妊娠後期の尿漏れの原因や対策は?破水との違いについて
妊娠中の体にはさまざまな変化がありますが、
そのひとつに「尿漏れ」があります。
特に妊娠後期に症状を感じる方が多いようです。
はじめは「まさか尿漏れ?!」と驚くかと
思いますが、妊娠後期には良くある
症状なので安心してください。
今回はそんな妊娠後期に起こる尿漏れの原因と
対処法についてご紹介します。
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妊娠後期の尿漏れの原因
妊娠後期の尿漏れは、
お母さんのお腹の中で赤ちゃんが
成長することにより子宮が大きくなり、
膀胱が圧迫されることで起こります。
くしゃみの勢いで尿漏れしてしまう
腹圧性尿失禁であったり赤ちゃんの
胎動により尿漏れが起こることもあります。
また妊娠中は女性ホルモンが多く分泌
されますがその女性ホルモンに含まれる
物質により膀胱を支える骨盤底筋が
柔らかくなることも原因のひとつです。
骨盤底筋が緩むと尿道を締めるため力を
入れることが出来ず尿が漏れてしまいます。
「尿漏れなんて恥ずかしい」と思うかも
しれませんが参前、産後の尿漏れは、
出産を経験したママのおよそ7割が
経験しているそう。
ほとんどのママが経験していることなので
けして恥ずかしいことではないですよ。
尿漏れはいつからおこる?
尿漏れの症状を感じるのは妊娠後期
(妊娠7〜8ヶ月)が多いようですが
膀胱を支える骨盤底筋を柔らかくする
物質の含まれる女性ホルモンは妊娠初期から
分泌されるため妊娠初期から尿漏れを感じる
妊婦さんもいるようです。
また、産後も骨盤底筋が緩んだままになり
尿漏れが続くこともあるようです。
妊娠中の尿漏れ対策は?
妊娠中の尿漏れは、生理的なものなので
治療法はありませんので
上手に付き合っていくことが大切です。
私は、尿漏れが始まったときちょうど
おりものの量が増えていたこともあったので
おりものシートをつけていました。
いつ起こるかわからない尿漏れにびくびく
していましたがおりものシートをつけていると
外出時などはとても安心できましたよ。
私の尿漏れは、量は多くなかったのですが
回数が頻繁だったので、頻繁に交換するよう
にしていました。
量が多い方や臭いが気になる方は
尿漏れシートを付けると安心かもしれません。
また、妊娠5ヶ月頃から付ける腹帯を付けると
子宮が支えられ膀胱への圧迫が軽減されて
尿漏れが楽になる場合もあるようです。
さらに、骨盤底筋を鍛えるための
トレーニングを勧める病院もあるようですが
正しく行わないとママの体に悪影響を
与える場合もありますから病院で
相談してから行うようにしましょう。
尿漏れを気にして、水分摂取を
控えることはよくありません。
妊娠中、ママは赤ちゃんに血液を絶えず
送っているので脱水症状になりやすいので
十分な水分補給を心がけてください。
また、カフェインには利尿作用があるので
控えるようにしましょう。
妊娠後期の尿漏れと破水の違い
妊娠後期に尿漏れがあると「破水した?」と
不安になる妊婦さんもいると思います。
また「いつもの尿漏れだろう」と思って、
破水だった場合そのままにしておくと
胎児に危険が及ぶこともあります。
尿漏れは、黄色でアンモニア臭があり
また自分の意思で止めることができます。
一方、破水した場合は無色透明で無臭
もしくは生臭いにおいがあり
自分の意識で止めることが出来ません。
以上のことを参考にして尿漏れか破水か
自身でしっかり判断する必要があります。
妊娠後期の尿漏れ 上手く付き合う
妊娠後期の尿漏れは多くの妊婦さんが
悩まされる症状ですが生理的なもので、
治療法がありません。
尿漏れを気にしての生活はストレスが
溜まってしまうのでご紹介した対処法を参考に
尿漏れと上手く付き合ってみてください。
また、まれにカンジダ膣炎などの病気が原因の
場合もあります。尿漏れの原因が生理的な
ものか、病気によるものなのか自身での
判断は難しいため気になる方は検診の際などに
病院で相談してみましょう。