妊娠初期のつわり時、オレンジジュースが良い理由や栄養素について

妊娠初期のつわり時、オレンジジュースが良い理由や栄養素について

 

妊婦のおよそ80%がつわりに悩まされると言われています。

 

一般的には、早くて妊娠5週から始まり、16週ぐらいまでにはおさまるとされていますが、この10週間は、短いようで長く感じるものです。

 

妊娠初期はまだ働いている方も多い時期なので、肉体的にも精神的にも辛い思いをすることもあります。

 

つわりの辛い時は、口の中がさっぱりする酸っぱい食品が良いとよく言われますが、その中でも、オレンジジュースはおすすめです。

 

ここからは、オレンジジュースをすすめる理由を妊娠時の経験を交えながらご紹介します。

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その症状、実はつわりかもしれません

 

妊娠初期のつわりの症状にといえば、吐くだけのような気がしますが、実は、軽いものも含めると様々な症状があります。

 

主な例を挙げるとすれば、

 

・食べ物の臭いを嗅いだ時に気持ち悪くなる
・胃もたれや胸焼けが続く
・ゲップがたくさん出る
・体力はなくなり体がだるい
・無性にイライラする
・涙もろくなる
・急に不安な気持ちに襲われる
・ご主人の体臭がうけつけなくなる

 

 

などです。

 

正直、つわりの症状は人それぞれですので、挙げるとキリがないぐらい沢山あるものですが、つわりと見分ける時には、

 

自分が妊娠をしていなかった時期に比べて、自分自身の感情の変化に違和感を抱いたり、体調の変化がみられたりする場合には、これがつわりなんだな。

 

と思ってもらえればだいたい間違いはありません。

 

ただ上記の症状を見てもらえればお分かりの通り、決して日常生活の中でこのような事が起こっている状態では気分は上がらない、むしろ辛い気持ちになりやすいものばかりだと感じられると思います。

 

なので、何とかしてこれらのつわりの症状を軽くする事は出来ないのか?と思ってしまうのが当然だと思いますが、そんな時にはこれから私が挙げるいくつかの

 

つわりの対処法を取り入れてみると、その症状が治まるかもしれません。

 

 

つわりの対策方法は?

 

つわりが辛い時、どのような方法で乗り切れば良いのでしょうか?

 

主な対処法としては、

 

・食べたいものを食べたい時に食べる
・水分をしっかりととる
・仕事や趣味などに集中して気を紛らわす
・散歩や音楽を聴いてリラックスする
・睡眠をとる
・空腹時間をあまり作らない
・酸味があるものを口に入れ、唾液を増やす
・葉酸が豊富な食べ物を積極的に摂取する

 

などがあります。

 

この中で一番手っ取り早い対処法としては、食べることと飲むことですが、妊娠初期に仕事をしていらっしゃる方などは、

 

職場でお菓子をバクバク食べながら仕事をするわけにはいきませんので、とても悩む所でもあります。

 

又、食べたいものを食べたい時に食べるのは、私自身、「妊婦って食欲止まらないから太るんでしょう?」と同僚にからかわれていた経験があったので、食べるのが恥ずかしい。

 

という方の気持ちはとてもよく分かります。

 

そこで、自分なりに色々考えて思い付いたのが「水分補給」で、栄養を補う。という事でした。

 

水分補給ならば周りから見ても不思議がられないですし、からかわれる事もない!と思い、さっそく実行したのがオレンジジュースでの水分補給でした。

 

 

妊娠初期とは言えども食べたものが赤ちゃんの栄養になる時期ですから、甘くて砂糖や添加物の入ったジュースよりは、

 

天然の素材でできたジュースを飲むほうが、赤ちゃんにも優しいと感じて私は天然素材のオレンジジュースを飲んでいました。

 

また、オレンジジュースの良い点は、しっかり甘みがある上に程よい酸味もちゃんとあり、飲んだ後に口の中がさっぱりしますので、食後のつわりで悩まされている妊婦さんにも大変お勧めなジュースです。

 

 

 

オレンジジュースの栄養素は?

 

つわり時に妊婦さんのお助け役ドリンクでもあるオレンジジュースには、実は妊婦さんの健康維持に役立つ栄養素がたくさん含まれています。

 

その中でも特に多く入っている栄養素として、

 

特に、
・葉酸
・カリウム
・ビタミンC
が豊富です。

 

葉酸は妊活時から積極的に摂取する事が良いとされていますが、妊娠初期でもとりたい栄養素の代表格といっても過言ではありません。

 

理由としてはDNAや血液を作る際に必要不可欠で赤ちゃんの成長には欠かせないものだからです。

 

また、カリウムについては、余分な塩分を排出する役割があるので、むくみやすい妊婦さんの体や足のむくみを解消したり、高血圧を改善するのに役立ちます。

 

どうしても妊娠中は、血の流れが悪くなりやすいので、むくみやすくなるので、接触的にカリウムを摂取する事でそれが改善される事がありますし、

 

医師から塩分を控えてと言われた方にとっても、カリウムの含まれた食材は、大変オススメです。

 

ビタミンCは、化粧品や美容系サプリメントに含まれているので、よくご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、

 

コラーゲンの生成を助けたり、細胞の酸化やメラニンの生成を抑制したり、健康な肌を作るために役立ちます。

 

特に妊娠中はメラニンの生成が盛んになりますので、ビタミンCをたっぷり含んだ食材を食べて、体の中から紫外線対策をしてあげる事で、産後も綺麗な肌を保つ事が出来ます。

 

さらに、ビタミンCの摂取は、貧血気味の妊婦さんにもとてもおすすめです。

 

なぜなら、ビタミンCには、鉄分の吸収を助ける効果があるからです。

 

動物性食品に含まれる鉄とは違い、植物に含まれる鉄は体に吸収されにくいのですが、ビタミンCと一緒にとることで、吸収されやすくなります。

 

ですからそういった面からもビタミンCを上手に摂取する事で、より効果的に鉄分を体内に吸収させる事が出来るのです

 

オレンジジュースを飲む時の注意点

 

オレンジジュースは妊娠中の間食にうってつけですが、やはり飲みすぎには気をつけて頂きたいものです。

 

どうしてオレンジジュースを飲み過ぎてはいけないのか?という理由の一つとして、オレンジジュースに含まれる果糖という物が挙げられます。

 

この果糖とは、血糖値が上がりにくいという事で低血糖値ダイエットでも以前注目されたことがあったので、太りにくい糖といった印象を持つ方々もいらっしゃるかもしれませんが、

 

血糖値が上がりにくいということは、逆に言えば満腹感が得にくいということでもあるので、過剰に摂取しやすい糖とも言えるのです。

 

例えば果物の1日の摂取量の目安は、みかんなら2個、りんごなら1個、100kcal程度が理想的なので、200ml程度のサイズのオレンジジュースならば

 

1本で100kcal近くありますので、1日の摂取量としては、1本にとどめ、それを何回かに分けて飲むようにすることを個人的にはお勧めします。

 

また果糖が入っているオレンジジュースでは、虫歯になりやすく、つわりでなかなか歯磨きがうまく出来ないといった妊娠中のママの歯をより虫歯になりやすい状態に

 

してしまう事も十分考えられますので、飲んだ後にお口の中をお水で軽くゆすいだり、お茶を一口飲む等をして虫歯対策も同時に行えると一番理想的だと思います。

 

 

食べることは赤ちゃんに愛情を注ぐこと

 

お腹の中の赤ちゃんは、お母さんの食べたものによって育ちます。

 

妊娠初期は、まだまだ赤ちゃんを直接あやすことはできませんが、栄養のあるものを食べることで、赤ちゃんにたっぷりと愛情を注いであげることができるのです。

 

間食にお菓子を食べてばかりという方、まずは、お菓子の代わりに栄養たっぷりのオレンジジュースを飲んで、お腹の赤ちゃんをすくすく育てましょう。

 

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