陣痛の正しい測り方や病院に行くタイミングについて
妊娠後期になると、産院などで
陣痛や分娩の進み方についての
説明があるかと思います。
陣痛が10分間隔になったら
連絡をしてくださいね!
なんて言われるかと思いますが
陣痛ってどうやって測るの?
説明を受けたけれどいまいちよく分からない!
という方もいらっしゃるかもしれませんね。
陣痛の間隔を測ることはどれだけ分娩のときが
近づいてきているかを知るために大切なことです。
いざ!という瞬間を迎える前に
もう一度陣痛の測り方について詳しくやり方を
おさらいしておきましょう!
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陣痛を測るってどういうこと?
陣痛は痛みがずっと持続するわけではありません。
出産に向けて子宮が収縮するのに合わせて
お腹がギューっとしぼられるような痛みが押し寄せて
しばらく続いた後に波が引くように痛みが薄れていきます。
そしてしばらくたつとまた痛みが襲ってきて
しばらく続いて引いていくというように
まさに波のように寄せて引いての連続になります。
痛みが来てから次の痛みが来るまでの時間が
いわゆる「陣痛の間隔」ということになります。
痛みが来てから痛みが引くまでの時間ではないので
間違えないように注意してくださいね!
陣痛の初期段階ではこの間隔がバラバラですが
だんだんと規則的かつ間隔が短くなり
お産へと繋がっていきます。
陣痛の間隔を測る際、時計を見ながら
痛みがきた時刻を紙に記入するなどしてもいいですが
最近ではスマートフォンのアプリなどで
手軽に陣痛を測ることができます。
痛みが出たらボタンを押し
おさまったら再度ボタンを押すだけで
陣痛の来た時刻や痛みの持続した時間
そして陣痛の間隔を記録してくれます。
ボタンを押すだけで簡単ですし
無料で使用することのできるものがほとんどですので
スマートフォンをお持ちの方は
出産が近づいたら、アプリを準備しておくことを
おすすめします。
どのタイミングで病院に行けばいい?
陣痛が来て、どのタイミングで産院に行くかは
それぞれ事前に指導があるかと思います。
恐らくは陣痛の間隔が5〜10分間隔になったら
と言われることが多いかと思います。
初産の方に比べて、出産経験のある方は
お産の進みが速いケースが多いので
より陣痛の間隔が開いているうちに産院に来るように
言われるかと思います。
いずれにしても産院に行く前には
まず電話で連絡するのがルールだと思いますので
しっかりと陣痛の間隔を測り、電話口で
「いつから陣痛が始まって、今どれくらいの間隔です」
ということを伝える必要があります。
それによって「すぐに来てください」と言われたり
「もう少し自宅で様子を見てください」と言われたりします。
私は陣痛が来た際
間隔は5分で短いけれど
痛みがあまり強くないという状態でした。
その旨を病院に向かう前に産院に電話で伝えたところ
「あと1時間ほど自宅で様子を見てください。
もし変化があったらすぐに連絡を」との返答でした。
そして1時間過ぎるのを待つ間に
徐々に痛みが強くなり
破水して一気に陣痛の痛みがきつくなって
即連絡、産院に向かってすぐに出産となりました。
このように陣痛の間隔が短くても
痛みが強くない場合は自宅で様子見ということもあります。
陣痛が来たからと言ってすぐに産院に行ってしまうと
「まだ間隔が長いから一旦帰りましょう」と
痛みを抱えながら、家と産院を往復する羽目になってしまうことも。
判断に迷う場合は、まず産院に連絡するようにしましょう。
本陣痛と前駆陣痛の違い
気をつけなくてはならないのが
お産につながる本陣痛の他にも
前駆陣痛と呼ばれるお産にはつながらない
いわば予行演習のような陣痛があることです。
前駆陣痛は偽陣痛とも言われており
子宮口が開くわけではないのでお産には繋がりません。
前駆陣痛か本陣痛か判断することができず
痛みが来たから病院に連絡したけれど
向かっている途中に痛みが遠のいてしまったということも
少なくないそう。
この前駆陣痛は全ての妊婦さんが経験するものではなく
個人差のあるもののよう。
実際私は二度の出産共に前駆陣痛は経験しませんでした。
本陣痛か前駆陣痛かを見極めるためにも
先程ご紹介した陣痛の間隔を測ることが大切になります。
本陣痛は最初はバラバラでも、徐々に間隔が一定になり
短くなっていきます。
しかし前駆陣痛は間隔が不規則かつ時間がたっても短くならないという
特徴があります。痛みの強さも強くなったり弱くなったりするようです。
きちんと間隔を測っていれば、本陣痛なのか前駆陣痛なのかを
より正確に判断することができます。
陣痛が来ている間の過ごし方
陣痛が来て間隔を測っていても
間隔が長かったり、バラバラだったりするうちは
まだ産院に足を運ぶ必要はありません。
先程ご紹介した前駆陣痛の可能性もありますので
しばらく自宅で様子を見ることになります。
陣痛の合間には入院に必要な準備をしたり
場合によっては軽い食事をしたり過眠をとるなどして
お産に備えます。
お産にかかる時間に関しては
出産回数や赤ちゃんの大きさなどによって
人それぞれ大きく異なります。
産院に着いてからすぐ生まれたという人もいれば
なかなか子宮口が開ききらずに2日近く陣痛に
苦しんだという人も。
どれくらい時間がかかるかは分からないものなので
できるだけ身体を休められるときに休めておくことが大切です。
体力温存に努めましょう。
陣痛が来ている間は痛みから身体に力を入れてしまいがちですが
私個人の間隔では、力を抜いたほうがより身体が楽に感じられました。
助産師さんに事前に
「痛みが来たら、プールに浮かんでいるときを思い浮かべながら
身体の力を抜くこと!」と言われていたので
実践してみての体験です。
いきみ逃しの呼吸方法やツボの場所、押し方など
お産に向けての指導などで説明があるかと思いますので
周囲のご家族にも手伝ってもらいながら
実践してみてくださいね。
もちろん陣痛の間隔を測るのもお忘れなく!
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陣痛、正確に測りましょう!
陣痛を測るということは
その痛みが前駆陣痛なのか本陣痛なのかを判断し
どれくらいお産が進んできているかを知るための
指標にもなります。
痛みが来ているときには余裕がなくなって
自分では記録をしたり測ったりすることが
難しいという場合もありますので
ご家族の方にも測り方を知ってもらって
いざというときにサポートしてもらえるような
状態にしておくと安心です。
本陣痛が来ればもう赤ちゃんとのご対面はまもなく!
痛みに負けず、落ち着いて挑んでくださいね!