
対処法についてご紹介します。

 

 

・安静にする
何よりこれが一番です。自宅にいる場合は
椅子やソファ等に座って安静にします。
横になれるようなら横になりましょう。

 

また、シムス位(片膝、又は両膝を軽く曲げて
横向きに寝る姿勢のこと)や四つん這いの
姿勢は骨盤や子宮をリラックスさせる効果が
あります。是非試してみて下さい。

 

外出先でお腹の張りを感じた場合は
横になるのは難しいと思いますが椅子や
ベンチに座るだけでも大分違います。

 

車に乗っている場合は椅子を倒して
リラックスするようにしましょう。

 

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・便秘予防のために食生活を改善する
前の見出しでも書いたように便秘はお腹の
張りの原因の一つです。便秘予防のために
日頃から食物繊維を含んだ食べ物や消化の
良い食べ物を摂るようにしましょう。

 

 

・身体を冷やさないように温かいものを食べたり飲んだり部屋の温度を調整する
冬場の寒い時期は進んで温かいものを摂ろうと
しますが夏場は妊娠すると普段よりも体温が
高いので暑がりになり冷たいものが摂りたく
なったり部屋の温度も下げてしまいがちですが

 

身体が冷えすぎるものを摂るのは避け部屋の
温度は冷房以外に扇風機やうちわなどで工夫
して室内の温度を下げ過ぎないようにしましょう。

 

 

・背中をさすってもらう
パパをはじめ、近くに誰かいる場合は背中を
さすってもらうと、張りや痛みが和らぎ身体も
温まります。

 

 

 

流産などの危険があるお腹の張りや痛みとは(見分け方)

 

妊娠初期のお腹の張りはほとんど心配は
要りませんが場合によって切迫流産や
流産等の危険のサインであることもあります。

 

下記にどんな状態が危険なのか見分け方
をご紹介します。

 

 

・お腹の張りを感じる位置
お腹の張りを感じる位置が下腹部全体で
あるなら良いのですがへその下から恥骨の
間周辺にピンポイントでバレーボールくらいの
硬さの張りを感じた場合、切迫流産の危険
が疑われます。

 

切迫流産ではなかったとしても
消化器系の病気も疑われます。

 

 

・強い張りと同時に鈍痛を感じ出血がある
妊娠超初期の生理予定日より数日前〜当日
までの場合は、着床出血という可能性も
ありますがそれ以降の出血は子宮外妊娠や
切迫流産の危険があります。

 

 

・おりものが多い、匂いがきつい。水っぽい
切迫流産の危険があります。

 

切迫流産以外にも妊娠期間中や出産時や
出産後に異常をきたす性病の可能性も
ありますので(性行為を行わなくても自発的に
発症する病気もある。)注意が必要です。

 

 

・休んでも張りが引かない1時間以内に何度も張りが起きる張りが何日も続く
切迫流産、流産の危険があります。
上記のような症状が現れた場合は早く病院に
かかるようにして下さい。

 

 

各妊娠期間のお腹の張り方や痛みの違い

 

妊娠期間ごとのお腹の張り方や痛みの違いに
ついてご紹介します。

 

 

・妊娠初期
妊娠初期のお腹の張りの原因は胎児の
成長に伴い子宮が拡大した時に起きることが
ほとんどです。

 

下腹部が生理痛のような鈍痛があったり
お腹が前に出ているわけではないのにつっぱり
を感じるのが初期の張り方と痛み方です。

 

 

・妊娠中期
子宮の拡大ペースが緩やかになり、まだ
出産準備の子宮収縮もまだのこの時期は
比較的お腹の張りや痛みは感じにくい時期
ですが家事や仕事で過度に身体を動かしたり
強いストレスを感じると張りや痛みを感じる
でしょう。

 

 

・妊娠後期
子宮の拡大でお腹自体も大きく突き出て
張りを頻繁に感じます。ですが30分以内に
収まれば心配することはありません。

 

 

まとめ

 

今回は妊娠初期のお腹の張りの原因や
対処法をテーマに各妊娠期間ごとの
お腹の張り方、痛み方の違いをご紹介
させて頂きました。

 

わたしは妊娠中、パパをはじめ、周りにかなり
助けられたので過度に身体を動かすことなく
過ごすことが出来たので幸い妊娠初期に
お腹に強い張りや痛みを感じることは
ありませんでした。

 

この記事の中にも書きましたが
張りや痛みを極力感じないためにはなるべく
身体を休ませることが重要だと思います。

 

無理をし過ぎると安全な張りや痛みでは
なくなってしまいます。張りや痛みを感じた
らそれは、赤ちゃんからママへの休んでね、
のサインだと思い安静することを意識しましょう。

 

そして少しでも異変を感じたらすぐに病院に
かかるようにして下さいね!

 

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