帝王切開での出血量の平均は?出血量が多かった経験談
これからご出産される方で、帝王切開でのご出産を
控えている方がいらっしゃると思います。
初めての帝王切開ですと、『怖い。』『不安。』
『痛みは?出血多いの?』など色々心配に
なりますよね?
今回は、帝王切開での出血量の平均などを経験談
も交え、お伝えしていきたいと思います。
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帝王切開の流れとは?
一般的な帝王切開の流れとして、36週目あたりの
健診時で、何らかの理由によって普通分娩が
出来ないと医師に判断された時に帝王切開と
なります。
そこで、『出産日(手術日)をいつにするか?』
ですとか、手術の一通りの流れ等を説明して
もらったりしますが、帝王切開予定の方でも
臨月時になると、陣痛や破水が起こる事が
あるので、40週目よりももっと前の
37、38週辺りでの帝王切開となります。
なので36週の時点でまだ赤ちゃんが
小さかったり、産まれそうになければ38週
ぐらいに帝王切開予定となりますし、
『早めに出て来そうだな。』と、医師の判断が
下った時には、37週になってすぐ手術を行う
場合もあります。
帝王切開は、手術と変わりありませんから、
保険が適用されますし、前日から管理入院となる
病院が多く、前日の夜の食事までで終了し、
その後絶食状態で、手術時間まで過ごします。
そして手術内容は、下半身麻酔を行ってからの手術
といった流れになるので順調に進めば約1時間
ぐらいで手術が終わります。
その後、赤ちゃんを取り出してから、全身麻酔に
切り替えて、切った部分を縫ってくれますが、
状況次第では麻酔方法が変わってきますから、
あくまで参考程度です。
そして術後は、お腹に少しの力が入るだけでも
とても痛みますし、体勢を少し変える事も、自分
だけでは出来ないので、そんな時はナースコールで
助産師さんに声をかけ、手伝ってもらいます。
又、普通分娩とは違い、身体の回復スピードは時間
がかかるので、2週間は病院で安静に過ごして
下さいという産院もありますし、なるべく少しづつ
でも動くようにした方が良いと、1週間で退院
という病院もあり、様々ですが、どちらにせよ、
【最初から普段の生活をするのは難しい】
と思っておかれた方が良いと思います。
帝王切開での出血量はどのぐらい?
帝王切開の出血量は個人差もありますし、予定
帝王切開や、緊急帝王切開によっても随分
変わってきます。
私の場合は、常位胎盤早期剥離といって、赤ちゃん
がまだお腹にいるうちに胎盤が子宮の壁から
剥がれてしまうといった状態だった為、緊急
帝王切開となりました。
私の場合、自宅で既に出血をしていたので、出血量
は多く、1392mlでした。
上の子は普通分娩でのお産でしたが、その時の
出産時も出血量が多く、産後は貧血状態になり、
鉄剤を飲んでいた過去があるので、出産での
出血しやすい人、しにくい人というのも
あるのかな?と、感じました。
又実際に、普通分娩時の方が出血量が多く、
帝王切開ではそれよりも少なかったといった
方も実際いらっしゃいますので、一概に
【帝王切開は多量出血する!】という事は
言い切れないのでは?とも思いましたが、
一般的には、帝王切開の平均的な出血量は、
経膣分娩よりは多いと言われており、
500ml〜1,000mlというデータも
あります。
ただ、私のようにそれ以上の出血になっても
母子共に何も後遺症無く過ごせているケースも
あるので、あまり不安がらずに過ごして頂きたい
と思います。
帝王切開後の悪露はどのぐらい出るの?
普通分娩であれ、帝王切開であれ、出産時には
どうしても出血を伴います。又、産後も
【悪露】(おろ)と言って、生理のような出血が、
約一ヶ月間続きますし、たまに体内に残って
いる胎盤も出てくる事もあります。
この時は、割と血の塊がドバっと出てくる事が
多く、『え?なにこれ?私の身体大丈夫なの?!』
と、凄く心配になってしまう事もあると思います。
しかしこれはよくある話で、悪露が出てくるのは、
【正常な出産の範囲内】の事ですし、胎盤も
外に出てこれなかったのが、後からドッと
出てくる事も良くある話です。
しかし帝王切開に関しては、手術をして、
赤ちゃんを無事に取り出した後に胎盤を取り、
その後に子宮に残っている不必要な物は
医師が取り除いてくれるので、比較的に
悪露が出にくいと言われます。
但し、全て除去してくれるのか?と言ったら
それは医師でも難しい事なので、やはり
帝王切開の方でも悪露は出ます。
私の場合では、一人目が普通分娩で、二人目が
上記にも書いた通り緊急帝王切開だったのですが
悪露の出具合は変わり無かったですが、普通分娩
での産後11日目ぐらいに、ドッと量が多い
悪露が出てきましたが、帝王切開での産後では、
そのような事はありませんでした。
貧血体質の方は普段から鉄分を意識して!
女性はどうしても普段から貧血気味の割合が
多いです。貧血の原因は、女性特有の生理から
くるものが多く、PMSに悩まされたり、
日常生活のストレスなども重なり、日々、
大変な思いをされている方が多いのも現状です。
なので男性に比べて圧倒的に痛みには強く、
ある意味多少のめまいやたちくらみ、そして
頭痛などには強い傾向があり、
『これぐらいなら全然平気』と、思っている
女性も多いと思いますが、妊娠、出産、産後
というものは、普段とはまた別の話です。
自分のお腹で一つの生命を育てている期間、
自分の身体を酷使しての出産時間、更には、
母乳提供や、様々なお世話時期があり、
ママの身体は、妊娠してからずっと24時間
休む暇がありません。
なので、普段の食事から、鉄分をしっかり
摂取したり、色々な栄養素を身体に取り入れる
といった習慣をつける事も必要です。
何度も言いますが、赤ちゃんをお腹で育てる
事や、産み育てるといった日々は、本当に
沢山のパワーが消費されるもので、自分の
年齢や体力によっても随分変化もします。
なので、なるべく毎日の食事から
ママと赤ちゃんが元気に過ごせるものを
取り入れておく事が一つの鍵でもあります。
出血量にあまりこだわらないで良い出産を!!
女性のDNAには、【赤ちゃんを産み育てる】
事が自然と組み込まれています。
なので仮に出産時に、出血が多かったり、
トラブルがあってもそれがすぐに危険に
繋がるのか?と、言われればそうでは
ありません。
なのであまり出血量や、予期せず出来事
ばかりを考える事なく、担当医師を信頼し、
赤ちゃんの生命力や自分の力を信じて出産
する事と、初めて見る我が子を想像しながら
ぜひリラックスした状態で帝王切開に挑んで
下さいね!