妊娠初期に特に気をつける3つのこと
妊娠初期とは、妊娠15週目まで。
つまり、妊娠3ヶ月までの時期を指します。
妊娠が分かってから間もない時期ですから、
期待と不安が入り混じり、
複雑な気持ちを抱えているかもしれません。
また、つわりなどの体調不良に
悩まされている人もいるかもしれませんね。
妊娠初期に起こるトラブルやその対策など、
特に気を付けることを、
まとめてご説明します。
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つわりの症状と対策
ひとくちに「つわり」と言っても、
その症状は人によって様々です。
代表的なものは吐き気・嘔吐で、
実に妊婦の半数以上が経験します。
そのほかにも、つわりの症状には、
・においに敏感になる
・食べ物の好みに変化が起こる
・眠気が強くなる
・頭痛や喉の不快感
・唾液過多
などがあり、
いろいろな変化や不調が起こる時期です。
今までの生活から劇的な変化があるため、
ストレスや、イライラを抱えてしまう
こともあります。
無理をすると、余計に精神的ストレスを
感じてしまいますので、
「今はつわりがあるから仕方ない」
「つわりが落ち着いたら、がんばろう」
と、割り切って、身体を休ませることも大切です。
私も妊娠初期は、強い吐き気と唾液過多の
症状があり、1日に何度も嘔吐する日々でした。
つわりが治まるまで、実に3ヶ月近くも
1日のほとんどをベッドの上で過ごし、
その間の家事全般は、夫にお任せしました。
つわりのある時期は、特に家族のサポートが
ありがたく、必要不可欠なものです。
旦那様やお母様など、家族の力を借りて、
つわりを乗り切ってくださいね。
食事の注意点
妊娠初期は、つわりなどに悩まされ、
思うように食事が摂れないことが多い時期です。
つわりが落ち着くまでは、
食べやすいもの、飲みやすいものを摂りましょう。
栄養バランスが気になるかもしれませんが、
妊娠初期の赤ちゃんは、
ママの体に蓄積された栄養だけでも
充分に成長することができます。
つわりがあるうちは、
栄養バランスが偏っても心配し過ぎずに、
無理なく食べられるものを選んでください。
食事はおろか、水分さえ満足に
摂れなくなってしまうと、
「妊娠悪阻」という状態になります。
脱水症状や飢餓状態に陥ってしまいますので、
点滴などの処置を受ける必要があります。
ひどい場合は、入院をしなくてはならなくなる
ことさえあるのです。
そうならないためにも、自分の食べられる
ものを優先して食事を摂ることが大切です。
つわりが軽いなど、
食事の面でのトラブルが少ない人は、
緑黄色野菜や、雑穀・豆類、海藻類がおすすめです。
ビタミンや食物繊維、カルシウムやたんぱく質が
豊富に含まれる食材を取り入れましょう。
葉酸や鉄分も、気がけて摂取したい栄養素です。
また、言うまでもありませんが、
お酒は、妊娠中は控えてくださいね。
カフェインの取りすぎにも注意しましょう。
関連記事
・つわりがつらい!重症妊娠悪阻の可能性や乗り越えるためにしたこと
妊娠初期の出血
妊娠初期に気をつけておきたいものとして、
微量の出血が挙げられます。
出血というと、流産を連想してしまうかも
しれませんが、妊娠初期に微量の出血が
起こるのは、それほど珍しいことではありません。
妊娠すると子宮粘膜が敏感になりますので、
少しの刺激でも、出血してしまうことがあるのです。
しかしながら、出血があった場合は、
流産などの心配も捨てることはできません。
出血が長く続いたり、
だんだん出血量が増えてくる、
腹痛などの他の症状があるときは、
特に注意が必要です。
心配のない出血なのか、
何らかのトラブルのサインなのかは、
見極めが難しいものです。
自己判断せずに、早めに病院に相談することを
おすすめします。
その際、現在の妊娠週数とともに、
出血が始まった日時、
出血の量や色、
腹痛など他の症状はないか、
など、まとめてメモしておくと、
お医者様にスムーズに伝えることができますよ。
関連記事
・妊娠初期の出血の原因と流産となってしまった経験談
・妊娠初期で流産の可能性が高い5、6週目の原因や対処法について
妊娠初期はデリケート、無理をしないで
妊娠初期の母体は、非常にデリケートです。
つわりなどの体の不調に加え、
妊娠、出産、そして産後の生活に対する
期待や不安で、知らないうちに
多大なストレスを抱えやすい時期でもあります。
思うように体が動かせなくて、
もどかしい気持ちになることも
あるかもしれません。
しかし、妊娠初期は大切な時期。
無理に動き回ったりすることは控えて、
ゆったり過ごすことを心がけましょう。
つわりが酷いとき、出血や腹痛など、
心配な症状が出たときは、
1人で抱え込まずに、早めに病院に
相談してくださいね。