帝王切開、術後の痛みのピークはいつ?体験談

帝王切開、術後の痛みのピークはいつ?体験談

 

女性であれば、
大人になると誰もが妊娠出来て
出産される事が、【当たり前の事】
だと思われていますが、
どんなママにとっても妊娠は奇跡ですし、
出産は命がけで行う大仕事です。

 

妊娠時では安定した日々を
過ごしたいと願っていても、
時にはどうにもならない
大変な目に遭遇する方も実際におられます。

 

そんな事が出産時に起きる事もあるのですが、
【帝王切開】もその中の
一つではないでしょうか?

 

今回はそんな帝王切開の痛みのピークや
苦労した話などを、実体験を交えながら
お伝え出来ればいいなと思っています。

 

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お産のパターン

 

赤ちゃんは本来、40週を迎える頃に
自らの力で、ママのお腹から子宮の方へ
徐々に移動して、陣痛と共に

 

『一番ママの子宮から出てきやすい体勢』
となって何度も何度も体勢を変えながら、
少しづつゆっくりと出てきます。

 

特に誰からも教えられてもいないのに
上手に子宮から出て来る赤ちゃんを
想像するだけで、とても愛おしくなると
同時に、逞しさも覚えます。

 

中には微弱陣痛でなかなか
出てこれなかったり、
臍の緒が赤ちゃんの身体や首などに巻き付いて
出てこれずにいたりと、
本当に様々な出産の物語があります。

 

教科書道りにいくお産などあまり聞きませんが、
中には安産というスムーズにいく
お産もある事も事実です。

 

しかし、どんなお産んであれ、
人が人を産む訳ですから、
ママは相当な体力を用いられることは
間違いありません。

 

 

しかし、普通のお産であれば人間本来のお産、
【経膣分娩】でありますから、
出産して割とすぐに歩行出来たり、
座れたりしますが、時としては、
医師や医療の助けを借りてのお産、
つまり【帝王切開】でなければ
ならない時もあります。

 

ひと昔前でしたら、
帝王切開などありませんでしたから、
出産時に亡くなってしまう赤ちゃんや、
ママも非常に多かったのが現実ですが、
今ではよっぽどの事が無い限りは、
どんな形であれ、
母子共に元気という時代ですから、
必要以上に怖がる事もありません。

 

 

多胎出産の場合は帝王切開

 

これは、妊娠初期でほとんど
決まる事が多いですが、
『双子』や『三つ子』といった
『多胎妊娠』の場合は、出産前に
管理入院が用いられ、
計画的帝王切開になります。

 

多胎出産の場合ですと、
普通の出産とは異なりますから、
出産時の様々な危険のリスクが高いので、
医師と、助産師さんなどと綿密に
コミュニケーションをとって帝王切開に挑みます。

 

この多胎出産では、
特に華奢で身体の小さなママは
とても大変な出産になりますから、
先生からはかなり色々な
ご指摘が入る場合もあります。

 

例えば、普通出産が40週に比べて、
多胎出産は37週ぐらいで帝王切開で出産しますが、
約1カ月前から安静に過ごす為に管理入院を行い、
【寝たきりの状態】、そして移動手段は【車いす】
というケースもあります。
多胎妊娠は当然お腹も重く、
下がり気味になりますし、
頸管長も短くなり、

 

【より出産に近づいてしまう】

 

状態になってしまうので、
正期産よりも早めの出産となります。

 

関連記事
双子の帝王切開までの流れと自身の経験談

 

逆子や赤ちゃんの頭位が大き過ぎる場合

 

上記の内容は妊娠初期から分かる事ですが、
妊娠後期になってから分かる
【帝王切開】というケースもあります。

 

その一つとしては、逆子です。
基本的に赤ちゃんは常にママのお腹の中を
ぐるぐる体勢を変えて過ごしていますが、
出産間近になりますと、
頭が骨盤にカチッとセットされて、
出産に向けて準備をする訳ですが、
妊娠間近になっても頭がママのお腹の方、
いわゆる逆子の状態の子もいます。

 

赤ちゃんの全身の中では頭が一番大きいですから
一番大きい頭から出てくると、
スルッと出て来れるのですが、
それが逆ですと、
頭がつっかかり出て来れずに苦しい状態になり
危険な状態に陥る事がありますので、
最初から危険なお産と判断された場合は、
帝王切開になり、そちらの出産の方向で話が進みます。

 

又、赤ちゃんの頭位が大き過ぎて、
ママの骨盤を通ってこれないと判断された場合も
かなりの難産が予想されますから、
こちらも逆子同様帝王切開を進められます。

 

関連記事
逆子で帝王切開した自身の体験談や手術の流れについて

 

 

帝王切開の痛みのピーク体験談

 

そのような事から帝王切開に至りますが、
私は緊急帝王切開という経験を致しました。

 

38週と6日に突然自宅での大量出血から始まり、
訳が分からず病院に急いだ所、
『常位胎盤早期剥離』
という症状になっているという事を
医師から告げられ
あっという間に帝王切開になった訳ですが、
最初は
『帝王切開だから、陣痛なしで楽でいいかな。』
等と悠長な事を思っていた
自分がいましたが、とんでもない!
これが本当に痛かったのです!!

 

脊髄に麻酔の注射をしましたが、
そんな痛みはへでもないぐらい
術後の傷跡が痛く、もちろん動けませんから
ベッドで寝たきりですし、
寝がえりさえも助産師さんに
手伝ってもらわないと出来ませんでした。
もちろんトイレも一人では行けませんから
尿道に管を通してという状態でした。

 

『これなら普通のお産の方が良かった』
とさえ思った程でした。

 

そして次の日にベッドから
車いすに乗り、自分の病室にいき、
そこから自力でのトイレ訓練や、
座る練習が始まりましたが、
本当に辛かったですし、
軽く咳をするだけでも痛くて、
『ただただ、痛い。辛い。』
という気持ちでした。

 

手術から1週間で退院しましたが、
自宅へ戻っても痛みはまだありましたし、
赤ちゃんにおっぱいをあげるにも
傷跡の痛みに耐えながらでした。

 

一番きつかったのが、
『寝ている状態から起き上がる時』だったので
手すりになる物の近くに寝床を構えて、
そこに布団を引いて寝ていました。

 

やはり痛みのピークは術後と、
次の日がしんどくて、
少しずつではありますが、
徐々に痛みは和らいでいきます。
一週間もすればだいぶ楽にはなりますが、
まだまだ痛いのが本音でしたから、
2週間ぐらいはママは苦しむかもしれません。

 

 

実体験から学んだ事

 

私の場合は緊急帝王切開でしたから、
計画なしの帝王切開でしたが、
友人は予定計画帝王切開で、
術後からあまり痛みや苦労した事は無く、
元気に入院生活を過ごされていたようです。

 

ですから、痛みの度合いは
出産時の状況や、
個人の受け止め方もありますから、
一概に痛さを比べる事は難しいですが、
どちらにせよ、
『お腹にメスを入れる』手術という事には
変わりありませんから、
皆さん痛いとは思いますが、
痛みよりも赤ちゃんの顔を見た時の
安堵の気持ちには何にも代え難いものが
ありますので、一時の苦労だと思って
乗り越えていきましょう。

 

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