逆子で帝王切開した自身の体験談や手術の流れについて

逆子で帝王切開した自身の体験談や手術の流れについて

 

妊娠期間はおよそ10ヶ月ありますが、
初期?中期?後期それぞれに色々な心配事がありますよね。
初期流産の不安やつわりを乗り切って安定期に突入。
と一安心‥‥と思いきや、ベビーが逆子である事が発覚!

 

逆子って何?治るの?治らなかったら帝王切開になるの?
と不安を募らせている方もいるのではないでしょうか。
私も逆子と言われ続け、不安なまま出産を迎えました。

 

今回は逆子とはどのような状態であるのか、
帝王切開になった場合はどのような手術を
するのかについてのお話をしたいと思います。

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そもそも逆子とは何なのか

 

ほとんどの赤ちゃんはおなかの中で
頭を下、おしりを上にしておりこれを「頭位」と言います。
対して、頭が上、おしりが下にある状態が逆子と呼ばれますが
正式には「骨盤位」といって横向きの「横位」や
斜めになっている「斜位」なども含まれるのです。

 

逆子になる決定的な原因は分かっておらず、
妊婦健診で半数以上のママが一度は逆子と
診断されます。しかし赤ちゃんはほぼ頭位に戻るので、
逆子のまま出産となるママは全体の1割程度だといいます。

 

赤ちゃんは子宮の中でよく動いているので
超音波検査の時だけ逆子になっていることも
多いのですが、妊娠34週ごろを過ぎると
子宮の中が狭くなって回りにくくなってしまいます。
そして逆子を確実に直す方法も、現状では分かっていないのです。

 

 

少しでも逆子から頭位に戻す方法

 

確実に直す方法がないとは言え、
できることがあれば試してみたいですよね。
ママが出来ることは
「赤ちゃんが子宮のなかで回りやすい環境づくりをすること」です。
子宮の筋肉が緊張している状態だと
赤ちゃんが動きにくく回れません。
ママが心身共にリラックスした状態だと子宮の筋肉が柔らかく
くるりと回りやすくなります。
おなかが張らない生活を心がけるのが大切ですね。
私が指導された具体的な方法もいくつか紹介したいと思います。

 

 

〜横向きに寝る〜
赤ちゃんの背中が上になるようにママが横向きに寝ると
赤ちゃんの重みで回転しやすい状態になります。
背中の位置を自分で判断するのは難しいので
その都度健診時に教えてもらいましょう。
横向きに寝るときは、太ももの間にクッションを挟むと腰も楽になります。

 

 

〜赤ちゃんに話しかける〜
意外にも、毎日話しかけて直った人が多いようです。
ママが幸せな気持ちになってリラックスできるからでしょうか。
トントンと指で「頭はこっちだよ」と教えてあげましょう。

 

 

〜逆子体操をする〜
体操は必ず、医師の指導のもと行ってください。
おなかが張ってきたり、気分が悪くなったりした時は
速やかに中止してくださいね。無理は厳禁です。

 

 

まず、肩幅ほどに両手足を広げ、四つん這いになります。
胸を床につけ、おしりを高く上げます。
手の力は抜いていて大丈夫です。そのまま10~15分姿勢をキープし
頭を上げずに横向きになって休みます。
枕などの上に顔を置くと楽になります。

 

 

それでも逆子が直らなかったら?帝王切開?

 

色々な方法を頑張ってみても、頭位には
ならない場合があります。私もそうでした。
赤ちゃんはその位置が大好きなのでしょうね。
逆子のまま経腟分娩をすると、赤ちゃんの
大きな頭が最後にでることで酸素供給が減ったり
子宮口が開きにくかったりと大きなリスクが伴います。
医師はママと赤ちゃんの命を最優先に考えて
帝王切開を選択する場合が圧倒的に多いのです。

 

私は妊娠34週前後で出産方法の検討が始まり
36週の健診で帝王切開による出産が決まりました。
もちろん、手術日の前日までに逆子が
直ったら経腟分娩に変更になります。

 

 

帝王切開手術当日までの流れ

 

逆子での予定帝王切開の場合、
出産日が予め決まっています。
もし里帰り出産であれば、パパの仕事の調整など出来るので
これだけは帝王切開でよかったかも!と思いました。
ずっとパパと一緒というのは、心強かったです。
手術日までに

 

 

・入院準備 
病院から指定される入院グッズが、経腟分娩とは異なります。
特にパジャマは前開きの丈が長いものが必須でした。
(手術後、意識がないまま着せられるのと、痛みでズボンが履けなかった為)

 

 

・術前診断
麻酔についての説明と胸部レントゲン撮影を行います。
赤ちゃんに悪い影響はないので、安心して出来ます。

 

 

・入院(手術前日)
前日の夕方に、夕食・入浴を済ませて入院します。
その後NST検査、心電図、パッチテスト
(テープかぶれの有無テスト)を行い早めに就寝します。

 

 

帝王切開手術の大きな流れ

 

・麻酔をします
腰椎麻酔と硬膜外麻酔という、
下半身だけに効く部分麻酔をしました。
赤ちゃん誕生までは意識があり
産声もはっきりと聞くことができます。

・切開します
まずは皮膚の切開です。
私は傷が残りにくい横切りでした。
次に子宮を切開します。

・赤ちゃん誕生
切開から5分ほどで赤ちゃんが誕生します。
私は一瞬だけお顔を見せてもらい
その後すぐに全身状態のチェックの為
保育器に連れていかれました。
産院によっては、赤ちゃんと触れ合える場合もあるようです。

・子宮・おなかの傷を縫合
私はここで麻酔を足され、意識がなくなりました。
胎盤を取り出し、子宮内をきれいにした後に縫合します。
皮膚は医療用の溶ける糸で縫合され、抜糸もありません。

 

大きな問題がなければ、40〜50分で手術は終わります。

 

 

逆子を過度に心配しなくても大丈夫!

 

逆子と診断されると、自分はいったいどんな
出産になるんだろうと不安になることと思います。
逆子体操など、試してはみたけど効果がない…
でも、赤ちゃんはきっとママのおなかで、
その状態でいることが最も心地良いのだと思います。

 

そして帝王切開は最も安全な出産だと、
私は考えるようにしました。
お医者様が一生懸命わが子を取り出して下さるからです。
あまり神経質にならず、赤ちゃんがおなかで
気持ち良く過ごせるよう穏やかなマタニティライフを送って下さいね。

 

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