陣痛の始まりの痛みは?〜陣痛から出産までの流れや乗り切るコツ〜
妊娠10ヶ月に入ると、出産まであと少しです。
いよいよ待ちに待った赤ちゃんとの対面が
すぐそこにやってきます。
いつ産まれてくるか毎日が
楽しみになってくる反面、
出産に対し不安を感じる
お母さんも多いと思います。
陣痛がきたことに気づくのか?
痛みに耐えられるのか?
そんな不安を取り除き、
リラックスした状態でお産を迎えましょう。
今回は、陣痛の始まりの痛みや乗り切る方法
などをご紹介します。
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陣痛とは何か?
陣痛とは子宮の筋肉が収縮し、
月経痛が激しくなったような
痛みが訪れます。
それは、子宮が赤ちゃんを
外の世界へ送り出そうとする
母体の力なのです。
陣痛がおこることでだんだん
赤ちゃんが下にさがり、
子宮口が広がることでお産がすすみます。
・前駆陣痛
お産が近づくと、不規則な
お腹の張りや痛みを感じることがあります。
これを、「前駆陣痛」といいます。
陣痛と同じようにお腹の張りや痛みを感じますが、
安静にしているうちに痛みはおさまります。
陣痛とは別のものですが、
前駆陣痛の刺激を受けて子宮口や
産道が柔らかくなるので、決して無駄な痛み
というわけではありません。
陣痛の予行練習と思って安静に過ごしましょう。
いざ陣痛が始まると焦ってしまうことがありますが、
陣痛がきたからといってすぐに赤ちゃんが産まれる
わけではありません。
焦らず落ち着いて行動をするようにしましょう。
陣痛の始まりの痛みはどんな感じ?間隔は?
最初は時間も痛みも不規則ですが、
痛みが強まり規則正しい
間隔で痛みが訪れるようになると、
本格的な陣痛の始まりです。
最初は月経痛のような耐えられる弱い痛みですが、
間隔が15分、10分と狭くなるにつれて徐々に痛みは
増してきます。
間隔が10分になったあたりで
産院に連絡を入れるようにしましょう。
実際の出産には、間隔が
10分をきってから初産なら
約10〜15時間、経産なら約4〜6時間かかります。
出産は長丁場で時間がかかるため、
体力をつけておくことが大事です。
陣痛は痛みがずっと続いているわけではありません。
痛みがおさまっている間に、食事をとったり、
お風呂に入って気分転換をするようにしましょう。
また、入院準備の確認をしておきましょう。
陣痛〜出産までの流れ
・準備期
陣痛は5分〜10分間隔で20秒〜30秒痛みが持続します。
このとき子宮口は2.0cm〜3.0cm開いています。
骨盤あたりに圧迫感が出ます。
赤ちゃんが下に下がってくるので、足の付け根あたりが
突っ張ったり、おしるしや破水がおこることがあります。
まだ間隔があいていますので、リラックスして過ごしましょう。
・進行期
陣痛は2〜5分間隔で30秒〜40秒痛みが持続します。
このとき子宮口は4.0cm〜7.0cm開いています。
子宮の収縮を感じるようになります。
腰痛を感じる部分が下に移動し、
筋肉がつったり、背中が痛くなる場合があります。
自分に合った呼吸法と姿勢で陣痛を和らげましょう。
また、助産師さんや家族にお腹をさすってもらったり、
腰や背中を押してもらうと楽になります。
・移行期
陣痛は1分〜2分間隔となり40秒〜60秒痛みが持続します。
子宮口は8.0cm〜10.0cm(全開)まで開き
陣痛が最も激しくなる時期です。
腰痛がひどくなり、自分自身の体温調節ができず、暑さや
寒さを感じたりします。
呼吸法によって痛みを逃しましょう。
いきみたくなることがありますが、子宮口が全開(10.0cm)
になるまで我慢します。
分娩室に移動すると、いよいよ出産です。
医師や助産師の合図でいきみます。
立ち合いの場合は、お父さんはお母さんの手を握って励まして
あげてください。
ただ手を握り「頑張って」と声をかけるだけでもお母さんは
安心できます。
また、分娩中はとても喉が渇くので時々水分補給をしてあげましょう。
みんなで産まれてくる赤ちゃんを手助けするような気持ちで
望みましょう。
陣痛を乗り切るコツ
陣痛の痛みは人それぞれ異なります。
自分に合った呼吸法と姿勢を見つけることが大切です。
陣痛が強くなるにつれ痛む場所も変化していきます。
自分が楽な姿勢をいろいろ試し、マッサージやツボ押し、アロマテラピー
などで痛みを柔らげる工夫をしましょう。
また、深呼吸をして赤ちゃんに十分な酸素を送ってあげましょう。
お母さんが息を止めてしまうと、赤ちゃんはとても苦しいです。
赤ちゃんも子宮の収縮で全身痛いのです。
一緒に頑張っていると思って、赤ちゃんに声をかけながらリラックスして
陣痛を乗り切りましょう。
陣痛を乗り越え素敵な出産を
陣痛は待ちに待った赤ちゃんとの対面に必要なものです。
痛いのは赤ちゃんも同じ。
必死にお腹の中から外へ出ようとしている証拠です。
周りの人たちからもサポートをしてもらい、できるだけ
リラックスした状態で陣痛を乗り越えましょう。
愛おしい我が子に会えるまでもう少しですよ。
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