妊娠初期に仰向け、胎児への影響は?〜おすすめの寝る姿勢〜

妊娠初期に仰向け、胎児への影響は?〜おすすめの寝る姿勢〜

 

妊娠が分かると、赤ちゃんができた喜びと同時に、
体調の変化も現れるうえに、
おなかの赤ちゃんに対しても
色々な心配が出てきますね。

 

つわりもなく、夜もぐっすり
寝られるという人でも、
その寝方が心配というケースもあるようです。

 

妊娠する前は全く気にも掛けていなかったけど、
今まで通りに仰向けで寝ていて大丈夫?
と疑問に思う声が聞かれることも。

 

今回は、そんな「妊娠初期の仰向け」について
問題があるかどうかはもちろん、
理由や対処法も含めて、ご紹介します。

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妊娠初期の寝方に制限はある?

 

私自身は、妊娠前はうつぶせ寝が習慣に
なっていて、妊娠がわかってから
うつぶせ寝はいけないのでは?」
ということが気になり、
なかなか寝付けないという時期がありました。

 

同じように、妊娠前は仰向けで寝ていた
という妊婦さんの中には、
「妊娠中も仰向けで寝ていて大丈夫?」
と心配になる方もいるようです。

 

妊娠初期はつわりのある妊婦さんも多く
ただでさえ、寝にくいことも多いと思います。

 

そんな中で、寝る体勢を心配していては
気持ちのいい睡眠はとれませんね。

 

うつぶせ寝を心配していた時期に
病院の先生にも伺いましたが、
特に、妊娠初期には
寝る体勢の制限はないそうです。

 

うつぶせでも、仰向けでも
横向きでも・・・自分の寝やすい体勢で
寝ていて、問題はないと言われました。

 

 

妊娠初期の赤ちゃんの状態

 

「うつ伏せ」を始め「仰向け」でも
妊婦さんが一番気になるのは、
おなかの赤ちゃんに影響がないかな?
ということではないでしょうか。

 

妊娠初期と言われる時期は
まだ赤ちゃんの入っている子宮も
あまり大きくありません。

 

妊娠3か月で、子宮はだいたい
拳くらいの大きさといわれています。

 

外から見て妊娠していることがわかるほど、
お腹も大きくないのでは、ないでしょうか。

 

赤ちゃんの大きさはさらに小さく、
3か月の終わり頃でも20〜30g程度です。

 

その小さな赤ちゃんは、子宮の中で
さらに羊水に包まれています。

 

なので赤ちゃんをつぶしてしまったり
赤ちゃんの成長に影響が出るような
ことはないそうです。

 

もちろん、強い力で腹部を圧迫するとか
おなかを硬いもので殴打するといった、
過度の力が加わるのは大変危険ですが、
妊婦さんが寝やすいと思う姿勢であれば、
寝るときの体勢によって、
おなかの赤ちゃんが悪い影響を受ける
という心配は無用のようですね。

 

 

妊娠中、ずっと仰向けでも大丈夫?

 

では、妊娠期間中ずっと仰向けで寝ていても
問題はないのでしょうか?

 

先ほど紹介したように、
妊娠初期は子宮も赤ちゃんも
まだまだ小さいため、
妊婦さんの寝る体勢は気にしなくても
問題はないです。

 

ですが、妊娠後期にもなると
子宮の大きさは、かなり大きくなります。

 

妊娠8か月ごろには、子宮の大きさは
30cm前後にもなり、赤ちゃんの体重も
1000gを超えてきます。

 

こうなると、仰向けに寝ることで
大きくなった子宮や赤ちゃんが、
妊婦さんの体の太い血管を
圧迫する危険も出てきます。

 

血管が圧迫されることによって
血流が悪くなり、血圧が下がると、
めまいや、呼吸困難などが現れる
「仰臥位低血圧症候群」という症状が
起こる場合もあるそうです。

 

また、血流が悪くなることで
足がむくみやすくなったり、
中にはお腹が張りやすくなるケースもあるそうです。

 

妊娠後期でも、直ちに
おなかの赤ちゃんに悪影響が
出るといったわけではないですが、
お腹が大きくなって来たら、
そして、妊婦さん本人が
苦しいと感じる場合は特に
うつぶせ寝を控えることをおすすめします。

 

 

妊娠中の就寝におすすめの姿勢

 

そうはいっても実際には、
私の周りにも、出産直前まで
仰向けで寝ていたけれど特に問題なく、
自分自身も不快感はなかった
という妊婦さんもいました。

 

ですから、妊娠中は
「自分が一番寝やすい体勢で寝る」
ということを基本してください。

 

まして妊娠初期は、寝る体勢による影響は
ありませんし、つわりで眠りが浅いなど、
睡眠の悩みがある時は、特に
寝やすい体勢を探してみて下さい。

 

妊娠中期以降や、寝る体勢が決まっていない
という妊婦さんには「シムス体位」
という体勢で寝てみることを、おすすめします。

 

これは、体の左側を下にして
横向きになる姿勢です。
腹部に負担のない程度に、
上半身をうつぶせ気味に
丸めると、シムスの体勢になります。

 

妊婦さんには推奨されている姿勢ですが、
人によっては、慣れない姿勢で
つらい感じがする場合もあるようですので
無理のない範囲で、試してみて下さい。

 

抱き枕を使用するのも、おすすめです。
長い抱き枕を抱っこすると、
自然に横向きの姿勢になりますね。

 

最近では、妊婦さん用の抱き枕も
たくさん市販されていますので、
おなかに負担を感じない程度に、
また、妊婦さんが苦しいと感じない場合は
ぜひ試してみて下さい。

 

 

妊娠初期の仰向け、神経質にならず寝やすさを第一に

 

妊娠初期の「寝る姿勢」は、おなかの赤ちゃんにも
妊婦さん自身の体にも、大きな影響は与えません。
仰向けでも問題ないので、
神経質にならずに、自分の一番寝やすい体勢で
眠るようにしてください。

 

妊娠中期以降、おなかが大きくなって来たら
「シムスの体勢」がおすすめです。

 

できるだけ楽な姿勢を心がけて、妊婦さんもおなかの赤ちゃんも
リラックスできるような眠りが取れるといいですね。

 

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