陣痛を促進におすすめのアロマ6選〜使用方法や注意点〜
陣痛がくると出産までもう少し!
赤ちゃんに会うために必要なことと
わかっていても、陣痛の痛みは
できるだけ軽く、短いほうがよいですよね。
出産を手助けするため、陣痛促進剤を
使うこともありますが急激に陣痛が
強くなり辛くなってしまうこともあります。
できれば自然な形でお産を進めたいもの。
実はアロマの力で気分を高めたり、
陣痛を促進できることもあるんですよ。
今回は陣痛促進におすすめのアロマや
使用方法、注意点などを紹介します。
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出産時にも役立つ?アロマテラピーとは?
アロマテラピーはAEAJ(日本アロマ環境協会)
によって以下のように定義されています。
アロマテラピーは精油を用いてホリスティックな観点から行う自然療法である。
アロマテラピーの目的は以下の通りである。
1. リラクセーションやリフレッシュに役立てる。
2. 美と健康を増進する。
3. 身体や精神の恒常性の維持と促進を図る。
4. 身体や精神の不調を改善し、正常な健康を取り戻す。
簡単に言えば、植物から抽出した香り成分である
精油を用いて、心身に元から備わっている力を
引き出し、トラブルを穏やかに改善していく
ものなのです。
出産時にアロマを使ってみたい。どうしたらいいの?
最初に確認しておいていただきたいのは
精油とアロマオイルは別物だということです。
精油はエッセンシャルオイルとも呼ばれ、
水やオイルに希釈して用います。
精油そのものは基本的に肌に直接
塗ることはできません。希釈する際にも
必ず容量を守って使用してくださいね。
・吸入法
ハンカチやティッシュペーパーに
精油を1、2滴たらし鼻や口元に
近づけて吸入します。
シミになる場合もありますので
使うハンカチにはご注意を。
肌に直接触れないようにしましょう。
・芳香浴
アロマランプを使う場合には電球で
精油を温め香りを拡散させます。
通常受け皿に精油を4、5滴程度落としますが、
初めて使う場合には少量から試してみましょう。
もっと簡単に楽しみたい場合にはマグカップなどの
耐熱性の容器に熱湯を入れて精油を1、2滴
落とすのも効果的です。
必ず注意してほしいこと
精油は原液です。
一部のものを除いて直接皮膚に
つけることはよくありません。
また希釈したアロマオイルであっても、
分子が小さいので胎盤をとおして
赤ちゃんにまで届いてしまうことがあります。
妊娠中に避けたほうがよい
アロマオイルがあるのは理由の1つです。
それらを嗅いでしまったからといって
すぐに悪影響があるわけではないのですが、
オイルマッサージなど直接身体に取り込む
使い方は妊娠中は避けたほうが無難です。
目的別!陣痛におすすめのアロマ6選
アロマといっても香りやその効能はさまざま。
ここでは陣痛時に効果的なアロマをご紹介します。
※子宮収縮作用があるものが多いので
必ず出産時のみにご使用ください。
【陣痛が始まったばかりのころ】
分娩促進や痛みを緩和する効果のある
アロマがおススメ。
・クラリセージ
(ナッツのようなほのかにスパイシーで甘い香り)
日本人にはあまり馴染みのない香りかな?
と思います。人によっては雨上がりの
アスファルトの匂いみたい、と言われる方も
いらっしゃいますし、私はエスニックな
お香なんかを取り扱っているお店
みたいな匂いがするなぁと思いました。
好き嫌いが分かれるのでお店などで
事前に確かめてみてくださいね。
・ジュニパー(ウッディでさわやかな香り)
ヒノキ科の植物なので、檜風呂の香りに少し
似ていると感じる方が多いのではないでしょうか?
ジュニパーはお酒のジンの香り付けとしても
有名です。宗教的には祈りや癒しのときに用いられて
いたものだそうで神聖な感じがしますね。
【痛みが強くなってきたら】
さらに鎮静効果の高いアロマをプラスしましょう!
・ローズ(深く濃厚でエレガントな花の香り)
バラの花から水蒸気蒸留法で抽出した
ローズオットー(オットーは水を意味します)
は「精油の女王」と呼ばれ、アロマテラピー
における効能も女性的な部分に作用します。
1sの精油を得るために約5000sのバラの花が
必要とされ、たった1滴を得るために
約50本の花が使われる計算になります。
その分お値段が高いのですが、少量でも
香りが強いのでここぞというときに使用しましょう。
・イランイラン(濃厚で甘くセクシーな香り)
イランイランはマレー語で「花の中の花」という
意味があります。エキゾチックで気分を高める
効果があることで有名ですが、緊張をほぐして
リラックスさせる特性があります。
ローズと同様に、香りがかなり強いので
少量ずつ使うようにしましょう。
【陣痛が弱い場合には】
子宮収縮作用のあるアロマの力を借りましょう。
・ジャスミン(魅惑的、甘くて濃厚な花の香り)
ローズが「精油の女王」と呼ばれることは先ほど
紹介しましたが、ジャスミンは「精油の王」
と呼ばれます。心理面では高揚感を誘うため、
出産に対して前向きな気持ちを持てそうです。
少量でも香りが強く、持続性もあるため
少しずつ使うようにしましょう。
・ゼラニウム(バラのようなほのかに甘い香り)
ゼラニウムはハーブ系の植物で、バラの香りに
少しミントを含んだような香りがします。
ジャスミン同様に心を明るく高揚させる効果が
あり、これから陣痛に立ち向かう妊婦さんの
心強い味方になってくれます。
香りの力で陣痛を乗り切ろう
私はアロマテラピー検定1級を持っているの
ですが、いろんな香りを嗅いでみて
思ったことがあります。それはどんなに
効能が素晴らしくとも相性が合わない
香りがある…ということです。
私はバラのような強いフローラル系の香りが
苦手で、下手すると気分が悪くなって
しまいます。でも、フローラル系でも
ジャスミンは大丈夫なんですよね。
出産時の水分補給にジャスミンティーを
飲むと癒されました。
同じように陣痛に効果的なものでも、
香りは様々。ぜひお気に入りの香りを
見つけて、陣痛時のお守りにしてみてください。