帝王切開、後陣痛はいつまで?痛みの対策、経験談

帝王切開、後陣痛はいつまで?痛みの対策、経験談

 

やっとの思いで出産を終えたばかりなのに、次は
子宮と傷口が痛み、お母さんの疲れはなかなか
とれません。

 

出産後の子宮の痛みは後陣痛によるもので、
お母さんの身体にとって、とても大切な
過程です。

 

今回は後陣痛とは何かを含め、いつまで続くのか、
対策や私の経験談をお話していこうと思います。

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後陣痛とは

 

後陣痛とは子宮の収縮による下腹部の痛みのこと
をいいます。 出産時には胃の下あたりまで大きく
なっていた子宮は、出産直後におへその下
あたりまで縮みます。

 

さらにそこから6〜8週間掛けて、元の大きさ
まで戻ります。 その際、痛みとして表れるのが
後陣痛というわけです。

 

母乳をあげることでも子宮は収縮し、ぎゅーっと
締め付けられる様な痛みが起こります。

 

これも後陣痛の影響です。 これらの痛みは
冒頭でお伝えした通り、出産したお母さんの
身体にとってはとても重要なことで、
身体が回復している証拠です。

 

新生児の赤ちゃんは1度に飲むおっぱいの量が
少ないため、1日にかなりの回数の授乳が必要
です。 その度に下腹部の痛みが起こりますが、
身体回復の為にどんどん与えるよう促されます。

 

 

後陣痛はいつまで続くのか

 

だいたい2〜5日で痛みがほぼなくなる方が多い
ようですが、中には長くて1週間程掛かる方も
いらっしゃいます。

 

痛みのピークは当日だったという方が圧倒的に
多いようです。 私も痛みのピークは当日
だったのを覚えています。

 

帝王切開での出産でしたので、麻酔で下半身が
動かない中、ひたすら後陣痛の痛みに耐えて
いました。

 

後陣痛は子宮の収縮なので、痛みがない瞬間も
あります。 わかりやすく言うと、
「1分痛い→1分痛くない→1分痛い」
という感じです。 疲れて眠いのに、痛みが
強くなると眠れない時間が3〜4時間続いたので、
正直ものすごく疲れました。

 

痛みが強いときは、壁に手をぐーっと押し付けて、
ただただ苦しんでいましたが、後々聞くとゆっくり
深呼吸するほうが痛みを逃しやすい様です。

 

ここで大切なのは、子宮収縮による痛みが
1ヶ月以上続く場合は、必ず医師に相談し、
診察してもらうことです。

 

産後はどうしても赤ちゃん優先で、付きっきりに
なってしまうものですが、お母さんの身体も
とても大切です。 気になる事は後回しにせず、
すぐに受診してください。

 

 

対策

 

対策は先程も少し書きましたが、ゆっくり
深呼吸して、リラックスすることが効果的です。
また身体を温めたり、腹巻きをするのも効果的
だそうです。 しかし、帝王切開で身体を自由に

 

動かせないお母さんが、自分で腹巻きを
巻くことは不可能 です。 さらに後陣痛と
傷口の痛みに耐えながら、ゆっくり深呼吸
なんてそうそう出来ません。

 

つまり、帝王切開での後陣痛の痛みの対策は、
点滴で痛み止めを入れてもらうしかありません。

 

私の場合は「我慢出来るところまで我慢して、
もう限界だと言うときに痛み止めの点滴を
入れます」と言われ、3〜4時間頑張りました。

 

なぜ、ギリギリまで我慢させられるかというと、
麻酔が完全に切れてから、痛み止めの点滴を
入れる為でした。

 

痛み止めを入れられると、10分程で
痛くなくなり、そして眠くなります。

 

出産後、痛みを 感じずに初めてゆっくり
眠れましたが、痛み止めの効果は2〜3時間で、
とても短いです。 さらに、1度痛み止めを
入れると、次までに4〜5時間空けないと
いけないので、何回も何回も痛み止めを
使うことは出来ません。

 

結局ほぼ痛くない時間は無く、後陣痛のピークは
過ぎていきます。 痛み止めは2〜3時間の効果
ですが、我慢せず点滴を入れてもらい、
少しでも休めるように してくださいね。

 

また、産院にもよりますが、次の日からは飲み薬
で痛み止めを処方されますのでご安心下さい。

 

 

2人目以降は更に痛い後陣痛

 

後陣痛は2人目以降、更に痛くなると
いわれています。 なぜかというと、
1度目の妊娠で子宮がやわらかくなっているため
子宮収縮のスピードが 早く進むからだそうです。

 

また、双子などの場合も同じく後陣痛の痛みを
感じやすくなるといわれています。

 

しかし、必ずしもそうとは限らず、2人目で
痛い人もいれば、2人目、3人目でも痛くない
方もいますので、出産してみないとわかりません。

 

ただ、痛みが強くないだけで後陣痛が起こらない
訳ではないのでお間違いなく。

 

後陣痛は出産を経験したお母さんなら誰でも
起こります。

 

「痛みに耐えられないと一人前ではない」
等、昔ながらの考えの方もいらっしゃると
思いますが、ゆっくり休めないことで赤ちゃんに
優しく接することが出来なくなってしまう恐れが
あるならば、痛み止めは使ってください。

 

 

無理をせずにゆっくりと休みましょう

 

10ヶ月掛けて大きくなった子宮を6〜8週で
元に戻そうとするのですから、痛みは伴うのも
仕方ないですよね。

 

お母さんの身体は出産前も出産後も大忙しです。

 

「休むことは大切なこと」を忘れないで
下さいね。

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