妊娠初期、脳貧血になりやすい原因や5つの症状〜経験談〜

妊娠初期、脳貧血になりやすい原因や5つの症状〜経験談〜

 

女性の体は妊娠をするとホルモンバランスが
大きく乱れたり、体温が上がったり、つわりに
よって気持ち悪い日々が続いたり、めまいが
してフラフラしたりと体は大きく変化します。

 

お腹の中に新たな命を宿すということは
今までの自分だけの体ではないことです。

 

体の変化によって、辛い思いをしたり
時には体調を崩してしまうこともあります。

 

しかし、そのような症状があると
いうことは、お腹の中で赤ちゃんが
順調に育ってくれているという証拠でも
あります。

 

今回は、妊娠初期に脳貧血になってしまう
原因や症状、対処法について経験談をもとに
お話させていただきます。

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脳貧血とは?起こる原因について

 

脳貧血とは簡単に言うと、
脳まで血液が行きわたらないことにより、
貧血状態を起こしてしまうということです。

 

脳まで血液が行きわたらないと聞くと、
とても怖いですよね。特に妊婦さんは
脳貧血を発症しやすいと言われています。

 

なぜならば、妊娠する前は十分な血液が
体全体を巡っていますが、妊娠すると
妊娠初期の頃からお腹の赤ちゃんへ胎盤を
通じて血液をたくさん運んであげること
になります。

 

ということは、妊婦さん自身の体に
巡っていた血液が赤ちゃんの為に使われて
しまうことで、少なくなってしまうのです。

 

それによって、脳まで血液が行き
わたることができないために、脳貧血という
症状を引き起こしてしまうのです。

 

特に普段低血圧の人になりやすい
症状でもあると言われています。

 

 

脳貧血の主な5つの症状とは?

 

脳貧血の症状には主に5つあります。

 

@意識が朦朧としてふらふらする
A急な吐き気に襲われる
B寒気がする
C目の前が真っ白になって見えなくなる
D一瞬意識を失って倒れてしまう

 

脳貧血は普通の貧血よりも症状が重く
出やすいですが、すぐに治まるのが特徴
です。

 

意識を失って倒れてしまうまでは
いかなくても、意識が朦朧として
ふらふらしてしまう場合は、
脳貧血を疑っていいと思います。

 

しかし普通の貧血とは違い、脳貧血の
場合は多くの方が急な吐き気に襲われ
たり、寒気を感じてからすぐに意識が
朦朧としたり倒れてしまい、妊婦さんに
とってはとても危険なことなのです。

 

普通の貧血は、鉄分不足が原因のため
鉄分のお薬を処方してもらえるのですが、
脳貧血は鉄分不足ではないため、
お薬を処方してもらうことができません。

 

 

脳貧血を引き起こしたら、まずやること

 

脳貧血の症状だと分かったら、
倒れる前に次のようにすぐに
行動してください。

 

・足を上げて横になる
・頭を下にさげてしゃがみこむ

 

できれば、横になることができるので
あれば、足を上げて横になってください。

 

そしたら、頭にすーっと血液が
流れこんでくるのが分かりますので
しばらく、5分ほど足を上げて
横になっていてください。

 

大丈夫だからとすぐに体を起こして
立ってしまうと、またすぐに脳貧血の
症状が出てしまうので、十分に脳に
血液が行きわたるまで待っていてください。

 

しかし、仕事中や外出先などでは
すぐに横になることはできませんよね?

 

そんな時は、その場に頭を下げて
しゃがみこむだけでも大丈夫です。

 

同じようにすーっと頭に血液が
流れ込んでくるのが分かるので
そのまま5分ほど立ち上がらずに
しゃがんだままでいてください。

 

少し頭がボーっとしてきたり、
目の前はかすんできたり、吐き気や
寒気が急に襲ってきたらこれらの
行動をすぐにしてあげてください。

 

倒れることを未然に防ぐことができます。
妊婦さんはお腹の中で大事な赤ちゃんを
育てているのですから、倒れてしまって
お腹を打ちつけてしまって、何かあったら
大変ですよね?

 

お腹の中の赤ちゃんを守ってあげられる
のは、お母さんだけですので、脳貧血が
いつ起きてもおかしくないという気持ちを
忘れずに、すぐに対処できるようにして
あげてくださいね。

 

 

妊娠初期、脳貧血に悩んだ私の経験談

 

私は妊娠初期の間に1週間連続で毎日
脳貧血の症状が出てしまいました。

 

まだその頃は仕事をしており、妊娠
報告も周りにしていなかったために、周りの
サポートもなく、一日中立ち仕事をしていた
のも原因かもしれません。

 

もともと低血圧で、学生の頃も
朝礼中に体育館で倒れてしまうような
タイプでしたので、妊娠してからは
余計脳貧血の症状が出やすい状況に
なっていたのだと思います。

 

妊娠中初めて脳貧血の症状が出た時は、
お客さんと接しており、そのまま意識を
失って倒れてしまいました。

 

幸い、お腹は守らないと!という意識が
働き、お腹を抱えながらしゃがみこむように
倒れていったそうです。

 

なのでお腹を打ち付けることなく
済んだのですが、それからというもの
またいつ脳貧血の症状が出てしまうのか
怖かったので、毎日気張っていました。

 

それでも1週間連続で脳貧血の症状が
出てしまったので、本当に怖かったです。

 

職場の同僚や先輩にまた倒れてしまって
迷惑をかけるのも申し訳なかったので、
妊娠していることも伝え、そして今脳貧血が
起きやすい時期であることも伝えました。

 

脳貧血だと思ったらすぐにしゃがみこむことを
意識していたので、最初に倒れた以降は
意識を失って倒れることはなくなりました。

 

そして周りもサポートをしてくれて、
出来る限り立ち仕事をしないでいいような
仕事へ変えてくれたりもしました。

 

おかけで、すぐ妊娠中期に入り、
それ以降は脳貧血の症状は頻繁に
でることはなくなりました。

 

 

脳貧血かも?と思ったらすぐ行動を

 

少しでも体がおかしい?脳貧血かも?
と思ったら、すぐに適切な行動をできるように
してください。

 

そして周りの人達にも、自分の状況を
伝え、どんなことがあっても周りが
焦らないようにしてあげる必要があります。

 

妊娠初期だし、まだ妊娠報告は
したくないという人も、脳貧血の症状が
出やすい人は、距離が近い同僚や先輩にだけ
でもいいので伝えておくことが大事です。

 

そして、自分自身とお腹の赤ちゃんを
守れるのは自分だけということを常に頭に
置いておいて、脳貧血によって倒れることを
未然に防げるようにしてくださいね。

 

脳貧血の症状が出てしまうのも、
お腹の赤ちゃんがすくすく育って
くれているということですので、
上手く付き合っていく必要があります。

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