陣痛で救急車を呼ぶべき4つの状況〜ケース別の冷静な対処法〜

陣痛で救急車を呼ぶべき4つの状況〜ケース別の冷静な対処法〜

 

陣痛で救急車を呼んだという話を
聞いたことがありますか?
そもそも陣痛で救急車って、
呼んでもいいものなのでしょうか?

 

陣痛が訪れたその時、手伝ってくれる人が
側にいれば相談できるけれど、一人では
その痛みと不安で冷静さを欠きパニックに。

 

ついつい救急車に助けを求めたくなって
しまう場合もあると思います。

 

 

今回は陣痛や、出産間近で救急車を呼ぶべき時、
呼ぶべきではない時について
考えていきたいと思います。

 

sponsored link

救急車の役割

 

救急車はその名の通り、
救急で医療を受けるべき時に要請するものです。

 

生命の危機に繋がるような時は、
出来るだけ早く医療措置を受けなければなりません。

 

例えば、事故など身体に大きな衝撃を受けたとき、
脳内出血を疑うような吐き気やけいれんがあるとき、
気道や呼吸や心臓の働きに異常の疑いがあるとき、
そして広範囲の火傷の時などが該当します。

 

逆に、スタスタと歩けるような状態の時の
安易な救急車の要請は、救急隊員の疲弊や、
本当に救急車を必要としている人への
救急車不足といった事態を招いてしまいます。

 

政府広報では、救急車の要請に迷ったときは、
アプリ「Q助」や「#7119」の利用を推奨しています。

 

 

基本は陣痛では救急車を呼んではいけません

 

陣痛開始の定義は簡単にいうと
「このまま続けば出産にたどりつくような
痛みを伴った子宮の張りが、一時間に6回以上、
または10分に1回ごと続いている状態」です。

 

つまり、陣痛には必ず、一定の休憩時間があります。
赤ちゃんが生まれる直前まで、
それは消えることはありません。

 

そのため、陣痛と次の陣痛の間は、
ほっと一息つくことができ、その間に、
病院に電話をしたり、タクシーを呼んだり
できるのです。

 

このような、通常の経過の陣痛の場合、
前述の救急車の要請項目に
当てはまらないため、救急車を要請してはいけません。

 

どんなに痛みを感じても、収まる時間がありますので、
しっかりと深呼吸をして、心を落ち着かせましょう。
痛みが収まっている間に、妊婦検診を受けている
病院に電話をしてください。

 

経産婦さんなら約15分おきの陣痛、
初産婦さんなら10分おきの陣痛が、
病院へ行く大まかな目安です。

 

産婦本人が電話口に出ることで、
医療者は声や呼吸の様子で進行具合を判断し、
来院か、自宅で待機の指示を出します。

 

臨月になる前に、電話の近くに電話番号の
一覧表を作って貼っておきましょう。
(#7119、タクシー会社、病院、連絡を取りたい人など。)

 

陣痛が来なくても、破水が先に来ることもあります。

 

そんなときも大丈夫。
清潔なナプキンや大人用おむつ、
なければバスタオルを当てて、病院へ連絡をしてください。

 

抗生物質を飲む必要があるため、
入院の指示があるはずです。

 

 

陣痛で救急車を呼ぶべき時もあります

 

では、救急車を呼ぶべきの陣痛とはどんなものでしょうか。

 

一つ目は、赤い出血が多くあるときです。

 

通常の陣痛では「おしるし」と
呼ばれる少量の出血は見られます。

 

おしるしはどんなに多くても、
生理用ナプキンで収まるくらいのもの。
産婦の顔色が悪くなるほどの出血は異常のサインです。

 

サラサラした鮮血が膣からたくさん
出るようなときは、常位胎盤早期剥離が疑われます。
母児の生命に関わるので、すぐに救急車を
要請してください。

 

 

救急車を呼ぶべきときの二つ目は、
家で赤ちゃんが産まれそうになっているときです。

 

通常、閉じている子宮口は痛みと
共に徐々に開いていきます。
痛みが徐々に増し10センチメートル
まで開いたときに、やっと赤ちゃんが
産まれてきます。

 

しかし、子宮口が開きやすい妊婦さんが、時々います。
本人も気づかないまま子宮口が
開いており、なんかお腹が痛いなと
思ったら、すでに赤ちゃんの頭が
膣から出かかっているようなことがあります。

 

お通じの時と似たお腹の痛みの感覚なので、
下痢かと思いトイレで息んだら、
赤ちゃんの頭が降りていたという状況もよくあります。
そんな時は、救急車を要請してください。

 

あなたが万が一、その状況にあるときには、
清潔なバスタオルを何枚も用意しましょう。
救急車到着までに、息みたくなり、赤ちゃんが出てきます。

 

出てきたら清潔なタオルで赤ちゃんの身体を拭き、
羊水を拭き取ります。

 

それとは別のバスタオルでしっかりと赤ちゃんを包み、
冷やさないようにします。
その後胎盤が出てきますので、
産婦さんは仰向けに安静にしていてください。

 

出血が多くないことを祈りつつ救急車の
到着を待ってください。
赤ちゃんが産まれた後、介助者がいれば
できればお腹に氷枕を乗せておくと
子宮収縮のために良いです。

 

清潔なバスタオルを膣にナプキンのように
当てておき、出血を吸収させておいてください。

 

 

救急車を呼ぶべきときの三つ目は、
破水と同時にへその緒が出てきてしまったときです。
これはめったにおこらないことです。

 

逆子(本来頭が地面側を向いているべき赤ちゃんが、
頭が天側を向いている状態)の場合などに起こり得ます。

 

逆子などの場合、本来子宮口付近には
ないはずのへその緒が、破水と一緒に
膣の方へ出てきてしまうことがあります。

 

赤ちゃんの身体より先にへその緒が
出てきてしまうことは、赤ちゃんの心拍数が
下がってしまうことを意味します。

 

そのままの状態が長くなればなるほど、
赤ちゃん生命は危機にさらされます。
一秒でも早く病院へたどり着いてください。

 

最近はそうならないうちに、帝王切開の予定を
立てて、予定日より早めに出産を
するようにしています。

 

 

救急車を呼ぶべきときの四つ目は
途切れ目のない強い陣痛です。
これもめったに起こり得ないことですが、
息をつく暇もないほどの強すぎる
陣痛が続いてしまうときがあります。

 

薬によって誘発される強すぎる陣痛や、
何らかの異常で子宮が破裂して
しまうときに起こります。

 

途切れ目のない、強すぎる陣痛は異常の
サインです。母児に危険が迫っていますので
すぐに病院に行かねばなりません。

 

 

タクシー会社のサービスなどの利用を

 

近年、東京都内を初めとして、
妊娠中や陣痛の時、そして乳幼児健診時に
使えるタクシーがあります。

 

予め登録をしておくと、産婦さんの個人情報や、
かかりつけの病院の場所など、
運転手さんに言葉として言わないでも
すぐに連れていってもらえるタクシーです。

 

私も登録カードを作ってもらったことがあります。
急な破水や嘔吐などに、対応できるよう、

 

シートが防水になっていたり、
運転手さんが基本的な救命講座を
受けている会社もあるそうです。
通常のタクシーよりも、安心感がありますよね。

 

 

異常を感じたら救急車を呼びましょう

 

これから赤ちゃんを迎える予定の産婦さん。
一番大切なのは赤ちゃんを無事に、
安全に出産できることですよね。

 

出産は非日常的なことです。
人生のうちに数回しか
経験しない出来事でしょう。

 

ですから、冷静になることは難しいと思いますが、
自分では判断できない状態におかれたら、
まず、助けを求めてください。

 

病院でも、#7119でも、アプリ「Q助」でも構いません。
通常の陣痛や出産の経過ではないと
感じたら迷わず救急車を要請してください。

 

元気な赤ちゃんの出産となりますことを願っています。

 

関連記事
臨月に病院へ電話、行くタイミングは?〜行く時の服装は?〜
陣痛中の過ごし方や実際に役に立ったおすすめのアイテム
陣痛がきた時、お風呂、シャワーに入るべき理由とNGな場合
臨月、陣痛が来ても子宮口開かない原因や試して欲しい対処法

関連性のある記事