妊娠後期、あまり食べてないのに太る原因や体重管理の方法

妊娠後期、あまり食べてないのに太る原因や体重管理の方法

 

妊娠中、多くのお母さんを悩ませるのが
体重の管理。今までそれほど体重が増えず
に順調なペースできていたのに妊娠後期に
入ったら急に体重が増えてしまって、
産院で注意を受けてしまったという人も
いらっしゃるのではないでしょうか。

 

あまり量を多く食べていなくても、
なぜか体重が増えて太ってしまうと
いうことも妊娠後期には珍しくないこと。

 

なぜ急に体重が増えやすくなるの
でしょうか?その原因や、体重が増え
すぎてしまわないための体重管理の方法
についてご紹介していきたいと思います!

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妊娠後期はどんな時期?

 

妊娠後期は妊娠8ヶ月〜10ヶ月にあたる
時期。赤ちゃんは身体の器官がほぼ
できあがり、爪や髪が伸び脂肪がついて
ふっくらとした体形になってきます。

 

お母さんは、どんどんお腹が大きく
なって胃や膀胱が圧迫されたり胎動が
激しすぎて痛みを伴うほどになったりと
出産が近づくにつれて、様々な悩みが
増えてくる時期でもあります。

 

出産に向けてお腹の赤ちゃんもお母さん
の体もラストスパート!どんどんと準備が
進んでいくのが妊娠後期という時期なんですね。

 

 

どうしてあまり食べていないのに太るの?

 

ではその妊娠後期の時期になると食事を
とりすぎているわけでもないのに急に
体重が増えやすくなってしまうのは
なぜでしょうか。

 

まずはお腹の赤ちゃんの成長による
体重の増加。出産時には3000グラム
ほどにもなる赤ちゃんは妊娠後期に
なると脂肪がついてくるので、重さも
増してきます。

 

赤ちゃんの体重増加はそのまま
お母さんの体重の増加に繋がりますので
増えやすくなるのも当然ですね。

 

出産や授乳に向けての血液量も増えて
きますしそういったものにより体重が
増加するということもありますが便秘や
むくみなど、妊婦さん特有の症状や、
運動不足などといった部分に原因が
あることも大いに考えられます。

 

便秘によって体に老廃物を溜め込んで
しまったり、脂肪が燃焼しにくくなると
食べすぎていなくても太りやすくなりますし
むくみがひどい場合には、うまく水分を排出
できずに水太りの状態になっていることも
考えられます。

 

便秘もむくみも、妊娠によるホルモン
バランスの変化やお腹が大きくなることに
よって、妊娠中に起こりやすい症状です。

 

また、妊娠後期になるとお腹はますます
大きく、重くなります。少し動いただけでも
息が切れ、お腹が張ってしまい運動量が
それまでより大幅に減ってしまうことで
食べていなくても体重増加につながって
しまっている可能性も。

 

量は多くなくても、脂肪分や油分の多い
食事をとっているともちろん体重の増加
にも繋がります。

 

妊娠後期に入ってから急に体重が増加
していまった場合食事内容に偏りはないか
便秘になっていないか、むくみはないかなど
自分の体重増加の原因がどこにあるかを
見極めて対策をとっていく必要がありそう
ですね。

 

 

太ってしまうことによるリスク

 

妊娠中に厳しく体重の増えすぎを指摘
されるのには体重が増えすぎることで、
お母さんにも赤ちゃんにもリスクが
出てきてしまうからです。

 

体重の急激な増加は、妊娠高血圧症候群や
妊娠糖尿病に繋がる恐れがあります。

 

どちらも胎児の発育不良や早産など、
お母さんだけでなく赤ちゃんにも影響が
及ぶ可能性があるものです。

 

重症化すると子宮内胎児脂肪の危険性
まで出てきてしまいます。

 

また、産道に脂肪がつくことで難産に
つながってしまうこともあります。難産に
なり、お産に時間がかかるのはお母さんに
とっても赤ちゃんにとっても苦しいもの。

 

場合によっては自然分娩のはずが、
緊急帝王切開になってしまうことも。

 

最も気を付けたいのが、体重が増加する
ことによって足や腰への負担が大きくなり
痛みが出ることで、さらに運動量が減り、
体重が増えやすくなってしまうという
ような悪循環に陥ってしまうこと。

 

赤ちゃんのためにも、自分自身のためにも、
そうなる前にしっかりと体重管理をして、
調整をしていくことが大切ですね。

 

 

体重管理の方法は?

 

いくら急激に体重が増えてしまったからと
言って妊娠中には激しい運動や厳しい
食事制限など通常のダイエットと同じような
ことをするのは厳禁です。

 

しかしやはり大切なのは食事と身体を
動かすこと。極端に厳しくするのではなく、
生活の中で体重増加につながりそうな
部分を少しずつ変えていくことが上手に
体重管理をするコツです。

 

まず、毎日体重計に乗って、自分の
体重の増減の様子を把握しましょう。

 

病院での検診の際には体重計に乗るか
と思いますが家では全く計測しないで
いたら、いつの間にかものすごく
体重が増えていた!ということでは
手遅れになってしまうことも。

 

妊娠中は特に体重の変化を把握する
ことで「最近ふえがちだから、ちょっと
カロリーに気を付けてみようかな?」とか
「散歩をして体を動かしてみようかな」
という意識にも繋がります。

 

便秘やむくみなどの症状がある場合
には、そこに体重増加の原因がある
可能性が高いので食物繊維やカリウムを
意識した食事内容にしたり塩分を減らした
薄めの味付けを心がけたりという対策を
とることができます。

 

体調がいいときにウォーキングなどで
運動をすることも大切ですよ!

 

私は初産の際には少し安静にしすぎて
妊娠後期になってからグッと体重が
増えてしまいましたが2回目の出産の
際には、上の子と一緒に公園に行ったり
散歩をしたりと、必然的に身体を
動かすことが多くなっていたため
初産ほどは体重は増加しませんでした。

 

掃除機をかけたり、洗濯物を干したり
という、普段の家事だけでも
毎日行えばそれなりの運動になります。

 

妊娠後期に入ると里帰りをして、
家事は任せっきり、という方も
いらっしゃるかもしれませんが
運動も兼ねて家事を行うことも
体重の増加を抑えてくれますので
ウォーキングなどの運動が難しい
場合には、家事で体を動かすのも
おすすめですよ!

 

運動にしても食事内容の見直しにしても
体重が増えすぎているといって無理を
するのは厳禁です。神経質になりすぎる
とストレスが溜まって身体によく
ありませんのでできることから少しずつ
対策をするようにしてみましょう。

 

あまりに体重増加が大きい場合には、
産院側から食事などを指導される場合が
あります。

 

自分でどう体重管理をすればいいのか
分からない場合には産院で相談して
みるのもいいですね!

 

 

妊娠後期の体重増加 無理のない体重管理を!

 

あれこれ身体にトラブルが起きる
妊娠後期。それに加えて体重のこと
まで気にしなくてはならないというのは
なかなか大変なことですよね。

 

体重が大幅に増えてしまってからの
対策は大変ですので普段からしっかりと
体重の増減の様子を把握して無理なく
管理をしていくことが大切です。

 

お腹の赤ちゃんが元気に生まれてくる
ためにも出産の日まで頑張っていきましょう!

 

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