妊娠初期の子宮の痛み、下腹部痛の原因や対処法、経験談

おなかのふくらみはほとんど
目立たない妊娠初期ですが、
おなかの中で赤ちゃんはぐんぐん成長しています。
それに伴い、下腹部の違和感や
子宮の痛みを感じるようになる方も多い時期です。
妊娠して間もない時期から、
おなかに痛みや違和感が出てくると
不安になってしまいますよね。

私自身も、妊娠初期から頻繁に
下腹部に痛みを感じて不安な日々を過ごしました。
今回は、妊娠初期に起こる子宮の痛みや
下腹部痛の原因、痛みを感じた時の
対処方法についてご紹介します。

妊娠初期はどんな時期？

妊娠初期は妊娠２〜４ヶ月にあたる時期です。
この時期は、４週間に１度の定期検診が行われます。
次の検診まで、約１ヶ月ほど空いてしまうので、
体調の変化や不安などがあっても、
なかなか相談しづらい時期でもあるかと思います。
気になることが出て来たら、
次の検診の時にスムーズに相談できるように
メモをとっておくと聞き漏れを
防ぐことができ、安心できるのでおすすめです。

わたし自身は下腹部痛について
・痛みや違和感は一日にどのくらいの頻度で起こるのか。
・どんな時に起こりやすいのか。
・痛みや違和感の感じる部位や、感じ方の種類。
などをまとめ、次の検診の時に先生に質問しました。

また、初期の頃はつわりが始まったり、
流産の可能性が高い時期でもあります。
下腹部に強い痛みや出血があったり、
体調が著しく優れない時には、
すぐに病院に連絡して指示を仰ぎましょう。

下腹部の違和感や痛みの原因は？

妊娠週数が進むにつれて、
おなかが張って痛い…
ということがほとんどの方に起こります。

下腹部のハリの感じ方は人それぞれですが、
ぎゅうっと子宮が収縮するような痛みがしたり、
おなかがカチカチだと感じるときは、
おなかが張っている状態といえます。

関連記事
・妊娠初期のお腹の張りの原因、対処法は？流産の危険がある張りとは

しかし、妊娠初期の頃は
子宮もまだ小さく、大きさは大人のこぶしほど。
子宮は恥骨の内側に収まっているので、
あまりハリを感じにくい時期です。

おなかが重たくなったり、
引きつったりするような感覚・ズキズキとした痛み
・足の付け根のあたりが
突っ張るなどを感じることもありますが、
おなかの痛みや違和感は一概に
おなかのハリとは言えません。

子宮が大きくなることによる
収縮のときに生じる痛みや、子宮を
支えている靭帯が伸びるときの痛みのこともあります。

下腹部に違和感を感じたら、
おなかが張っているかどうかを、
自分で簡単にチェックしてみましょう。

1.座椅子のリクライニングを利用したり、
クッションを背中に当てたりして、仰向けに寝転がります。

2.リラックスして子宮のあたりを触ってみましょう。

子宮は筋肉で出来ているので、
普段は柔らかく、収縮すると固くなります。
なんだか固い部分があるな？と思ったら、
それは張っている可能性が高いです。

下腹部痛を感じた時の対処法

おなかの痛みやハリ、子宮が固くなっているなと
下腹部に痛みを感じたら、
家でも外出先でも、
まずは体を休めましょう。

足を軽く開いて、ソファやベンチに
腰掛けて、ゆっくりと深呼吸をします。

子宮がぎゅっと収縮していると、
おなかにいる赤ちゃんも
締め付けられて苦しいのです。

体全体に酸素をいきわたらせるような
イメージで、呼吸を落ち着かせましょう。
家にいるときなら、家事などはお休みして、
しばらく横になって休みましょう。

おなかを圧迫しないように気を付けてくださいね。
わたしは、仰向けだとおなかが
余計に固くなってしまうような
感覚があったため、いつも横向きに寝て休んでいました。

だんだんと落ち着いてきたら、
出血の有無を確認してみましょう。
出血がなければ、ひとまず安心できます。

おなかが痛いと、何となく
さすってしまいがちですが、
おなかを強くさすると、その刺激で
余計におなかが張ってしまうこと
もあるそうですので、
今後のためにも覚えておくといいと思います。

わかっていても、痛みがあったり、
おなかに赤ちゃんがいると思うと、
自然とさすってしまうものですよ。

実は危険だった！妊娠初期に私が経験した下腹部の痛み

病院で妊娠がわかってから、
すぐに少量出血があったわたしは、
母子手帳を受け取る前から
安静にするように先生に言われていました。

なので、簡単な家事だけサッとこなし、
あとは横になっている生活でした。
13週に入った頃、おなかに
ぎゅーっとした痛みを頻繁に
感じるようになりました。

１日中というわけではなく、
１日に数回、起こるときは
１時間に３回以上感じていました。

当時のわたしは、日々安静にしていたし、
おなかのハリの感覚なんて
知る由もなかったので
（きっと、おなかの赤ちゃんが大きくなっている痛みだな）
と呑気に構えていました。

が、念のため、気になることはメモに残し、
検診の時に聞いてみようと考えていました。

そして、次の検診の日。
先生に軽い気持ちで聞いてみたら
「なんでもっと早く言わなかったんだ！」
と怒られてしまいました。

１時間に３回以上のハリは危険とのこと。
切迫流産と診断されました。
そして、こんなに早い時期から
強く張るなら、早産してしまうかもしれない。

とも言われてしまい、
早産だった時の対応なども説明され、
ものすごいショックを受けました。
張り止めのお薬を処方され、
涙涙で自宅安静の日々を過ごしました…。

下腹部痛、子宮の痛みに敏感になろう

おなかに感じる違和感の全てが、
危険なものだとは限りません。
生理的な痛みやであることも少なくないからです。

無理をせずに、ゆっくり休むようにしましょう。
ただし、耐えられないような痛みや、
頻発するハリ、出血が見られた場合には、
次の検診を待たずにすぐに受診してください。

わたし自身、妊娠初期・中期・後期と
常にハリがあったのですが、
ハリ止めのお薬と自宅安静で
なんとか乗り切り、正産期に
出産することができました。

過度に心配することなく、ご自身の体を
よく観察して、楽しいマタニティーライフを送りましょう！

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