妊娠中期のお腹の痛み、下腹部痛〜危険な腹痛と心配ない腹痛〜

妊娠中期のお腹の痛み、下腹部痛〜危険な腹痛と心配ない腹痛〜

 

妊娠中、まだ出産予定日が近いわけでもないのに
お腹が痛くなると、
「もう陣痛がきた?!」
「赤ちゃんに問題が?!」
と不安になりますよね。

 

でも、実は妊娠中期に「ズキズキ」するような
お腹の痛みを感じる人は少なくなく、
更に心配のないことも多いようです。

 

ですが、心配しなければならないことも
ありますので、自己判断はいけません。

 

では、妊娠中期に起こる下腹部痛は
どんな原因があるのか?

 

今回はそんな妊娠中期の
「ズギズキ」するお腹の痛みについて
お話します。

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妊娠中期の心配のない腹痛とは

 

私は、妊娠中期までは歯科助手として
働いていました。
立ったり座ったりの仕事なので、
赤ちゃんには気を遣っているつもりでも
やはり負担はかかっていたと思います。

 

そんな時にある日、下腹部の真ん中辺りで
ズキズキッとした痛みが走りました。
少しすれば治まりましたが、強めの痛みで
それが1日に2〜3回あったのでとても不安になり
病院へ電話すると、出血の有無や規則性が
ないか聞かれ、ないようであれば翌日受診で
構わないと言われたので翌日受診しました。

 

その時に言われたのが、子宮が大きくなるせいで
出る痛みなので、問題ない。
とのことでした。

 

子宮を支えている円靭帯と言うところが
大きくなるときに伸ばされ、痛みを感じるそうです。

 

円靭帯は普段数センチ程度らしいのですが、
この時は30センチくらいに引き伸ばされるようで
妊娠中期はお腹もどんどん
大きくなり円靭帯も伸びるのでどうしても
痛みが出やすくなるそうです。

 

ですが、この痛みは心配のないものなので
様子を見て良い、とのことでした。

 

他にも、便秘のせいで痛むこともあるようです。

 

妊娠中は便秘になる人も多いそうなので、
適度な運動や食物繊維を含んだ物を多く摂るようにし
便秘にならないように心がけましょう。

 

便秘の解消法については
妊娠中期の便秘の原因、胎児への影響は?試してほしい5つの解決法
で紹介してます。

 

 

また、前駆陣痛なども考えられます。
これも出産準備の一環で、特別心配することのない
腹痛ですので、過度に不安にならなくても大丈夫です。

 

微弱陣痛と前駆陣痛の症状や違いについて体験談

 

妊娠中期の危険な腹痛とは

 

逆に、妊娠中の危険な腹痛とはどんな痛みでしょうか。

 

一つは、子宮頚管無力症です。
子宮頚管無力症とは、産道となる子宮頚管の
筋肉が緩んでしまって、本来閉まっているべき
子宮口が開いてしまったり、開きやすくなったり
する状態のことを言います。

 

子宮頚管無力症は自覚症状がない場合も多いそうですが
検診で見つかることが多いので、心配なことがあれば
小さなことでも主治医の先生に相談してみましょう。

 

子宮頸管無力症の症状については
子宮頚管無力症の症状は?二人目以降の出産は大丈夫?
こちらの記事を参考にして下さい。

 

他にも、細菌感染なども考えられます。
初期ですと自覚症状も少なく、進行すると
少しずつオリモノなどがいつもと違ったりして
気づくこともあります。

 

でも、そのまま気づかないと感染による炎症が進み、
子宮の収縮の原因にもなります。

 

オリモノがいつもと違って黄緑色になっていたり、
量が増えて異臭がすることに気づいたら、
病院で適切な処置を受けましょう。

 

私はよくカンジダに感染しオリモノが黄色っぽくなり
異臭がして気づいていましたが、検診時の処置で
すぐに良くなりました。

 

なんでも初期段階で対応できるのが一番なので、
気になることは主治医に相談するようにしましょう。

 

カンジダの原因は?症状や対処法など注意すること

 

 

心配な腹痛と危険な腹痛を見分けるには?

 

妊娠中期に下腹部痛が起きた時に
気を付けたい点は

 

・出血がある
・胎動が感じられない
・痛みが陣痛のように規則的にくる
・部分的でなく、お腹全体が痛い
・痛みが長時間続く
・休んでいても痛みが治まらない

 

と言う時です。

 

このような症状に気づいた場合は、
切迫早産につながる危険性もあるので
早めに主治医に相談しましょう。

 

 

腹痛の予防法と対処法

 

心配のない腹痛とわかっても、
やはり痛みを感じると不安になってしまいますよね。

 

そんな時は無理をせず、横になったり、
座ったりしてまず体を休めましょう。

 

ストレスにより子宮が収縮して
痛みが出てしまう場合もあります。

 

妊婦にストレスは大敵ですので、
ストレスを溜めない、発散できるように
心がけたいですね。

 

また、腹帯などでお腹を温めるのもオススメです。
最近では病院で骨盤ベルトを勧められることも
多くなっていますが、この骨盤ベルトを利用して
しっかりお腹を支えてあげると、
お腹の張りも和らぎますし、
腰痛などの改善、予防にもつながります。

 

しっかり休息を取り、無理をせずに
ゆったりした気持ちでいることが大切です。

 

仕事を続けていると、なかなか休めないことも
あるかと思いますが、職場の人にも協力を得て
身体に負担にならないようにしましょう。

 

 

 

妊娠中期の下腹部痛 休めるときに休む!

 

 

妊娠中期は、子宮も赤ちゃんも
ぐんぐん大きくなり、母体への負担も
ぐんと大きくなっていきます。

 

安定期とは言え、下腹部に痛みを感じると
やはり不安になってしまうかと
思いますが、心配しすぎて
過度に不安になるのは良くありません。

 

 

なんか変だな、と思う直感は大事ですが、
医師に相談し、「大丈夫だよ」と言われたら
安心してゆったり過ごしましょう。

 

 

腹痛を感じた時には、温めたり、
休んだりして、無理のないよう
マタニティライフを楽しめると良いですね。

 

赤ちゃんが産まれてくれば、
寝る暇もゆっくり休む暇もなくなるので、
今のうちに休める時はゆっくり休み、
出産へ向けて頑張りましょう。

 

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