妊娠後期に笑いすぎはよくないと言われる理由について

妊娠後期に笑いすぎはよくないと言われる理由について

 

妊娠後期といわれる28週頃を過ぎると
つわりなども落ち着き、「安定期」を
実感できるようになる妊婦さんも多いようです。

 

経産婦さんの中には、産後の忙しさを
知っていることもあり、家族や友人と
楽しく過ごす機会を持つ方も多いのでは?

 

そんな時、楽しさのあまり大笑いしてしまい
「妊娠中の笑い過ぎはよくない」と言われ、
心配になる方もいるそうです。

 

今回は、妊娠後期に「笑いすぎはよくない」
といわれる理由や真偽について、ご紹介します。

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なぜ“笑いすぎはよくない”と言われるの?

 

耳にしたことのある方も多いと思いますが、
なんで妊婦さんにとって
「笑い過ぎはよくない」と
言われているのでしょうか?

 

その理由とされているのが「おなかの張り」です。

 

一般的にも、大笑いした時に
「おなかが痛い」という表現を
使うように、笑うという行為は、
どうしても腹部に力が入ります。

 

妊婦さんの場合、腹部に
力を入れることによって
おなかの張りを引き起こすことがあるため、
「妊婦に笑い過ぎはよくない」
という定説につながったようです。

 

ただし、おなかの張りやすさは
かなり個人差が大きいです。

 

ましてや、おなかが張るほどの
大笑いというのもそう多くないこと
ですので、笑うことは妊婦さんにとって
「大笑い=いけない事」
といった、単純に避けるべきことではないようです。

 

 

お腹の張りってどんな感じ?

 

そもそも「おなかの張り」ってどんな感じ?
と疑問に思う妊婦さんも、特に初産婦さんに
多いのではないでしょうか。

 

おなかが張っていると感じる感じ方も、
妊婦さん個人個人で差があるようです。

 

「お腹がガチガチになる」
「空気の詰まったボールのように硬くなる」
などという人もいますが、

 

腹部、特に子宮周辺が硬くなる現象を
おなかが張る、といいます。

 

赤ちゃんの入っている子宮は
基本的に筋肉でできているそうで、
母体の緊張や外からの刺激を受けると
子宮の筋肉が、緊張して固くなります。

 

一般的に「おなかが張る」と言うのは
この「子宮収縮」が起こった状態を指します。

 

「収縮」運動から起こる現象なのですが、
私の場合は、お腹が
内側から外側に向かって、
パンパンに膨らんでいくような
感じがしたのを覚えています。

 

胎動を感じるときのように、
外側に押される感じなのですが、
胎動の時よりも、全体的に
膨らんでいくような感じでした。

 

おなかが張ると、腹部をさわった時に
自分でも硬いのが分かる状態になります。

 

お腹の張りを引き起こす
状況はいくつかありますが、

 

「長時間同じ立ち姿勢でいる時」
「運動や家事などをした後」
「ストレスや疲れを感じた時」

 

などに、おなかが張りやすいと言われています。

 

また、体質的におなかが張りやすく
医師から張り止めを処方される方もいるようです。

 

関連記事
妊娠後期のお腹の張りは大丈夫?原因や心配な5つの項目

 

 

おなかの張りの対処法

 

おなかが張った時は、安静にすることが第一です。

 

できる限り、横になるようにしてください。
シムス体位になるのが、一番のおすすめですが
外出時などで、横になるのが難しい場合は
椅子などに腰掛けて、楽な姿勢を取ります。

 

おなかが張りやすい体質ではなかったのですが、
張ってしまった時に、私がやっていた方法は
横になって深呼吸しながら、
リラックスするというものです。

 

硬くなったお腹に手を置いて、
ゆっくりさすりながら
自分も落ち着くようにすると、
数分で張りが治まることが多かったです。

 

おなかが張っても、通常はしばらく休めば
子宮が緩んで、張りも治まるといわれています。
皮が突っ張るような感じがなくなり、
さわってみても、硬い感じが
なくなるのが分かると思います。

 

一般的に、妊娠後期におなかが張るのは
自然な現象ですので、すぐに収まるようならば
心配は全くありません。

 

ただし、万一長時間休憩しても
治まってこなかったり、

 

おなかの張りと共に、出血などの
異常があった場合は
すぐに病院を受診するようにしてください。

 

体質的に張りやすいといわれていたり、
張り止めを処方されているような妊婦さんの場合は
無理をしないように、気を付けてくださいね。

 

 

笑うことは大切

 

どうしてもおなかが張りやすくなる妊娠後期は、
妊婦さんにとっては出産を控えた
緊張しやすい時期でもありますね。

 

安定期に入って、つわりのような症状は
治まる人が多いですが、出産に対する
不安が増えるという方も
多いのではないでしょうか?

 

最近では、妊娠中も仕事を続けてきた方が
この時期になって産休に入り、
環境が変わるタイミング
になるというケースもあるようです。

 

そんな、ストレスがたまりやすい時期、
妊婦さんにとっても、お腹の赤ちゃんにとっても
「笑う」ということは、とても大切です。

 

時には、家族や友達と大笑いすることも
ストレス解消にもはいいことです。

 

笑ってお腹に力を入れた途端、
何の前触れもなく、子宮に
大きな負荷が掛かったり、
ましてや赤ちゃんが産まれてしまったり
なんてことは、ありません。

 

大笑いしそうなテレビや映画を見るときは
横になって、腹部に負担が少ない体勢で見るとか、
笑った後は、少し休んでみるなど、
おなかの張りにだけ、注意を払って
できる限り、ストレスをためないように
出産までの期間を過ごすようにできるといいですね。

 

 

お腹の張りには注意!マタニティーライフを楽しく過ごそう

 

一般的に「妊婦さんの笑い過ぎはよくない」
といわれるのは、おなかの張りに注意してください、
という注意喚起のようなものです。

 

特に張りやすく、医師から指示が出ている
といった方を除いて、気にしすぎないで大丈夫。

 

「笑い」は妊婦さんにとっても、
ストレスを軽減させたり、前向きな
気持ちになれたりと有益なことでもあります。

 

おなかの張りにくい体勢を取ったり、
適度に休憩を取るなど、張り対策だけ気を付けて、
残り少ないマタニティーライフを
満喫できるように、リラックスして
過ごしてみて下さい。

 

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