妊娠後期のお腹の張りは大丈夫?原因や心配な5つの項目

妊娠後期のお腹の張りは大丈夫?原因や心配な5つの項目

 

妊娠後期に入ってくると、
お母さんのお腹も随分と目立ってきます。
そろそろ出産準備に入っても良い頃ですね。
後期に入ってくると、「お腹は張りませんか?」
という言葉をよく聞きます。

 

お腹が張っている状態は
妊婦さんにとっては良くあることですが、
中にはお腹が張っているのかどうか、
いまいち分からないという方も
いるようです。

 

妊娠中のお腹の張り。
どうして起こるのでしょう?
張ってしまった時は
どのようにしていればよいのでしょうか?

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妊娠後期のおなかの張りの原因

 

お腹が張っている状態とは
どのような感じかわかりますか?
いつも自分でお腹を触っていれば
分かると思いますが、本当に硬く
なっているのです。

 

感じ方は人それぞれで、
膨らんだ風船のように張り詰めた感じ、
お腹が硬く突っ張ったように感じる、
息苦しくなる等など、様々です。

 

張りの原因ですが、子宮は筋肉で
出来ていて、子宮が刺激を受けると、
子宮の筋肉が緊張して硬くなるのです。

 

医学的には子宮収縮と呼ぶようですが、
子宮収縮を出産前の陣痛が起こる
プロセスと考えるお医者さんも
いらっしゃるので、なかなか正確には
普段の張りとの違いを説明するのは
難しいようです。

 

要するには、子宮の筋肉が硬くなる
ということのようですね。

 

 

妊娠後期のおなかの張りはどのような時

 

妊娠後期になってくると
お腹が張りやすくなると言われて
いますが、一般的にどのような時に
張りやすくなるのでしょう?

 

・長時間動いていた時
・長時間立っていた時
・長時間同じ姿勢でいた時
・スポーツをした後
・締め付けのきつい服を着ている時
・性交渉

 

長時間同じ姿勢を取っていると、
血流が悪くなります。
また、一日中動きまわっていて、
体は大丈夫だと感じていても、
子宮に負担がかかっていることもあります。
また、今までは
スポーツもできていたからと言って、
大きなお腹のまま運動していると、
今まで以上の負担が体にかかってきます。

 

パートナーとの性交渉も後期に入って
くると、子宮を刺激することになります
から、お医者さんからOKがでていた
としても、注意が必要です。

 

妊婦さんは妊娠後期にお腹が
どんどん大きくなってきて、
全身の血流も悪くなってきています。

 

今までと同じような日常を送って
いても、子宮の筋肉は緊張しやすく
なってきているので、妊娠後期は
特にお腹が張りやすいと言われています。

 

張りがわからないという方は、一日一回でも
お腹をマッサージしてみてください。
柔らかいお腹を感じられると思います。
胎動で赤ちゃんの体の一部をお腹の
上から感じることがありますよね。

 

その時はおなかが柔らかくなっています。
ぜひ、自分で触って、感覚をつかんでいて
くださいね。

 

 

妊娠後期のおなかの張り、心配な張りは?

 

では、お腹が張るから、ずっと
大人しくしていなければならないのか、
というと、そんなことはありません。
健康の為にも、多少の運動は必要ですし、
家の中に閉じこもっていれば、精神的に
も良くありません。

 

お腹の張りには、心配な張りとそこまで
神経質にならなくても良いものがあります。
こちらの項目に一つでも思い当れば、
すぐに病院へいってください。

 

・出血や痛みがある張りの場合
・30分程度休んでも張り続けている場合
・間隔を空けて規則的に張る場合
・ガチガチに張っていて違和感を感じる場合
・胎動を感じなくなった場合
です。

 

また、いつもの張りと違って感じる場合や
不安がある場合は、病院へ連絡しましょう。
切迫流産や、早産、常位胎盤早期剥離等の
可能性があります。
常位胎盤早期剥離は一刻も争う危険な事態
になることが多いため、お腹が固形物の
ように固くなって、出血を伴う痛みが
収まらない場合はすぐに病院へいってください。

 

 

妊娠後期のおなかの張り、対処法

 

お腹が酷く張っていると、心配な症状に
至ってしまうことがあります。
先ほどのように、診察を受けた方が良い
場合もありますが、そうでない場合は、
どうすればよいのでしょう。

 

まずは、安静にすることです。
安静にするとは、
横になって休むということです。

 

家にいて、ゆっくりしているから、大丈夫
ということではありません。
必ず楽な姿勢で横になりましょう。
椅子に座っていても、お腹が圧迫されて、
休んでいる状態になっていないことが
あります。

 

ちょっとだから、洗濯を入れて、
洗い物をしてから・・・。というのでは、
体は休まっていないのです。
まずは、休んでお腹の緊張がほぐれてから
少しずつ動きましょう。

 

外出先で横になれる場所がない場合は、
少しでも早く椅子に腰を下して、お腹を
楽にしましょう。
頻繁に張りを感じている方は
妊婦検診の時にお薬を処方してもらう
と良いでしょう。

 

お薬に対して抵抗のある方もいらっしゃる
かもしれませんが、産婦人科で処方される
お薬は赤ちゃんへの影響はありません。
無理をせず、体を楽にすることが一番
大切です。

 

私も張りがひどく、張り止めの薬を
持ち歩いていました。
張りが強くなった時に飲んでいましたが、
このお薬を持っているというだけでも、
精神的に気持ちが楽になりました。

 

 

妊娠後期、おなかの張りの原因や対処について

 

お腹が張りやすい妊婦さんにとっては、
お腹は妊娠中ずっと張っていた、という
イメージもあるほど、お腹の張りは
妊婦さんにとって日常的なものかもしれません。

 

張りが起こる度に、いちいち大騒ぎ
していたら生活できなくなりますよね。
でも、日常的に起こるからこそ、
異常時があることも頭の片隅に
置いておいてください。

 

赤ちゃんとお母さんを守るために
必要な知識です。
そして、あまり神経質にならず、
残り少ない赤ちゃんのいるお腹を
堪能してください。
胎動を感じられるのは感動的ですよね。
素敵なマタニティライフをお過ごしください。

 

 

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