帝王切開後、翌日の歩行練習や痛みは?2度の帝王切開した経験談

帝王切開後、翌日の歩行練習や痛みは?2度の帝王切開した経験談

 

出産方法に関しては、現在では様々な方法が
ありますが最近では「帝王切開」で出産される
方も多いかと思います。

 

今回は帝王切開の翌日の歩行練習や傷の痛みに
ついて2度帝王切開をした私の経験談も交えな
がらお話していきます。

sponsored link

帝王切開について

 

帝王切開には、大きく分けて
『予定帝王切開と緊急帝王切開』があります。

 

・予定帝王切開を行う理由として、逆子や双子、
自然に産むにはリスクがあると医師より判断
され行うケース。

 

・緊急帝王切開を行う理由として、胎児の心拍
低下や母体が分娩に耐えられない。赤ちゃんや、
ママの健康が損なわれる危険性がある。

 

他にもさまざまな理由はありますが、主な理由
としてこのような内容があげられます。

 

帝王切開といっても「手術」ということには
変わりありません。

 

手術は「怖い」と感じるママは多いと思います。
私も、はじめはその内の一人でした。

 

二度の帝王切開で出産し、今月にも三度目の
帝王切開での出産を控えています。

 

一人目は逆子、二人目はへその緒が赤ちゃんの
首に巻き付き心拍が低下、今回は二度の帝王切開
歴があるため予定帝王切開となりました。

 

 

傷口について

 

帝王切開の傷口もママが気にすることの一つ
ですよね。お臍の下を真っすぐ切開する
「縦切開」と横に真っすぐ切開する「横切開」
縦切開と横切開の二つのパターンがあります。

 

縦切開では、主に緊急帝王切開の方に選択
されることが多いといわれます。

 

しかし、今は横切開よりも縦切開の方が
主流になってきていると聞きます。

 

縦切開に比べ、横切開は縦切開比べ赤ちゃんを
取り出すのに時間を要するため時間にある程度
余裕がある方に限られます。

 

下着や水着を着る際に、横切開は傷口が目立ち
にくいといったメリットもあります。

 

切開方法については、お医者さまの指示に
基づきママと赤ちゃんの安全な方法が一番
いいですね。

 

出産の際にはママと赤ちゃんの「初めての協力」
といわれるように、大イベントでもあります。

 

赤ちゃんの産声が聞こえた瞬間は何度体験しても
感激や安心感が包み込むでしょう。

 

 

帝王切開術後、翌日の歩行練習や痛みについて

 

ママの体調に問題ないと判断されれば赤ちゃんと
一緒に過ごす時間が開始され同時にリハビリが
開始されます。

 

「え!昨日、手術したばかり。傷口は?」
と不安に感じるママ。とても、多いです。

 

傷口をかばいながら、ナースステーションへ
赤ちゃんを迎えに行くのは確かに大変で傷口も
痛いです。しかし、なぜ帝王切開後の翌日に
歩行がどれ程大切なのか。

 

歩行が大切なのは分かるが痛みはどれぐらい
なのか。気になりますよね。まず、術後翌日の
歩行の重要性について簡単ですが説明します。

 

術後早めに歩く目的が悪露を体外に排出する
子宮復古に重要な役割をします。

 

ベッドで横になったままだと、悪露が思ったより
体外に排出されず子宮復古不全状態になる恐れが
あります。

 

悪露が体外へ出ないと後陣痛の痛みも強くなる
という事も言われています。

 

 

・深部静脈血栓症予防
術後ベッドで横になっている事が多いと血栓
(血の塊)が体に飛んでしまう可能性が
あります。それを深部静脈血栓症といいます。

 

手術前にややきつめの靴下をはくと思いますが、
その靴下の目的が深部静脈血栓症予防目的で
履いている事になります。

 

・歩行することで腸の動きを促す。
腸が動きを促すことで飲水がOKになり、嘔吐など
の体調不良がなければ食事開始の目安になるなど
重要です。

 

腸の動きがない状態で食事をしてしまうと嘔吐
などの症状が出現します。また腸閉塞になって
しまう危険性あります。

 

しかし、ここで注意したい点があります。

 

手術時に麻酔しますが出産ともなれば身体的、
肉体的疲労は必ずあります。また、ベッドで
横になっていた時間が24時間もあれば座る際や
起き上がる際などに起立性低血圧を引き起こす
危険性もあります。

 

ママの中には、意気込んで「早く歩かなきゃ。」
と強く思う方もいらっしゃると思います。

 

しかし、気持ちの焦りは禁物です。

 

寝返りや座る際、特に歩行開始時には看護師
または助産師に必ず声をかけてください。

 

私の場合、ベッドで座った状態から立位になった
とき血圧が急に下がり強い立ちくらみに襲われま
した。

 

悪露も出ており出血している状態での急な動きは
危険であり転倒してしまうリスクが高いです。

 

そして、最後に痛みについて。
自然分娩でも帝王切開でも後陣痛は必ず
あります。子宮がもとに戻ろうとしていますよ。
という反応による痛みです。

 

後陣痛は術後2〜3日が一番ピークだと言われて
います。後陣痛の他に、傷の痛みも伴います。

 

痛みを完全に無くすことは困難ですが、軽く
することは可能です。我慢せず、まずは担当の
看護師や助産師に伝えることが大切です。

 

痛みを我慢しすぎて術後の歩行等に支障がきて
しまっては、よくありません。しっかり伝える
事が大切です。

 

私も実際、痛みが強いと伝え内服薬を処方して
いただきました。気持ち的にも、少しだけ痛み
が軽減したような気がしたので傷を両手で
かばいながら我が子を見に行ったことも
あります。

 

助産師さんに傷をかばいながら歩行するコツ等
を教えてくれたりするので相談するのも方法の
一つです。

 

 

まとめ

 

帝王切開と聞いて、さまざまな事を考えると
思います。
まず、イメージできない事への不安や恐怖。

 

私も同じでした。自然分娩で出産する気持ち
でいたのに。急に帝王切開と言われて戸惑いも
ありました。

 

しかし帝王切開での出産されたママ達が想像
以上に多く、アドバイスをもらったりする内に
徐々に感じていた不安が小さくなり出産へ
挑めました。

 

同じような悩みを抱えているママは多いと
思います。しかし、みんな同じです。

 

悩みを分かち合うことで和らぐ「不安」
そして得られる「安堵感」。大切ですよね。
ママと赤ちゃんの初めての「協力」安全に
安心してできるよう、素敵な出産の日を迎えて
ください。

関連性のある記事