妊娠初期、筋肉痛のような痛みの原因は？試して欲しい対処法
妊娠が発覚、色々と妊娠初期の症状が
出てきます。 つわりだけではなく、
運動もしていないのになんだか良く
わからない筋肉痛のような痛みがやって
くる事も、、、ふくらはぎ、太もも、
腕、お腹やお尻に起こるこの謎の筋肉痛
のような痛み、一体なんなのでしょうか？
今回は、こういった疑問にお答えし
ながら対処法についても少しお話して
いきたいと思います。
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妊娠中に分泌されるホルモン - リラキシン
妊娠初期、まだお腹も大きくなって
いないのに、突然やってくる謎の筋肉痛
のような痛み。一体これには何が関係
しているのでしょうか？
これに、深く関わってくるホルモンとして
リラキシンホルモンと言われるものが
挙げられます。
このホルモンの役割は何なのでしょうか？
妊娠初期、だいたい3ヶ月頃から分泌され
始めるこのホルモン、卵巣や子宮、そして
胎盤などから分泌される女性ホルモンの
一つです。出産時にも生成されるのですが、
妊娠初期にも沢山分泌されます。
また、生理前にもリラキシンの分泌量が
増えます。
このホルモンは”子宮緩和因子”
と呼ばれる事もあり、カチカチの関節
を和らげ、全身の靭帯、特に骨盤部分
の靭帯を緩めるという特性を持って
います。
このリラキシンホルモンにより、
産道周辺の関節や靭帯がゆるまって、
出産予定日頃には直径１０cmほどの
大きさになる赤ちゃんの頭が、分娩時に
スムーズに産道を通って出てこられる
ようになっているのです。
妊娠初期、筋肉痛のような痛みの原因は？
靭帯がしっかりとしていいて、骨盤も
締まっている女性にとっては、骨盤を
緩めてくれるリラキシンの働きはとても
大事です。 しかし、ここ最近の私達
女性は、以前に比べて正座で座ったり、
しゃがんだりという昔の女性が何気なく
普段の生活でしていた動きをする回数が
グッと減ってきました。
その為、この骨盤周辺の筋肉が弱く、
靭帯も細くなっている女性が増えている
と言われております。
このような状態で、このリラキシン
ホルモンが骨盤へと働きかけると一体
どうなるのでしょうか？
靭帯を緩め骨盤が開きやすくなると
いう事は、この骨盤をサポートする為に
周辺の筋肉や腱、関節などへの負担が
大きくなってしまいます。
これにより、各部位で筋肉痛のような
痛みが現れてくるのです。
このようにして骨盤が開いてくる事によって
更には、筋肉や関節にかかる負担から腰痛など
へと繋がっていくだけではなく、坐骨神経が
圧迫されてそこから腰や足に痛みがもたら
される可能性もあります。
痛みが生じやすい部位は？
このようにして、出産への準備に向けて分泌が
増加されるリラキシンホルモンですが、
では、このホルモンの増加により痛みが
生じやすい部位はどこなのでしょうか？
これには、下記のような部位が挙げられます。
・ふくらはぎ
・太もも
・お尻
・腕
・お腹
これらの部位に起こる痛みの全てがリラキシン
ホルモンの分泌増加のみによるわけでは
ありませんが、一般的に骨盤周辺の靭帯が
緩む事でこういった部位で筋肉痛のような
痛みが起こりやすいと言われております。
お腹の痛みに関しては特に、このリラキシンに
よる靭帯の緩みによるものだけではなく、
他のホルモンのバランスの変化により起こっ
たり、また子宮の大きさの変化によって腹痛が
起こったりもするので、一概にこのホルモンに
よるものだけとは言えません。
こんなに早くからお腹にも影響が？、と思う方も
いらっしゃるかもしれませんが、赤ちゃんは日々
成長し、その成長に伴って子宮もどんどん大き
くなっていきます。
妊娠６〜７週目では1cmほどしかない
赤ちゃんも、妊娠３ヶ月目には６〜８cmに
成長し、子宮は約１.5倍も膨らみ
グレープフルーツ大になります。
外見から見てお腹にさほど膨らみがなくても、
体内ではこれだけ成長しているのです。
このようにして、筋肉で出来ている臓器が
赤ちゃんの成長によりストレッチしていく
事によっても下腹部痛が起こると言われて
おります。
私も、妊娠初期に生理痛に似たような下腹部痛
があり、不安になった事がありました。
もしかして流産の兆候では！？、と色々と懸念
したものです。今思えば、この子宮の大きさの
変化による痛みは、まるでチクチクとつねられて
いるようなそんな痛みで、若干生理痛とも違って
いたように思います。
妊娠初期特有の自然なこの腹痛と流産の兆候、
私達ではわかりにくい事もありますが
、一般的には出血を伴ったり、激しい痛みが
あったりする場合には、流産の兆候である
可能性があると考えられていますので、腹痛が
ひどく、こういった他の症状もある場合は、
まずは安静にし、産婦人科の先生に相談する
事をお勧めします。
妊娠初期の筋肉痛への対処法
このようにして、自然に起こってしまう筋肉痛、
起こってしまったらどのように対処すれば
良いのでしょうか？ いくつかの対処法を
ご紹介します。
・身体を冷やさず、温める
お風呂などに入って、身体を温めると血行も
良くなり痛みが改善される事があります。
お風呂や足湯などは、リラックス効果も
ありますので、精神的にも穏やかになって
良いでしょう。
また、身体を冷やしてしまう冷たい飲み物を
飲み過ぎずに、常温や温かい飲み物を
お勧めします。
・ストレスや疲労を溜めないように
ストレスは、普段の日常生活でも大敵です。
妊娠初期では特に、ホルモンの乱れによって
腹痛などを悪化させる事も考えられますので、
生活の中でストレスを減らす事は、こういった
痛みを和らげる為にもとても大切です。
また、立ち仕事などをしている場合は、ただで
さえ負担のかかっている筋肉が更に疲れて痛みが
出るような事もありますので、こまめに休憩を
取ったり、仕事の時間を短くしてもらうなどの
対処をした方が良いでしょう。
・食生活
ビタミンやカルシウムなど、栄養不足に
ならないよう、普段の食生活を見直し必要で
あれば食生活の改善もしましょう。
妊娠期は、食べ物だけで必要な栄養素を全て
補うのが難しい事もあります。
必要であれば、医師に相談し、サプリメントも
摂取しましょう。
・軽い運動をする
血行を促進し、痛みを緩和する効果も
ありますので、軽い運動はお勧めです。
筋肉痛がひどくない場合は、ウォーキングなど
の軽い運動が筋肉痛を和らげてくれるでしょう。
ゆっくり散歩するようにぜひ行ってみて下さい！
無理は禁物ですが、適度な運動は、血液循環
を良くし、身体のバランスを整えてくれます。
私も、普段自転車や車で行っていたスーパー
マーケットへのお買い物や通勤を軽い運動の
機会だと思い、全て徒歩で行っておりました。
もちろん、スーパーマッケトの帰りに重たい
荷物を担ぎながら歩くのはあまりお勧めでは
ないので、帰りは公共交通機関を使ったり、
お迎えにきてもらったりするのが良いでしょう。
バランスの取れた食事に、軽い運動でしっかり対処！
上記でもお伝えしたようにこのような
筋肉痛の痛みの原因の多くは、靭帯が緩む
事によりそれら周辺の筋肉の緊張や疲労から
くるものと言われています。
ですので、筋肉が発達すれば痛みの減少に
繋がります。
妊娠初期に痛みを伴うと不安になる事も
あるかと思いますが、あまり引きこもり
すぎず、バランスの取れた食事はもちろん
の事、適度な運動も心がけましょう。
私は、ウォーキングを小まめにしていた
おかげか、筋肉痛の悩みもさほど長く続かず
妊娠初期を過ごす事ができました。
また、軽い運動はつわりへの気分転換にも
なります。
周囲に色々と止められる事もあるでしょうが、
自身の身体を一番知っているのは私達自身です。
ご自分の身体としっかりと繋がり、ご自分に
あった軽い運動やマタニティーストレッチなど
ぜひ行ってみて下さいね！
