妊娠後期、便秘の原因、解消法は？薬の使用について

 

妊娠がわかってから、
出産までの期間の３分の２が過ぎた
妊娠後期に入るとお腹も大きくなるので、
赤ちゃんに会えるという実感も
どんどん大きくなっていく頃ですよね。

 

赤ちゃんの洋服や雑貨などを揃え、
楽しみな気持ちが膨らむ反面、
お腹が大きくなって
普通の生活ができないことで
ストレスを感じることもあるかと思います。

 

マイナートラブルの一つに
妊娠がきっかけの便秘があります。

 

今回は、便秘になる原因と、
妊娠後期の便秘に適切な薬の使用や解消法を
ご紹介します。

妊娠後期の辛い症状

 

妊娠後期に入ると、
今までの妊娠期間とは違う
お腹が大きいからこそ起こる
マイナートラブルがあるかと思います。

 

まだ小さい上の子を見ながらの
二人目以降の妊娠の場合には
自分の自由が奪われるどころか、
遊んであげられないという辛さなどの
悩みも出てくる頃ですよね。

 

むくみや体重の増加、
妊娠線ができてしまったりなど
ストレスも感じやすい時期です。

 

私の二人目の妊娠後期は、
切迫早産により安静生活だったので、
上の子と遊ぶどころか、
気分転換に外に出るということさえ
できなくて毎日イライラしていました。

 

動かないことにより、
腸の動きも悪くなり、
便秘にもなりました。

 

便が溜まって苦しいのか、
お腹が張って痛いのか区別がつかずに、
心配になった時期もありました。

 

 

妊娠後期の便秘

 

妊娠後期に便秘になってしまう原因は様々あります。

 

一つは、
妊娠後期に入ってお腹が大きくなることによって、
動くことが少なくなったり
動作がゆっくりになることによって
腸が刺激されにくく、
便意を感じなくなってしまうことです。

 

実際に私も、
安静生活に気を遣うあまり
最低限の動きしかしなかったので
毎朝の排便は皆無となりました。

 

切迫早産で妊娠中の同じ部屋の人たちは、
みんな同じく便秘の症状で苦しんでいました。

 

二つ目には、
ホルモンの関係が挙げられます。

 

特に、羊水や母乳への循環のために
黄体ホルモンは水分を溜めこみやすく、
子宮に刺激を与えないように
腸の運動を弱くしてしまうこともあります。

 

このホルモンの分泌によって
妊娠中は前期を通して
便秘になりやすい体ではあります。

 

さらに、
お腹が大きくなり便が押されることで、
通りが悪くなるということも原因になります。

 

このように、妊娠後期の腸は
水分が少なく圧迫も受けるので
便秘は避けられない症状ともいえるかと思います。

 

 

便秘解消に良い食生活

 

切迫早産により、
妊娠後期をほとんど寝ころんで過ごしていた私は、
運動で腸を刺激するわけにはいかなかったので、
飲み物や食べ物で腸の運動を活発にできるよう
毎日の食生活を考えながら過ごしました。

 

納豆やヨーグルトなどの発酵食品を摂ってみたり
キャベツを食べてみたりしましたが、
これが効くという実感はいまいち感じませんでした。

 

あれこれ考えて食事に気を使うよりも、
毎日1杯の味噌汁がお腹を温め、
なんだか気持ちが楽になるきっかけになりました。

 

便秘にはストレスも関係しています。

 

長くトイレに座ることは、
妊娠中にはおすすめできません。

 

一定の時間座ってみて、
出ないようならあきらめて
ストレスを発散できるなにかを
考えることをおすすめします。

 

私のように、
妊娠前には毎日排便があった人は特に
1日出ないだけでも気持ちが沈み、
苦しい思いからストレスを感じやすいと思います。

 

1日出ないことがそんなに悪いことではないと
検診で言われました。

 

排便がきっかけでストレスを溜めて
お腹が張ってしまうことのほうが危険だと。

 

食生活で改善がないなら、
薬の処方もできるということを聞き
とても安心したことを覚えています。

 

 

辛い時は薬に頼ることもひとつの手

 

便秘解消の薬など、
妊娠前には全く無縁だった私は
便秘が原因で薬を飲むということに
とても抵抗があり、
なかなか先生に処方を
お願いすることができずにいました。

 

友人に相談したところ、
妊娠後期の便秘はお腹の張りにもつながるから
ある程度の排便がないのであれば
薬を飲んでみたらすっきりするよと
アドバイスをもらいました。

 

その後、
勇気を出して先生に処方をお願いしました。

 

これが大正解だったのです。

 

マグネシウムを主に配合された
安心できる便秘薬をいただき、
この薬は自分で体調に合わせて飲むことができたので
お腹が痛くなる排便ではなく、
毎朝快調というすっきりした効き目でした。

 

やはり腸がすっきりすると、
お腹の張りも楽になりました。

 

入院中の張りを調べる機械でも、
便が出た後は明らかに張りが少ないことを実感しました。

 

しかし、
腸というのは敏感なもので、
薬に頼りすぎると出産後も自然な排便が
なくなってしまうことがあるそうです。

 

ポイントとしては、
薬を飲むことは危険なことではないので
頼ることは間違いではないのですが、
毎日の食生活や運動に気をつけることが
第一の目標であるということだと思います。

 

 

便秘の辛い症状、我慢は禁物

 

いかがでしたでしょうか。

 

妊娠中は薬の服用には慎重は気持ちが必要です。

 

しかし、
便秘の症状によっては
薬の服用が助けになるということを
覚えていてほしいと自らの体験を通して思います。

 

腸と子宮はとても近い位置にあり、
腸が張ることで、子宮に刺激が加わり、
お腹の張りに繋がってしまいます。

 

妊娠後期のお腹の張りは、
早産に繋がるなど、
赤ちゃんにも影響が出てしまうので、
何日も出ずに、ひどく便秘に悩んだ場合には、
必ず検診の時に先生に相談をして、
こころも体も軽く感じられる
生活を送ることをおすすめします。

 

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