陣痛中、トイレに行きたい〜便意や尿意を感じた時の対処法や経験談〜

陣痛中、トイレに行きたい〜便意や尿意を感じた時の対処法や経験談〜

 

出産が近づいている妊婦さんにとって心配事は
多々あるかと思いますが、なかでも陣痛に
ついては、不安に感じることが特に多いのでは
ないでしょうか。

 

そんな陣痛中のトラブルの中でも今回は、
尿意や便意を感じたときの対処法について
経験談を交えて紹介していきます。

 

何時間続くかもわからないなか、もしトイレに
行きたくなったらどうしよう、恥ずかしくて
言い出せないかも…など何かと気になってしまう
妊婦さんの参考になればと思います。

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どうして陣痛中にトイレに行きたくなるの?

 

陣痛とトイレ、一見するとなかなか結び付かない
かもしれませんが、実は陣痛の最中に
「トイレに行きたくなったことがある」
という妊婦さんは非常に多いのです。

 

ではどうして陣痛が起こると尿意や便意を
催してしまうのでしょうか?

 

出産間近になると赤ちゃんが下へ下へと
降りてきます。これにより膀胱が圧迫
されるようになりますので尿意を必要以上に
感じてしまうのです。

 

実際に尿が大量にたまっているわけでは
ありませんので、尿意を感じたはずのに
トイレに行ってみたら少ししか出なかった、
ということもあるでしょう。

 

また、出産のためにいきむ感覚は便意を
催したときの感覚と非常によく似ています。
「いきみを我慢するのは大便を
我慢するときと似ている」と
感じた妊婦さんも多いほど。

 

つまり、出産がせまっていればいるほど
まるで便意を催したような感覚に
襲われてしまう、というわけなのですね。

 

また、精神的な面にも大きく左右されて
いるかと思います。

 

出産を間近に控えており、
「分娩の際に尿や便が出てしまったらどうしよう」
という思いから、陣痛中である今のうちに行って
おかなくてはと考える妊婦さんも多いはずです。

 

出産に限らず、これからトイレにいけなくなる、
と思うと人はなぜか無性に尿意や便意を
感じてしまいますよね。

 

これと同じで、切羽詰まった状況だからこそ
余計にトイレに行きたくなるということも
あるかもしれません。

 

 

陣痛中にトイレに行っても大丈夫?注意点など

 

では、陣痛中にトイレに行っても大丈夫
なのでしょうか。

 

陣痛の際には尿意や便意を催すもの、と
頭ではわかっていてもいざ痛みに襲われると、
本当にトイレに行っても大丈夫なのか、
万が一その場で産まれてしまったら
どうしようなど不安に感じてしまうかも
しれませんね。

 

結論から言うと、自力で動くことが出来る
状態であれば陣痛中であってもトイレに
行ってかまいません。

 

あまりにも陣痛の間隔が狭まっていない限り、
その場で産まれてしまうということは
まずありませんので安心してください。

 

しかし陣痛中のトイレにはいくつか
注意点があります。

 

まずは自宅で陣痛の間隔が狭まるのを
待っている際、トイレに行きたくなった
場合です。

 

このような時は、トイレにいる際に
陣痛の間隔が狭まっていく可能性があります。
一人でいるときにはすぐにタクシーなどを
呼ぶことが出来るよう携帯電話を持ち込むと
良いでしょう。

 

続いて病院で陣痛中にトイレに行きたくなった
場合です。病院で陣痛が起こっていると
いうことは、ある程度間隔が狭まっている
状態ですね。

 

このとき一番大切なのはトイレのカギを
絶対に閉めないことです。出産間近である今、
何が起きても不思議ではありません。

 

すぐに看護師や助産師の手を借りることが
できるよう、カギは必ず開けておくように
しましょう。

 

また、人によっては子宮口が十分に開いて
いないためいきみを我慢するように
言われることもあるかもしれません。

 

ですので、尿意や便意を催した際には自己判断で
トイレに行かず一度看護師や助産師に相談
するようにしましょう。場合によっては内診を
行ってから判断することも有りますよ。

 

また、陣痛中のトイレは想像以上に大変なもの。
というのも、そもそもお腹が大きく
1つ1つの動作に時間がかかることに加え、
手間取っているうちに次から次へと陣痛の波に
襲われるからです。

 

トイレ内でどうしても辛くなった場合には
このときばかりは恥を捨て、
助けを呼ぶのも1つの手ですよ。

 

 

あまりの痛さにトイレに行けない時の対処法は?

 

陣痛の間隔がどんどん狭まり徐々に子宮口が
開いてくると、お腹の痛みも我慢できないほど
激しく辛いものとなってきます。

 

そうなるとトイレに行きたいのに歩くことも
できない、ようやくたどり着いたものの用を
足すこともままならない、という状態に
なってしまうかもしれません。

 

このように、尿意や便意を感じるのに
陣痛のあまりの辛さにトイレに行けない、
という場合はどうしたらよいのでしょうか。

 

産前産後に関わらず、自力でトイレに
行くことが困難な場合には「導尿」といって
尿道に管を通すことでトイレに行かなくとも
排尿を行うことが可能です。

 

「管を入れる」と聞くと痛いのではないか、
と不安に感じてしまうかもしれませんね。
私は産後に貧血で動くことが出来なかったため
この導尿を行いましたが、管を入れる際に
一瞬違和感を感じる程度でさほど痛みは
感じませんでしたよ。

 

病院によっては尿や便がたまった状態のまま
分娩すると産道を圧迫させる恐れがある
ということで、分娩前に導尿や浣腸を
行うところもあるそうです。

 

また、もしかしたら陣痛中にトイレ以外の
場所で尿が出てしまったり、分娩時のいきみで
排便してしまうこともあるでしょう。

 

しかし看護師さんも助産師さんもプロです。
このようなことは過去に何度もあるのですから、
手際よく清潔にしてくれるはずです。

 

あなただけではないのですから
恥ずかしがる必要なんて全くありませんよ。

 

 

陣痛中にトイレに行きたくなった経験談

 

私も陣痛中、何度もトイレに行きたくなりました。
妊娠後期に入りお腹が大きくなると頻尿に
なりましたがそれとはまた少し異なる感じで、
不安と焦りもあったからかじわじわ、というよりも
急に催すような感覚でした。

 

始め陣痛の間隔が空いていた際には特段
苦労もせず、助産師に確認をとってから
個室内にあったトイレに足を運び
用を足していました。

 

しかし、大変なのは陣痛が5分間隔未満に
なってからです。歩いて数歩で着くはずのトイレに
なかなかたどりつくことが出来ない、やっと
たどり着いたもののすぐに次の陣痛の波が
来るので下着を降ろすことが出来ない、
そうこうしているうちに尿意が限界に達し、
更に破水まで起き床は水浸し…。

 

あまりきれいな話ではありませんが、下着も
分娩着もびしょ濡れになってしまったのです。

 

普段であれば恥ずかしくてどうしようも
ないところですが、その時ばかりはあまりの
お腹の痛さに他のことを考えている余裕など
全くありませんでした。

 

そしてそのままトイレで動けなくなって
しまったため、車いすを持ってきてもらい
すぐに分娩着のみ着替えて分娩室へと
向かいました。

 

後から考えるとトイレを汚してしまって
本当に恥ずかしかったのですが、助産師さんには
「そんなこと全く気にしなくて大丈夫!
よくあることだから」と言っていただけて
安心したことを覚えています。

 

 

陣痛中の尿意や便意は当たり前

 

陣痛中にトイレに行きたくなることは
何も特別なことではありません。
また、あまりの痛さに思い通りに用を足すことが
出来ないこともあるでしょう。

 

しかし、そんなことは全く気にする必要は
ないのです。不安なことや恥ずかしいことは
看護師や助産師に相談してみると良いですよ。

 

このときだけは自分の中の恥を捨て、
何よりも赤ちゃんを無事に元気に産むことを
一番に考えてくださいね。

 

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