双子の帝王切開までの流れと自身の経験談

双子の帝王切開までの流れと自身の経験談

 

 

双子の出産って、どんなイメージがありますか?
双子を妊娠すると、周りの人から、
よく帝王切開で出産するのよね?
と聞かれたりします。

 

ここでは、双子の出産、
そして特に帝王切開についての
私の経験談を紹介していきます。

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双子は必ず帝王切開なの?

 

実は、経腟分娩で出産される方もいらっしゃいます。
その決め手は何なのでしょうか?
それは、お腹の中の赤ちゃんの状態が関わってきます。

 

 

〜経膣分娩可能の場合〜
・二人とも頭位(頭が下に向いている状態)、
・1人目の赤ちゃんが頭位、2人目の赤ちゃんが骨盤位
(頭が上に向いている状態、いわゆる逆子)、

 

 

 

〜帝王切開の場合〜
・1人目の赤ちゃんが骨盤位、2人目の赤ちゃんが頭位
・2人とも骨盤位
・その他、赤ちゃんが横になっている状態

 

そして、母体の健康状態、
胎児の発育状態などを考慮して、
帝王切開かどうかが決まります。

 

 

いつ頃帝王切開か決めるの?

 

担当医師からの説明では、
双子の出産の目安が37週目〜38週目。

 

順調な妊婦さんの場合は、
上記を目安に医師が決定していきますが、
胎児や母体に問題がある場合は、
それ以前に早産として帝王切開される方もいます。

 

 

私の場合は36週目の検診時に、
双子が2000g程度という診断と、
すでに子宮口が3cm開いていたこともあり、
37週目に計画分娩をすることになりました。

 

二人とも頭位だったので、
陣痛促進剤を使って経膣分娩を試みましたが、
8時間経っても子宮口がそれ以上開かなかったため、
母体と赤ちゃんの負担を考慮して、帝王切開となりました。

 

また、双子という特別な状態。
経膣分娩で一人目を出産しても、
二人目が急に逆子になったり、へその緒が絡まった場合は、
緊急帝王切開に切り替えることもあると説明を受けました。

 

 

 

双子の帝王切開までの流れ

 

私の場合、計画出産だったため、
陣痛促進剤も使いましたが、
予定帝王切開と同じ出産スケジュールをこなしました。

 

出産日前日の夜9時までに食事をすませ、
当日は朝食抜きでした。

 

病院に到着後、私の血圧等のチェックを済ませ、
NSTといわれる赤ちゃんの心音を確認するテストを受けます。

 

それから、麻酔科の担当医から説明を受け、
背中から麻酔の点滴を受けます。
私の場合は硬膜外麻酔という、背中に針をさし、
チューブを通して麻酔を受けるというものでした。
背中に針を刺すとき、
背中をできるだけ丸めないといけないのですが、
双子を抱えているお腹が大きすぎて、
簡単に丸められないのが大変でした。
また、下半身が麻痺してトイレには行けなくなるので、
尿道に管を通す処置も行います。
ちなみに、ガスも意識しないうちに出ていて、
看護師さんに大変申し訳なかったです。

 

その後、帝王切開をする運びとなり、
看護師さんより、下腹部の一部を剃毛。

 

手術台に運ばれて、麻酔の量を増やされ、
胸の上部を濡れたタオルのようなものを当てられ、
冷たく感じるかどうか聞かれました。
これは、局部麻酔がどこまで効いているかを確認する処置です。

 

私の場合は、局部麻酔で出産でしたが、
母体の安全を考慮して、全身麻酔で出産する方もいます。

 

 

いざ帝王切開

 

といっても、手術なのでいきむこともなく、
痛みは感じないものの、赤ちゃんが探られてる感触がありました。
局部麻酔なので、赤ちゃんが取り出された瞬間、
二人の産声を聞くことができました。
その後、胎盤を取り出され、縫い合わせをします。
私の場合は、医療用のホッチキスで縫合とのことでした。

 

そして、ようやく赤ちゃんとご対面。
一応二人とも抱かせてもらい、そのあとは処置室へ。
ここまでで、手術室に運ばれてからから約1時間半程度。

 

その後、手術中に母体に何もなければ、
処置室で痛み止めの薬を処方されて、
2時間程度経過を診ます。
私の場合は、手術中に血圧が急激に上がったとのことで、
5〜6時間くらいいました。

 

また、術後震えがとまらなかったのですが、
医師から、麻酔が原因で、手術中の冷え切った体を、
自らが温めようとして起こる症状だと言われました。

 

この他にも、術後に吐き気を感じることもあるそうなので、
遠慮なく、担当医師や看護師に症状を説明しましょう。

 

 

 

その後と単胎の帝王切開との違い

 

病室に戻り、その日は水のみ。
尿管はつながれたままです。

 

翌日、傷跡の確認、尿管が外され、
少しずつ動くように指示が出ます。
食事も流動食から始まり、
2日目の夜には消化の良い普通食でした。
3日目には、シャワーの許可がでました。

 

術後の回復の目安として、
尿やガスが出たか等も聞かれます。
普通に悪露もあります。
歩くときに傷跡が痛みますが、
ゆっくり全身を伸ばして、歩いてください。
前かがみで歩くと、腰に負担がかかります。

 

 

私の場合は、入院生活1週間。
特別なことはなく、単胎の帝王切開の流れと同じです。

 

退院後は慌ただしい双子との生活が待っているので、
入院中はしっかり休んでくださいね。

 

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