臨月なのにお腹が下がらない4つ原因や下げるために出来ること

臨月なのにお腹が下がらない4つ原因や下げるために出来ること

 

経産婦の方に「あら、お腹が下がってきたね。
もうすぐ赤ちゃんに会えるね」と声をかけられた
ことはありませんか?

 

妊娠37〜40週目の臨月(妊娠10ヶ月目)
に入ると、お腹の下のほうが膨らみ、
赤ちゃんが産道に近づいていることが
目に見てわかるようになります。

 

もし、臨月なのにお腹が下がらない
と少し心配になりますよね。

 

今回は、臨月なのにお腹が下がらない
原因や下げるために出来ることを紹介します。

sponsored link

お腹が下がるとは?

 

臨月の妊婦さんのお腹はもうパンパン!
赤ちゃんが大きくなった影響でおへその
位置が一番膨らみ出ベソになってしまう
人もいるくらいです。

 

でも、出産が本当に近づいてくると、
その膨らみの位置はおへそよりもっと下の
下腹部へと移動してくるのです。
これは赤ちゃんが出産に備えている証です。

 

@赤ちゃんが十分に成長し、
頭部を下にして骨盤内に入ろうとする。

 

Aお母さんの子宮頚管が柔らかくなり、
赤ちゃんが通りやすくなる、

 

この2つの条件が揃うとお腹が下がった
状態になります。

 

妊婦さんの実感としてはお腹が下がると
胃のあたりがすっきりしてきます。

 

後期づわりとも呼ばれる吐き気や胃もたれを
感じていた人も楽になる場合が多いです。

 

また赤ちゃんが骨盤内に落ち着くため、
胎動が減ったように感じる場合があります。

 

急に胎動がなくなると赤ちゃんは
大丈夫かと心配になるかもしれません。

 

赤ちゃんは30〜40分サイクルで睡眠を
繰り返しているので、1時間のうちに何度か
胎動を感じるのであれば心配ありません。

 

でも、1〜2時間経っても胎動がない場合には
赤ちゃんが苦しくなっているかもしれないので
お医者さんに相談しましょう。

 

関連記事
子宮口を柔らかくする運動やその他の効果のある方法
後期つわりはいつからいつまで?〜実際の経験談や対処法〜

 

お腹が下がらないのはなぜ?

 

臨月なってもお腹が下がらないのには
いくつか原因があります。

 

・子宮頚管、子宮口が硬い
体質として、子宮頚管や
子宮口が硬い方がいます。

 

赤ちゃんが下がってこない場合、
1番多いのがこの理由です。

 

特に初産婦の場合、
その傾向が高いようです。

 

子宮口を柔らかくする注射を
打つこともありますが、普段の生活で
改善できることもあります。

 

その1つとして医師に運動を
すすめられる方も多いようです。

 

関連記事
臨月に子宮口が柔らかい、硬い違いは?開かない時の対処法

 

・子宮筋腫など病気の影響
子宮筋腫を持っている妊婦さんの場合、
最初は小さくても赤ちゃんの成長ととともに
大きくなってしまうことがあります。

 

筋腫が大きくなると赤ちゃんが
下がるのを邪魔するため、事前に
わかっている場合には予定帝王切開を
選択し出産と同時に筋腫の切除を行う
場合もあるようです。

 

 

・児頭骨盤不均衡
赤ちゃんの頭とお母さんの骨盤の
大きさが釣り合わず、スムーズな
お産が妨げられる状態を
「児頭骨盤不均衡」といいます。

 

@お母さんの骨盤が小さかったり、
変形している場合
A赤ちゃんの頭が大きい場合、
Bもしくは@とAの両方の要因が考えられます。

 

お母さんが低身長で、骨盤が小さいと
予想される場合には事前にX線を使って
確認し、予定帝王切開となることがあります。

 

ただし、分娩前に確実に診断することは
難しく、自然分娩から緊急帝王切開へと
切り替わることもあります。

 

 

・へその緒が絡んでいる
陣痛がつき出産がはじまっても赤ちゃんが
降りてこないという場合がまれにあります。

 

私の長女の場合は出産予定日を目前
にし、推定体重が3,800gと大きめなのに
全く出産の兆候がないため、バルーンと
促進剤で出産を試みました。

 

しかし、赤ちゃんは依然として高い位置のまま。
結局、微弱陣痛になってしまい、赤ちゃんが
苦しいだろうということで緊急帝王切開に
なりました。

 

生まれてみれば、赤ちゃんの首には
へその緒がまきついており、降りて
これなかったのだろうということでした。

 

私の友人のお子さんはへその緒を
たすき掛けにしていて難産だったようですが、
普通分娩で出産しました。

 

このようなケースもあるのですが、
事前にわからないのが厄介ですね。

 

 

お腹を下げるためにできる運動

お母さんの体質として子宮頚管や
子宮口が固い場合、赤ちゃんがスムーズに
下がってこれるように手助けすることも
大切です。出産日が近づくと、定期検診で
「もっと動くように」と言われて焦る方も
多いのでは?

 

臨月の妊婦さんにおすすめの運動を
いくつか紹介しますが、赤ちゃんは本来、
自然におりてくるものなので無理は禁物ですよ。
参照:陣痛を促進におすすめする4つの体操とストレッチ

 

・ウォーキング
目安は30分〜1時間程度です。

 

立っているだけでもお腹に重力が
かかるので、赤ちゃんが下がるのに
有効なのですが、ウォーキングはただ
立っているよりも風景が変わるので
気分転換になります。

 

ただ万一のことに備えて、
母子手帳、保険証、携帯電話は
忘れずに持っておきましょう。
参照:臨月中の散歩やウォーキング距離のベストは?必要性や注意点

 

・スクワット
足をしっかり開いて膝が床と
平行になるくらいまで腰をおろします。
ゆっくりでかまわないので、
徐々に回数を増やしてみましょう。
参照:臨月にスクワットが良い理由や効果は?簡単なやり方を紹介します

 

・雑巾がけ
四つん這いは妊婦さんにとって
比較的楽な姿勢です。股関節が柔軟になりますし、
家もきれいになって一石二鳥ですね。
参照:臨月に雑巾がけすると安産になる?良い理由や姿勢について

 

 

・階段昇降
お腹が大きくて足元が見えにくいので、
手すりをしっかり掴むなど十分注意
して行いましょう。踏み台を準備して
昇降運動をするのも同様の効果がありますよ。

 

 

焦らなくて大丈夫!ゆったりした気持ちで赤ちゃんを待ちましょう

 

臨月までは赤ちゃんを大事に
お腹で育てることが1番だったのに、
急に運動を進められて驚く方もいるでしょう。

 

赤ちゃんが十分に大きくなったら、
今度は安全に生まれてこられるように
体力をつけたり、赤ちゃんが
下がってくるためのお手伝いを
するのが臨月のお母さんの役目です。

 

安産力を高める 骨盤ケア

 

こちらの本書は、安産のためにできる体操や
ストレッチがイラスト付きで載っております。

 

著者の方がトコちゃんベルトの開発者の方で
私も助産師さんにすすめられ、口コミも良かった
ので読みましたが、ストレッチの他にも陣痛時の
乗り切る方法や産後の骨盤ケアなども書いており
大変参考になりました。

 

お産の流れは人それぞれ

 

「まだ高い位置にいるね」という
診察を受けた翌日にはもう出産!

 

なんてこともあるので
全くお腹が下がらないからと焦らず、
可能であれば赤ちゃんが自分の
タイミングで出てこられるよう、
ゆったりした気持ちで過ごしたいですね。

 

関連記事
臨月、お腹が重い、苦しい時に楽にする方法と注意点
臨月、お腹の痛みや張りの原因や注意すべき症状について
臨月、お腹がかゆい原因は?〜試して効果があった解消法〜
臨月、お腹の大きさや胎児の大きさは比例する?平均や経験談
臨月、お腹が張らないのは大丈夫?お腹が張る感覚や対処について

関連性のある記事