帝王切開術後の面会、お見舞いについて知っておきたいこと
母子の健康と安全を考えて
様々な事情で帝王切開で出産する
ケースが少なくありません。
しかし、多くの妊婦さんは
初めての麻酔や初めての手術に
「子供を産む」こと以上の
不安を抱えているかもしれません。
麻酔が切れた後の痛みは？
赤ちゃんにはすぐに会えるの？
そして、誰がいつ会いに来るのか、
帝王切開術後の面会やお見舞いについても
不安な気持ちを抱えている妊婦さんも
いるかもしれません。
今回は、そんな帝王切開術後の面会や
お見舞いについてご紹介します。
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赤ちゃんとの面会
帝王切開術には、全身麻酔と、
胸から下の半身麻酔があります。
半身麻酔の場合、意識はありますので
手術室で出産後すぐに産声を聞き
赤ちゃんの姿を見ることができます。
帝王切開での出産後、手術室で胎盤の
処理やお腹の縫合が行われ問題が無ければ
そのまま病室に戻ります。
それから約半日は麻酔が効いていたり
点滴や尿管などの管が繋がっていたり
思うように体が動きません
そして麻酔が切れると今度は痛みとの戦いです。
出産から約一日はこのように寝たきりの
状態が続きますが、多くの病院では、
助産師さんが枕元に赤ちゃんを
連れてきてくれ、赤ちゃんとの
面会を叶えてくれます。
しかし、赤ちゃんをこの手で抱いて、
授乳やお世話ができるようになる、
本当の意味での面会は、
歩けるまで体が回復してからなので、
多くのママは、痛みに耐え、
一生懸命その一歩を踏み出します。
義両親とすぐに面会したくない理由
帝王切開にかかわらず、産後ママの
一番のストレスと言われるのが
夫や実両親以外の面会やお見舞いです
特に、義両親の面会はトラブルに
発展するケースもあるので
気を付けたいところです。
帝王切開術後は出産後の疲れに加え、
麻酔の影響で意識が朦朧としています。
麻酔が切れてからは手術の痛みと
後陣痛の痛みに襲われます。
赤ちゃんにも満足に会えない寂しさもあり、
本当に心に余裕がありません。
それに加え、下半身に力が入らず、
歩けない為、尿管が繋がれていたりもします
もちろん、悪露のお世話も
助産師さんにしてもらう為、
大きなナプキンのようなものを付けています。
産後とは言えやはり女性ですので、
尿管が繋がれた状態や
下着も身に着けていない状態で
義両親と面会することは
できれば避けたいと思う妊婦さんも
少なくありません。
また、まだ歩くことが出来ず
我が子をこの手に抱けないうちに
義両親がお見舞いに来て、
自分より先に赤ちゃんを
抱いてしまうのでは、
と不安に思う人もいるでしょう。
産後は、理性よりも本能で
自分と我が子を守ろうと
とても気持ちが敏感になっています。
その為、実両親であれば
受け入れられることも、
義両親だからこそ
拒絶反応が出てしまうのかもしれません。
面会、お見舞いにストレスを感じない為に
産後ママの不安やストレスを
少しでも軽くし、赤ちゃんの誕生を
楽しみにしてくれている
義両親やその他の親族に
気持ちよく面会してもらう為、
何より重要なのは夫の存在です。
女性は妊娠中から、
帝王切開術やその後について、
いろいろな情報を得て、
先の事を考えている
場合が多いですが、夫である男性は、
そうでないことが多いです。
その為、出産間際になって
突然、義両親にはすぐに面会したくない、
と伝えても、なぜ妻の両親は
すぐに赤ちゃんに面会出来て、
自分の両親にはすぐに会わせて
くれないんだと、悲しんだり、怒ったりし、
夫婦関係が険悪になるケースがあります。
自然分娩の場合の産後、
帝王切開術の場合の産後、など、
なるべく早いうちから夫と情報を共有し、
気持ちを伝えて、少しでも理解してもらい、
夫から義両親に上手に話してもらうのが
なによりベストだと思います。
それでも、産後すぐの面会や、
突然のお見舞いの心配がある場合は、
病院に、夫と実両親以外の面会は
産後何日以降まで取り合わないで欲しい、
などと、お願いをしておくことも出来ます。
なによりママの気持ち優先で
妊娠中は、産後に夫や義両親と
関係が悪くなった
という情報を見るたびに、
「自分は大丈夫」
という思いでしたが、
産後は自分でも驚くほどに
精神状態が不安定になります。
誰もが心待ちにした
赤ちゃん誕生という
幸せな時間を、少しでも心安らかに過ごし、
産後も夫や義両親と良好な関係を築く為に、
面会をどんなふうにしたいのか、
是非、パートナーと話し合ってみてくださいね！
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