妊娠後期にむくみやすい人とは?原因、改善方法まとめ

妊娠後期にむくみやすい人とは?原因、改善方法まとめ

 

妊娠後期に増えるマイナートラブルの中に「むくみ」があります。
手足等むくんで痛くて辛い妊婦さんも多いかと思います。

 

実は妊娠後期は様々な原因からむくみが
起きやすい時期とされているんです。
今回はその原因とむくんでしまった時の
改善方法についてご紹介していきます。

 

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妊娠後期のむくみの原因

 

では早速むくみの原因からご紹介します。
むくみの原因は冒頭にも記載しました通り
マイナートラブルによるものもあるんですが
実は病気が隠れている証拠である場合もあります。

 

 

・女性ホルモンの増加が原因
プロゲステロン(黄体ホルモン)という妊娠すると
分泌量が増えるこの女性ホルモンは
妊娠維持と胎児を育てる環境づくりの為に
通常よりも水分を体内に蓄えようとするんです。

 

その為、身体がむくみやすくなるんです。

 

 

・血液量の増加が原因
妊娠すると胎児に多くの栄養や酸素を
送ることから大量の血液を使います。
ちなみに増える血液は、赤血球等の血球ではなく
血漿成分だけが増える為、通常よりも薄くサラサラした血液になります。

 

このサラサラした血液だからこそ
胎児に多くの栄養や酸素を送りやすくなって
いるのですがそれに伴い薄くサラサラしていることで
血管の外に血液が染み出てしまい
むくみやすくもなってしまうんです。

 

特に妊娠後期である妊娠32週頃には体内の
血液量がピークを迎え最もむくみやすい時期とされています。

 

 

・子宮が大きくなったのが原因
妊娠後期になると一気にお腹が大きくなります。
それによって足の付け根を圧迫してしまいリンパの
流れが悪くなり、それが結果むくみに繋がります。
なので何もしていなくてもこの時期はむくみやすいのですが
家事や仕事等で長時間立っていたり歩いたりすると更にむくんでしまいます。

 

妊娠前から運動不足の人は足の筋肉が
弱いので溜まってしまった余計な水分を
心臓に戻すための筋肉がない為、
この手の場合もむくみに繋がります。

 

 

・妊娠高血圧症候群が原因
これはマイナートラブルではなく病気です。
妊娠高血圧症候群は妊娠20週以降〜産後12週までに
高血圧・むくみ・蛋白尿等の症状が起こる人が対象の病気です。

 

妊娠して途中まで特に血圧に異常が無かった人でも
後期に入った途端、突然血圧が急上昇するなんて
ことも良くあります。
この病気になると血管が収縮してしまう為に
胎児への血流が妨げられ栄養や酸素が
届けにくくなり胎児の命の危険もある重篤な病気です。

 

勿論、高血圧状態が続けば母体も危険にさらすことになります。
むくみが突然酷くなった、身体の一部ではなく
全身むくんできた、体重が急激に増えた、頭痛がする、
といったような症状がある場合はこの病気の可能性も
考えられるので早急にかかりつけの医療機関を受診しましょう。

 

 

他の原因としては、妊娠後期のむくみの原因に
特化しているわけではないですが

 

・塩分の過剰摂取
・つわりによる運動不足
・妊娠による体重増加
・ストレスや疲労
・冷えに血液の循環不足
・同じ姿勢を続けたために血液が溜まってしまった
・衣服の締め付け
等もむくみの原因になります。

 

 

妊娠後期 むくみの改善方法

 

むくみの原因をご紹介したところで
実際むくみに悩んでる妊婦さんの為にむくみの
解消方法をご紹介します。
無理をしない程度に自分のペースで行ってください♪

 

 

・リンパマッサージ
リンパマッサージとは運動不足が原因で
体内に溜まってしまった老廃物をマッサージに
よって体内の循環を良くし取り除くものです。

 

主に足のむくみ・首元のだるさを解消することが出来ます。

 

 

〜足のむくみを取る方法〜
@お腹に負荷をかけないよう足を前面に出して座ります。
Aマッサージする側の足を軽く曲げ足首に両手を当てます。
(両手の親指以外の4本はふくらはぎを支え、親指は足の骨の両側に添える)
B添えている4本両手とも膝に向けずらしていきます。
リンパマッサージには強い力は必要ないので優しくずらすのを繰り返せばOKです。

 

特にお風呂上りにやるのが効果的です。

 

 

・むくみ解消用の靴下
薬局等で販売されているむくみ解消用の靴下も効果的です。
リンパの流れに沿って圧をかけることで解消されます。
また、むくみの原因である冷えも靴下をはくことで改善されます。
色々な種類の靴下があるので自分の症状に合ったものを選びましょう。

 

 

・ウオーキング
運動不足は血流の循環を悪くしむくみの
原因に繋がります。妊娠後期にもなると
身体が重くて動かすのが億劫になると思いますが
いつもより少し足をのばして買い物に歩いて行ってみましょう。
無理をし過ぎるとかえってむくんでしまうので自分のペースで!

 

ただ歩くだけではなく、手足をいつもよりも大きく振って歩くと効果的です。

 

 

・足浴
冷えはむくみの大きな原因になります。
特にむくみやすいのは足だと思うので深めの
洗面器に37度程度のお湯をはってリラックスしてつけましょう。

 

 

・睡眠
妊娠後期にもなると特に運動という運動を
しなくても大きなお腹のバランスを取りながら
動くだけで想像以上に体力を使って慣れない
身体にストレスも溜まり身体が疲れています。

 

すると体内のホルモンバランスが余計に
崩れてむくみを起こすことがあります。
夜更かしはせず、夜はしっかり眠るようにしましょう。

 

 

・塩分を控える
塩分を多く摂りすぎると血液中の浸透圧を
調整するのに体内の水分量が増えむくみを引き起こします。
妊娠中の1日の塩分量の目安は10gと意識してください。

 

味が物足りないな、と感じたら塩分量が少ない
調味料や食材で調整してください。
(わさび、鰹節等)

 

意識をしていても多く外食等で多く塩分を
摂りすぎてしまうこともあると思います。
そういう時はカリウムという体外に塩分を排出してくれる
栄養素をとりましょう。(トマトジュース、グレープフルーツ等)

 

 

・ハーブティーを飲む
温かいハーブティーは身体を温めて
血の巡りを良くしてくれる効果があります。
また、リラックス効果もあり睡眠の質もあげてくれます。

 

 

どんな人がむくみやすい?

 

筆者は妊娠中、定期検診では浮腫は
ずっとマイナス表示だったんです、
妊婦さんがむくみやすいのは確かですが
やはり、なりやすい人、なりにくい人がいるのです。

 

では、どんな人がむくみやすいのかご紹介します。

 

 

・妊娠前まで一日中パソコンを使う仕事や立ちっぱなしの時間が多い仕事
同じ姿勢を維持するのは血管周囲の
筋肉が収縮しにくいので血液循環が
悪くなりむくみやすいです。

 

 

・冷え性、運動不足、高齢出産の人
身体の機能が低下しており、体内に溜まってしまった
水分を排出しにくい為むくみやすいです。

 

 

産後もむくみに悩まない為に

 

産後は身体はホルモンバランスも徐々に
戻り身体も軽くなるのでむくみにくくなる!と思いきや、
出産してすぐは赤ちゃんと外に出ることは
出来ないので引きこもりがちになって運動不足にもなるし
生活サイクルがまだ安定していない赤ちゃんを
24時間対応しなきゃいけないので睡眠不足にもなります。

 

妊娠中はまだ1人なのである程度自由に
動くことが出来ますが産後はそうはいきません
そうです、産後こそ、むくみに気を付けなきゃいけなかったりするのです!

 

例えむくんでいなくても、むくみ予防の為に
リンパマッサージやバランスの
取れた食生活は意識して行うようにしましょう♪

 

 

まとめ

今回は妊娠後期のむくみの原因と改善方法に
ついてご紹介させて頂きました。
むくむと動かしにくい身体が更に動かしにくくなり
運動不足になり余計にむくみが酷くなるという悪循環に陥ります。
無理をしない程度に改善策をきちんと行い
むくみは解消するようにしましょう。

 

また、むくみは妊娠高血圧症のサインの1つです。
母体、胎児に大きな悪影響を与える病気なので
気になる点があったら必ずかかりつけの
医療機関で診てもらうようにして下さいね!

 

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