妊娠後期のカロリーの目安は?カロリーオーバーによるリスクは?

妊娠後期のカロリーの目安は?カロリーオーバーによるリスクは?

 

妊娠中、お母さんは赤ちゃんの分もたくさん
食べなくちゃね!なんて言われたりすること
があるかもしれません。

 

確かに、お腹の赤ちゃんの成長のためには
きちんと食事をとって栄養を摂取することは
欠かせません。

 

しかし、お腹の赤ちゃんのため!と食べ
すぎてしまうと体重が増えすぎて、反対に
赤ちゃんに負担をかけることにもなりかね
ません。

 

今回は、出産を間近にひかえた妊娠後期の
時期にどれだけの食事をとればいいのか
目安になる1日の摂取カロリーについて
ご紹介していきたいと思います!

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妊娠後期のカロリーの目安

 

妊娠していない女性の場合、年齢や日中に
どれだけ身体を動かしているかにもよりますが
1日の摂取カロリーはおよそ2000kcalが目安と
なります。

 

妊娠中はお母さんの身体だけでなく、
赤ちゃんの身体の分もエネルギーが必要に
なりますので、妊娠前よりも必要となる
カロリーは多くなります。

 

妊娠後期の場合、赤ちゃんが出産にむけて
グングン成長していくので妊娠前の目安に
450〜500kcalプラスした数値が1日の
カロリー摂取量の目安になります。

 

つまり2450〜2500kcalほどですね。

 

この目安の数値は年齢が若いほど、1日の
運動量が多いほど高くなります。
ですから、年齢が高めだったり、運動量の
少ない方は目安のカロリーの数値も低く
なりますのでご注意ください。

 

 

食事の内容をしっかりチェック!

 

妊娠後期の1日の摂取カロリーの目安は
2500kcal前後。このカロリー数を見ると
「意外とたくさん食べていいんだな」と
いうように感じるかもしれません。

 

しかしカロリー数も大切ですが、重視すべき
はそのカロリーの内容です。

 

糖分や油分ばかりの2500kcalと、野菜や
お肉、魚をしっかり食べた2500kcalでは
お母さんや赤ちゃんの身体に与える影響が
まるで異なります。

 

妊娠中でものむことのできるサプリメント
などはありますが基本的には毎日の食事で
栄養を摂取しますよね。

 

妊娠中には身体に様々なトラブルが
起きやすくなります。トラブルが起きて
しまったとしても、服用できる薬が限られて
いるので対処するためには食べ物の健康効果
の助けを借りることも多くあります。

 

身体によい食品を口にすることは、妊娠中の
身体のトラブルの症状緩和や予防に繋がります。

 

1日の摂取カロリーの目安の中で、いかに
バランスよく献立を組み立て栄養を摂取
するかがポイントとなってきます。

 

自分で栄養を考えながら食事をするなんて
難しい!と思うかもしれませんがそういった
知識は、産後にお子さんの食事を作るように
なってからもきっと役に立ちます。

 

市町村の保健センターなどで保健師さんや
栄養士さんに相談できる場合もありますので
自分で考えるのが難しいという方は専門家に
相談するのもいいですね。

 

私は妊娠中だけでなく、普段から夕飯は
1汁3菜を心がけるようにしています。

 

しかし、妊娠中は食事を作るのが面倒に
感じられることもあり夕飯は頑張って作った
としても、朝と昼は適当なもので済ませたり
ファストフードを楽しんだりすることも多々
ありました。

 

毎日毎食、カロリーや栄養のことを考えて
食事を作ったり食べたりするのは大変なもの。

 

気にしすぎることはストレスにもなり、
かえって身体によくありません。

 

カロリーオーバーにだけ気をつけて、
まずは1食バランスのとれた食事をすること
から始めてみるといいかもしれませんね!

 

 

カロリーオーバーによるリスク

 

妊娠後期の摂取カロリーの目安を知って
おくことはとても大切。その理由は摂取
カロリーをオーバーすることにリスクが
あるからです。

 

カロリーオーバーは体重の増加に繋がります。
妊娠後期は驚くほど体重が増えやすくなります。

 

それまで緩やかな体重増加にとどめていた
妊婦さんでも後期になって一気に体重が
増えてしまうこともあるのです。

 

体重が増加すると、赤ちゃんが通る産道にも
脂肪がつき難産になりやすいと言われています。

 

赤ちゃんが産道をスムーズに通ることができずに
出産に時間はかかることは、お母さんだけでなく
赤ちゃんにも大きな負担になります。

 

また、体重が増えることで妊娠高血圧症候群
や妊娠糖尿病といったお腹の赤ちゃんの成長にも
影響を及ぼす可能性のある症状につながる恐れが
あります。

 

もちろん出産におけるお母さんのリスクも
大きくなります。

 

妊娠中は増えた体重を減らすことが容易では
ありません。そういった自体を避けるためにも、
体重管理やカロリー制限が大切なのです。

 

 

運動はほどほどに!

 

カロリーオーバーをしてしまったら、その分
運動をすればいい!という方もいらっしゃる
かもしれません。

 

妊娠中でなければそれも可能ですが妊娠中、
しかもお腹がかなり大きくなってくる妊娠後期
ともなると運動でカロリーオーバーをカバー
するのも難しくなってきます。

 

人にもよりますが、妊娠後期のお腹は張り
やすくなってきます。ちょっと動いただけでも
お腹に板が入っているかのようにカチカチに
なってしまうことも。

 

お腹が張る状態はお母さんにとってはしんどく、
お腹の赤ちゃんにもよくありません。

 

また、お腹の重みで足にも腰にも負担が
大きくかかってきますので運動により
身体に痛みが出てしまうことも多くなります。

 

激しい運動はできませんので、体重管理
のためとはいえ運動はほどほどに留めて
おくのがベスト。

 

マタニティー向けのヨガやスイミング、
ウォーキングなど妊娠中でもできる運動は
いろいろありますは、無理は厳禁です。

 

自分の体調と相談しながら、できる範囲
で動くようにしましょう。

 

運動ができない場合には特に摂取カロリー
に気をつけるなどバランスをとるように
してくださいね!

 

 

妊娠後期 カロリーの目安を意識して!

 

カロリー制限や体重管理。妊婦さんに
とっては気の重いものかもしれません。

 

しかし、お母さんと赤ちゃんが安全に
出産に挑むためにもカロリーに気をつける
のは大切なこと。

 

気にしすぎてストレスになってしまっては
いけませんが摂取量の目安を知り、バランスの
とれた食事から栄養を摂取することはお母さん
として、できるだけ意識しておくようにして
くださいね。

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