妊娠初期の塩分、1日の摂取量の目安は?塩分を控える方法や注意点

妊娠初期の塩分、1日の摂取量の目安は?塩分を控える方法や注意点

 

妊娠中、生活のリズムや運動量など気を付け
なくてはならないことがたくさんありますよね。

 

なかでも、特に気を配らなくてはならないのが
お母さんや赤ちゃんの身体に影響を及ぼし
やすい食生活ではないでしょうか。

 

通常よりも身体にトラブルが起きやすくなる
妊娠中。我慢しなくてはならない食べ物も
いろいろあります。

 

今回は、妊娠中に取りすぎ注意!な食品の
代表である塩分の摂取についてお話して
いきます。

 

つわりなどで身体がつらく、食べられるものが
限られがちな妊娠初期にスポットをあてて、
塩分の過剰摂取にならないためにはどうすれば
よいのかコツや注意点をご紹介していきます!

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塩分を取りすぎるとどうなる?

 

つわりの時期は栄養を気にせずに、
食べられるものを食べればいい、なんて
言われたりしますね。

 

確かに何も食べなかったり、食べても
気持ち悪くなってしまうものを無理して
口にするよりは食べられるものを食べたほうが
ストレスも少なく、カロリーも摂取できます。

 

しかし、気を付けなくてはならないのが
塩分の多く含まれている食品ばかりに
偏って食事をしてしまうこと。

 

妊娠中でなくても塩分の取りすぎは健康に
害を及ぼしますが妊娠中は特に注意が必要。

 

その原因は「妊娠高血圧症候群」にあります。
おそらく、妊娠すると特に気を付けなくては
ならない症状として何度も耳にする名前だと
思います。

 

実ははっきりとした原因がまだよく分かって
いない部分もあるので塩分を取りすぎなければ
必ず予防できるというものでもありません。

 

しかし、塩分やカロリーの取りすぎがリスクを
高めることは確かですので塩分の取りすぎに
気を付けることが大切になってくるのです。

 

私自身は、どちらかといえば血圧が高めで
妊娠高血圧症候群とまではいきませんでした
が、何度か注意されたことがありました。

 

多くの妊婦さんが経験するようにつわりの
時期に、油分も塩分も多いフライドポテト
にはまっていたことがありました。

 

あっさりしたものより、ガツンと塩分の
きいたもののほうがつわりの時期でも美味しく
食べられるということは意外と多いかと
思います。

 

つわりが終わっても、習慣的にポテトを
食べたりしていましたが塩分もカロリーも
多めなので、もうちょっと気を付けなくては
いけなかったかなと反省しています。

 

 

妊娠高血圧症候群 発症するとどうなる?

 

妊娠高血圧症候群になると、はっきりと血圧に
現れます。上が140mmHg以上、下が90mmHgを
超えた状態が続くと妊娠高血圧症候群

 

なお、正式に妊娠高血圧症候群と定義
されるのは妊娠20週以降となり妊娠初期段階
では妊娠高血圧症候群の診断名はつきません。

 

しかし、妊娠初期の段階で血圧が高い
状態の場合であればのちに妊娠高血圧症候群
と診断される可能性が高く、さらに、妊娠の
早い段階で妊娠高血圧症候群になってしまうと
重症化しやすいとも言われています。

 

妊娠高血圧症候群になると、お腹の赤ちゃんの
発育不全、低体重、脳に影響が出る恐れも
あります。

 

また、常位胎盤早期?離にもつながる
恐れがあり、最悪の場合、妊婦さんも赤ちゃん
も死亡に繋がるリスクも否定できません。

 

 

妊娠初期 塩分摂取量の目安は?

 

成人女性の1日の塩分摂取量の目安は
1日に7〜8グラム。妊娠中もこの量かそれ
以下を目安にするといいと思います。

 

なお、妊娠高血圧症候群になってしまった
場合、症状がひどい場合には入院して食事など
もすべて管理されるようになりますがそれほど
症状の重くない場合は、自分で食事や運動量に
気を付けながら症状を抑えていくことに
なります。

 

発症してしまった場合には1日の塩分
摂取量は7グラム以下、症状が重くなって
しまうと5グラム以下という厳しい減塩生活を
強いられることとなってしまいます。

 

塩は10グラムが小さじに山盛り1杯ほど。
みそやしょうゆなどの調味料にも塩は含まれて
いますしハムやうどん、パンなどにも気づきに
くいですが、塩分が添加されています。意識
しないで食事をしていると、あっという間に
目安の摂取量を超えてしまうもの。

 

毎日目安を厳守!とまではいかなくても、
意識して減塩していく必要がありそうですね。

 

 

塩分を控えるコツ

 

塩分を控えた食事はどうしても物足りなさを
感じてしまいがち。

 

そこで活躍してくれるのが出汁の力!
昆布や鰹節、煮干しなどできちんと出汁を
とれば煮物も汁物も味付けを濃くしなくても、
旨味のある味わいに。

 

粉末の出汁でもいいですが、粉末の出汁
には塩分が含まれているものも多いので
できれば食品を使って出汁をとるように
しましょう。

 

出汁の力を使って食事を作る習慣をつけて
おくと妊娠中のみならず、赤ちゃんの離乳食
の時にもきっと役に立ちます。

 

赤ちゃんも離乳食の初期の段階では塩を
使って味付けができませんので
出汁の力を借りてごはんや野菜を美味しく
食べられるように工夫することができます。

 

私も妊娠以降、出汁をきちんととるように
し、離乳食の際にも活用していました。

 

他にも、酢やレモン汁などで酸味を効かせ
たり、スパイスを活用する方法で物足り
なさをカバーすることができます。

 

また、普段ラーメンやうどんなどの汁まで
飲む習慣のある人は汁を残すようにするだけ
でも塩分の摂取量を抑えることができます。

 

外食でもメニューに塩分量を記載している
お店が多くなりましたので選ぶ際によく見て
参考にするだけでも違いますよ!

 

ハムやウインナーなどの加工食品、みそや
しょうゆなどの調味料も最近では減塩タイプ
のものが充実していますね。

 

健康志向の高まりから、より手軽に減塩の
食事がとれるようになっていますので
そういったものを取り入れることで、
ストレスなく塩分の摂取量を控えることが
できますよ。

 

塩分を多くとってしまいがちな方は、体外に
塩分を排出しやすくなるカリウムの含まれた
野菜や海藻類を意識して口にするようにする
のもおすすめです。

 

 

妊娠初期でも 塩分を控えることが大切!

 

妊娠中は、急に味覚が変化することが
あります。特に妊娠初期の段階で塩分が
多めの食事を好むようになると塩分を控えた
食事に物足りなさを感じてしまうように
なることも。

 

一度習慣がつくとやめにくくなってしまい
ますので妊娠したら塩分を控えた食事を
意識することが大切ですね。

 

過剰に塩分に対して神経質になってしまうと
ストレスになってしまいますがリスクを避ける
ためには、気を付けるに越したことは
ありません。

 

塩分だけでなく、栄養のバランスもこの
機会に考えるようにすると子供の食事を
作るようになった時にもきっと役に立ちますよ!

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