妊娠後期、逆子の原因は?〜実際に治った対策や経験談〜
妊娠中はなにかと心配事も多いですが、
妊娠後期まで順調に育ってくれれば
もうあと少し!と思いきや、
そんなときに突然お医者さんから「
逆子ですね」と言われて
困惑している方はいませんか?
私もそうでした。
てっきり自然分娩で出産に挑むものだと
思い込んでいたので診察でそう伝えられたときは
「まさか初産で帝王切開!?」と
内心すごく焦ったことを覚えています。
自分の赤ちゃんが逆子になるまで
そんな心配すらしていなかった私が、
当時の逆子になってしまい、治った対策や
経験談についてお話したいとおもいます。
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逆子って?
読んで字のごとく、赤ちゃんが本来の向きと
逆になっている状態を差します。
生まれた後と違って、生まれる前の赤ちゃんは
頭が骨盤を向いているのが本来の体勢ですので
頭が上にあると逆子と診断されます。
また膝を曲げて膝立ちしている様な姿勢や、
お尻を下にして足を上に向けている姿勢、
子宮の中で立っているような姿勢など
様々な体勢ありますがそれらは全て逆子で
8ヶ月以降の診察で告げられることが多くあります。
「もっと早く対処できないの?」と
私と同じ疑問を持つ方も多いと思います。
妊娠中期ころはまだ子宮のなかに余裕があり
日によって赤ちゃんの姿勢はくるくる変わっていることもあります。
なので、その時のエコーが逆子だったとしても
特に不安になるようなことを言われたりはしません。
またその頃はまだ逆子の方も、赤ちゃんの頭が重くなってくると
自然とそちらが下に向くはずなので逆子の治し始めた方がいいと
判断される妊娠後期にいきなり宣告されるというわけです。
リスクが少ない姿勢であればそのまま自然分娩になる方も
いるそうですが、34週ごろまでは逆子を治すために指導されるようです。
関連記事
・妊娠8ヶ月目の逆子のリスク、治し方は?実際の体験談
逆子になる原因
妊娠、出産という奇跡のような体験には簡単に説明がつかない
ことがたくさん起こるので一概には言えませんが、
逆子に関してはこのような原因が挙げられます。
母体側の原因
・前置胎盤
・骨盤が小さい
・双角子宮
・子宮筋腫
・冷え性
このような症状をお持ちの方は、どうしても子宮内の
スペースが狭くなっていたり、赤ちゃんの頭が骨盤に入らない
などの理由で逆子になりやすいとされています。
冷え性に関しては後で詳しく説明しますね。
胎児側の原因
・多胎妊娠(双子など)
・水頭症や胎児水腫などの奇形
・羊水過多症
・早産
これらの症状もやはり、赤ちゃんが正常に動ける
スペースや環境を確保できないことなどから
逆子の原因といわれています。
経験談
私が逆子を告げられたのは28週目の検診でした。
引っ越してすぐの妊娠で、どの病院がいいか分からず
大きな市民病院の産婦人科に通っていたのですが
毎度待ち時間は少なくとも2時間かかるのに、
診察は5分という短さでした。
大きな病院にはリスクのある妊婦さんも多く来られるからか、
健康妊婦そのものだった私の診察は、いつもとてもあっさりしていて
「順調ですね」としか言われたこと がありませんでした。
それなのにある日突然、
「そろそろ次も逆子だったら色々考えましょうか〜」
と言われました。
言葉がでない程びっくりしたのを覚えています。
流れ作業のようなエコー撮影だったので
ほとんど何か分からない写真を渡されていたし、
逆子だったならもうちょっと早く言ってくれよ〜!
と、一気に不安になりました。
(その後、逆子について調べて後期に診断されるものと知りました)
母に相談すると、母もお風呂掃除中に転けて逆子になったけど
お医者さんに寝る向きを指導されてから自然に戻ったよ、と励まされました。
私自身、不安はあるものの、あまり落ち込んだり
神経質になるのは赤ちゃんにも悪いと思い、
帝王切開になるかもしれないという現実を
どうにか前向きに受け入れようとしました。
・傷はできるけど、痔にはならない。
・痛いけど、麻酔してもらえる。
など。
しかし、やっぱり自然分娩を諦めることができず、
次の診察を待たずに逆子の原因や効くと言われるものを
調べて実践しました。
生活習慣の改善やお灸を実績した結果、2週間後の診察で
「あ、逆子治ってますね」
と言われ、夫婦で大喜びしたのを覚えています。
次は、私が2週間試した改善方法について触れたいと思います。
逆子が治った!セルフお灸
先ほどAで、逆子の原因をいくつか挙げましたが、
私の場合は完全に「冷え」が原因でした。
元々かなり冷え性だったので
逆子の原因のなかに冷えがあると知った時点で
完全にコレだと確信しました。
真夏の時期だったので、自分が冷えているという
自覚はなかったのですが
お腹の表面や腰が冷たく、アイスや冷たい飲み物で
胃もたれなどのムカムカを解消していたのが問題だったと思います。
腰の方が冷えていると
赤ちゃんは出来るだけ温かい方に頭を向けるらしく、
体を温めることで赤ちゃんの動きが活発になるので
逆子もなおりやすくなるそうです。
そこで、まずアイスを禁止にし、
飲み物に氷を使うことも禁止にして、
毎日湯船に浸かるように心がけました。
そして、効果絶大だったのがお灸です。
お店でやっているところに通うのもいいですが、
私は自力で通えるところに鍼灸院がなかったため
逆子に効くツボを調べてセルフお灸を毎日するようにしました。
逆子のツボといわれる「三陰交」というくるぶしの上のツボと、
「至陰」という足の小指の先にあるツボにお灸を据えます。
逆子のお灸なのに、お腹でも腰でもなく足の小指?
意外ですよね?(笑)
私もびっくりしました。足の先温めてどうするんだ?と。(笑)
でももっとびっくりしたのは、
その逆子のツボを温めることで、お腹の中から
ポカポカ熱くなるのがしっかり実感できて、
お灸中からお腹の赤ちゃんも動きもとても活発になったことでした。
鍼灸院に通えるのが一番だし確実で安心ですが、
保険診療ではないので毎日通ったりするのは難しいという方は
しっかりと調べた上で、お試ししてみてはいかがでしょうか?
逆子体操も有名ですが、こちらはやり方を間違えると
へその緒が絡まったり、赤ちゃんに巻き付いてしまうことも
あるそうなで、こちらもやり方や注意点などお医者さんに
相談されてから実践することをおすすめします。
あまり思い詰めずに赤ちゃんに語りかけよう
思いがけず逆子になってしまった方は、
自分が逆子の原因をつくってしまったと落ち込んだり
不安になったりしていると思います。
しかし、その頃の逆子は結構たくさんいるんですよ?
私の通っていたマタニティヨガでも同時期のママさんたちにも
逆子の人がいて悩みを共有し合ったのを覚えています。
もちろん、できるだけ早く逆子対策を始めることは大切ですが、
赤ちゃんに語りかけてなおった!という方もよく聞きます。
ママ独りで焦らず、赤ちゃんに「こっちに頭クルンしておいで〜」
と、優しく声をかけながら二人で頑張ってくださいね