帝王切開術後、貧血になる原因は?対処法や経験談

帝王切開術後、貧血になる原因は?対処法や経験談

 

妊活、妊娠、出産には、様々な出来事があります。

 

もしかすると自分が思い描いていなかった生活を
する事になるかもしれないのです。

 

そんな中で、出産というのも人生の転機として
自分を大きく変えるものでもあるのですが、
今回は、帝王切開は術後貧血になりやすい
原因や対処法を経験談などを踏まえながら
お伝えしていきたいと思います。

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普通分娩と帝王切開の違いとは?

 

普通分娩も帝王切開も、どちらも赤ちゃんを出産
するにあたっての分娩方法ですが、一般的には
普通分娩、いわゆる経膣分娩というお産方法が
多いです。

 

普通分娩とは、臨月になったママにおしるしが
来て、その後、自然と陣痛が起こり、破水→出産
といった流れです。これが本来のお産の流れ
ですが、赤ちゃんが逆子といった理由や
双子妊娠、又はママの骨盤の大きさに対し、

 

赤ちゃんの頭が大きいなどの理由があり、
【普通分娩が難しい】と診断された場合、
帝王切開という方法で、赤ちゃんを
取り出してもらう事があります。

 

帝王切開の大半は、予め出産予定日
(手術予定日)が決まっているので、
【陣痛を体験せずに出産】という事になりますし、
手術も約1時間ぐらいで終わるのですが、産後の
身体の回復期間は、普通分娩よりも長くかかって
しまう事が多いです。

 

 

帝王切開後は貧血になりやすいの!?

 

帝王切開というものは、ママの状況によっても
手術時間や、出血量等は変わってきます。

 

元々普通分娩でも、出血量が多く出る体質の方は、
普通分娩でも出血量が多かったり、貧血にも
なりやすいですが、帝王切開を経験した方でも、
そんなに出血量が多く出ずに終えられ、産後の
貧血などあまり感じられない方も実際に
いらっしゃいます。

 

私は、緊急帝王切開という事で、何の予告も
無しにいきなり自宅で出血し、それも夜用
ナプキンなどでは追いつかないぐらいの出血量
でしたので、これはただ事ではないなと感じ、
すぐに病院へ向かいました。

 

病院に着いてからは、輸血の用意をしてくれ、
すぐに手術となりましたが、術後の止血具合を
こまめに観察してくれ、順調に自然に止血して
きたので輸血は免れました。

 

そのような体験をしたので、産後はひどい貧血に
襲われましたし、出産に対する危機感が随分
高まりました。又、帝王切開というのは上記にも
書きましたが、
【その時々の状況で随分出血量が変わる】
という事と、【体型や体質、年齢等によっても
出血量の変化がみられる】という事を、
この時の出産時に学びました。

 

 

帝王切開後の貧血の主な症状とは?〜経験談〜

 

私の場合ですが、緊急帝王切開前と、手術中の
出血量を合わせると、とても多く、帝王切開後は
造血剤等の様々な点滴を、両腕に24時間行って
おりました。

 

その時は寝たきり状態でしたから自分の貧血
具合がよく分かっていませんでしたが、徐々に
歩行練習を始め、点滴台スタンドに掴まりながら
ゆっくり歩き始めた頃に、
『自分は貧血なんだな。』と、
ようやく認識する事が出来ました。

 

主な症状としては、立ち眩みや、めまいが
起こったり、思考力の低下がみられました。
なので、貧血からくる頭痛などの身体の不調から、
産後の食欲がわかなかったり、疲れやすく
感じたりと、普通分娩よりもきつく感じた事は
確かです。

 

その他にも、赤ちゃんにおっぱいをあげる為に
授乳室まで行くという、ほんの少しの距離が
とてもしんどく感じたり、赤ちゃんの体重を
計ったりオムツを交換したりといった簡単な
作業が、なかなか出来なかったりと、術後の
傷跡も関係して、思うように動けないという
事がありました。

 

しかし先輩ママから『産後は、思考力や
判断力などが欠けるのは当たり前の事だから
大丈夫だよ!』と、励まされ、その後は
先輩ママの言う通り、徐々に思考力も回復し、
安心しました。

 

 

帝王切開後の貧血の対処法とは?

 

帝王切開後というのは、自分自身は
動けない状態なので、
『自分は貧血なのか?そうじゃないのか?』
という事が非常に分かりづらい事が多いです。

 

そんな時に、例えば寝ている状態でも頭痛が
起きたり、吐き気を感じたり、天井を見上げた時に
くるくる回っているように感じたりしている状態で
あれば、それは貧血の可能性が高いです。

 

又、術後では、出血量が多かったママの場合に
関しては、助産師さんが特に気にかけてくれるので
病室に来て下さる回数も多いです。

 

なので、助産師さんに自分の身体の不調を素直に
報告する事で、それを医師に伝えてくれ、その後
再度検査をしてくれ、適切な処置を行ってくれる
ので、我慢せずに報告する事が大事です。

 

ここで大事な事は、【自力で治そうとせずに、
注射や点滴、お薬の力を借りて早く元気になる事】
がとっても重要です。

 

退院後に貧血状態での赤ちゃんのお世話と
いうのは、自分が思っている以上に心身共に
大きな負担に繋がりますので、無理のないように
入院生活を過ごされる事が大事です。

 

余談ですが、貧血状態ですと、おっぱいの出も
悪くなりやすく、『おっぱいも出ないし身体も
調子悪いし、どうしよう。』といったように
負の連鎖に陥る事も多々あるので、入院中は
特に無理をせず、赤ちゃんのお世話は助産師さん
にお任せして、自分の身体の事を優先
させましょう。

 

中には本当に素晴らしい助産師さんがいて、
『今だけは助産師の私たちに任せて、
ママはゆっくり休んでね!』
といったようにとても優しい言葉で励まして
くれる方も多いので、そこは思う存分甘えて、
一日でも自分の調子を取り戻す事が大事です。

 

 

退院後は鉄分を沢山摂取しよう!

 

退院後はママにとって頑張り時でもあります。
『傷跡は痛むし、フラフラするし、、。』
と、本当に辛くてしんどい時期を過ごされると
思いますが、産後のママは【食べる・寝る】
事が大事なお仕事でもありますので、
しっかり食事を摂って生活して下さい。

 

又、鉄分の摂取もとても大事なので、
サプリメントも栄養補助の一つとしてうまく
使いながら、慌ただしい日々に負けないように
過ごして下さいね!

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