妊娠初期の風邪薬〜飲んでしまった時の対処や乗り切る方法〜

妊娠初期の風邪薬〜飲んでしまった時の対処や乗り切る方法〜

 

妊娠をしたのも束の間、『風邪を引いてしまった!』という方も少なくはないと思いますが、

 

今回はその『妊娠初期に風邪薬を飲んでしまった時の対処や薬を飲めない生活の乗り切る方法』についてお答えしていきたいと思います。

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風邪と似た症状は妊娠初期に起こる?

 

皆さんは風邪を引くと、寒気が出てきたり、熱が上がってきたり、だるくなったり、等の様々な症状が起きると思います。

 

実はこの風邪と似た症状は妊娠初期にも多くみられます。

 

微熱っぽさが続く方もいれば、寒気に襲われて夏場でも毛布をかけて寝てみたり等と、とても『妊娠の兆候』とは思えないぐらい風邪の症状と似ている為に妊娠をしているとは気付かずに
ついつい市販の風邪薬を飲んでしまった方も少なからずいらっしゃるのでは無いでしょうか?

 

確かに意識的に妊活をされていて基礎体温等を測っている方でないと、なかなか『妊娠しているかも・・!』とは、気付きにくいかもしれません。

 

しかしパートナーと定期的にスキンシップを行っている方であれば、妊娠初期症状の一つとして『風邪と似た症状が起きる』という事だけは頭の片隅にでも置いて頂いた方が良いかと思われます。

 

というのも次にお話する『妊娠初期に風邪薬を服用すると胎児にどんな影響を及ぼす可能性があるのか?』という事を説明していきますと納得して頂けるかと思います。

 

妊娠初期の薬の服用で赤ちゃんにどう影響を及ぼすのか?

 

妊娠初期と言っても幅があると思いますので、今回は具体的に月数で説明させて頂きます。

 

最終生理開始日を基準として、そこを妊娠0日としますと、

 

・0日〜27日目が妊娠一ヶ月目

 

・28日目〜55日目までが妊娠2ヶ月目にあたります。

 

この妊娠2か月の時期には、胎児の一番大事な器官の中枢神経や心臓、消化器系などが分化して、『発達』そして『成長』していく時期にあたります。

 

その時期に薬を服用すると、ママの身体から赤ちゃんの身体にも少なからず薬の成分が移行し、『奇形胎児』になってしまう可能性が考えられます。

 

そして56日目〜の妊娠3か月頃の時期には、妊娠2カ月の頃よりは赤ちゃんの器官等は成長している時期ですが、まだまだ未発達段階の人間ですので、薬の影響で、

 

『赤ちゃんに何らかの障害が起きてしまう』

 

事は十分考えられます。

 

又、薬の種類によっても副作用等で赤ちゃんに対しての影響力が変わってきますから、

 

『この薬であれば平気なはず。』

 

等と、間違っても自分で判断して風邪薬を服用する事だけはしないで下さい。

 

その行為が、後々一生後悔する事になるかもしれませんから、少しでも妊娠の可能性があるような場合では、まず、妊娠の有無を確認をしてから薬の服用をしましょう。

 

 

妊娠をしていたのに、薬を服用してしまったら?

 

それでも、妊娠とは思わずにうっかり風邪薬を飲んでしまったら?の場合ですが、やはり速やかに産婦人科の病院に行かれる事をお勧め致します。

 

その際には飲んでしまった風邪薬を実際に病院に持って行き、

 

『どのぐらいの期間飲んだか?』

 

『一日何錠飲んだのか?』

 

等、出来るだけ正確な内容を医師に話す事が重要です。

 

仮に一日一回だけ飲んでしまった場合ではほとんど奇形等の心配は無いと考えられますが、いつまでもその事を気にするがあまり、自分の気持ちが不安なままで落ち着かないのであればその時点で病院に行かれた方が良いかと思います。

 

 

そしてもう一つ注意して頂きたいのが、妊娠初期を過ぎたからと言って『お薬を飲んでも大丈夫!』という事では決してありません。

 

妊娠中期では奇形等の心配は妊娠初期よりは無くなっていきますが、様々な別の胎児への影響が考えられますし、

 

胎盤を通過して薬の成分が赤ちゃんへ少なからず届きますから、常に『ママと赤ちゃんは一心同体』と考えて頂き、薬はそうですが、煙草や、飲み物(アルコール等)胎児に悪影響な物は、妊娠中は特にやめて頂きたいと思っております。

 

又、これから妊活をされる方には、『お腹の赤ちゃんが快適に過ごせるには?』という事を第一に考えて頂き、日頃からお酒や煙草等で

 

 

ストレス発散している方達であれば、妊婦さんになった時の想像をしてみて、『別のストレス解消法』をそれぞれ見付けておく事も大事な鍵となってきます。

 

 

薬が飲めない生活をどう乗り切るか?

 

実際に私は、妊娠初期に風邪と似たような症状に見舞われましたが、妊活をしていた時期でしたから、基礎体温を見て『もしかしたら妊娠?』という勘が働きました。

 

その当時は、微熱から始まって、ゾクゾクする寒気やだるさ等の症状が起こり、自宅で検査をした結果、陽性反応が出た為、薬を飲まなくて良かったと安堵した事を、今でも覚えています。
その後は風邪は引きませんでしたが、片頭痛持ちだった私は、それには随分悩まされました。

 

鎮痛剤を服用出来ない事がこんなにも辛いとは思わなかった!というぐらい頭痛の日が妊娠中にもありました。しかし、それが逆に良かった点もありました。

 

薬が飲めないお陰で、片頭痛が起きる前兆などに気付く事が出来ましたし、片頭痛になりそうな時にまえもって自分なりに対処が出来るようになりました。

 

 

やはり誰でも
『楽になれる物があると頼りたくなる。』
だから『薬を飲めば楽になれる!』

 

という気持ちが何処かではあると思いますが、妊娠期間中に関しては、

 

『自分の身体の仕組みを学べる良い機会』

 

『自然治癒力を高められる良い機会』

 

だと、身をもって感じました。

 

しかし、インフルエンザウイルス等の特殊な病気に関しては、そんな悠長な事は言っていられませんからすぐに病院に行って医師の診断を仰いで下さい。

 

 

妊娠中は薬を我慢する事が一番

 

沢山の薬の種類があり、妊娠期間中でも服用可能な薬もある事は事実ですが、医師の判断無しに服用する事だけは、上記にも書かせて頂きましたが、絶対にやめて下さい。

 

特に妊娠初期は赤ちゃんの大事な身体の臓器が作られる時期ですからそんな時期の薬は天敵ですから、ママは少し頑張り時かもしれませんが、免疫力を最大限発揮させて赤ちゃんを守ってあげて下さい。

 

そしてどうしても辛い場合は産婦人科の先生とよく相談をして頂き、少しでも辛い具合を和らげられればそれに越したことはありませんので、無理はしないようにしましょう。

 

 

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