妊娠5ヶ月の安定期に流産をしてしまう3つの原因と予防法
妊娠5ヶ月と言えば、
一般的にはつわりも落ち着き、
安定期として妊娠中では
一番自由の利く
落ち着いて過ごせる時期です。
ですが、そんな安定期でも
流産など予測できない
事態が起こることもあります。
今回は、そんな妊娠5ヶ月
安定期に流産してしまう原因や予防などについて
ご紹介致します。
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妊娠5ヶ月とは どう言う時期か
妊娠5ヶ月とは、
妊娠16週から19週の期間で
妊娠7ヶ月までの3か月間を
妊娠中期いわゆる安定期、
と呼ばれる時期に入ります。
胎盤が完成し、お母さんの
つわりも落ち着いて
赤ちゃんとお母さん、
共に安定する時期と
言われています。
赤ちゃんの大きさは5ヶ月半ばだと、
18週目で150〜180o、
体重は150〜200gくらいになります。
赤ちゃんは成長とともに
胎動が感じられるようになったり、
性別がわかるようになったりします。
妊娠5ヶ月目でも流産する?
流産は、妊婦さんのうち10〜15%と比較的
珍しくありません。
流産のほとんどが妊娠初期の12週目までに
起こるのですが、中には妊娠中期でも
起こることがあります。
妊娠12週から22週の間に流産することを
後期流産と言います。
流産の兆候として、
いちばん気を付けたいのが出血です。
普通、安定期に入った
5ヶ月で出血はほとんどありません。
出血があった場合には
何か問題がある可能性があるので、
すぐに病院へ行くようにしましょう。
他にも、腹痛を感じたり、
規則的なお腹の張りを
感じるなども赤ちゃんからの
サインかも知れません。
何か変だな、と思ったら
絶対に無理はせず、
すぐに病院へ電話して指示を仰ぎましょう。
関連記事
・妊娠中期のお腹の痛み、下腹部痛〜危険な腹痛と心配ない腹痛〜
安定期で流産してしまう原因とは
では、安定期に入って流産してしまう原因とは
なんなのでしょうか??
妊娠初期の流産では、染色体異常など
胎児側に問題がある場合がありますが
中期以降になると、母体側に原因がある
場合が増えてきます。
その原因を3つ紹介します。
1.子宮頚管無力症
これは自覚症状がなく進行するので
検診などで気づく場合が多いです。
子宮頚管とは、赤ちゃんの
いる子宮腔と膣とを繋ぐ
子宮の下の部分のことを言います。
本来は、出産時までこの
子宮頚管はしっかり閉じて
赤ちゃんを支え、妊娠後期に
入ってゆっくり柔らかくなり、
お産に備えて赤ちゃんが
降りてきて子宮頚管が短くなっていきます。
ですが、子宮頚管無力症の場合、妊娠中期以降に
陣痛が来たわけでもないのに
赤ちゃんが降りてきてしまい、
子宮頚管が短くなり、発見が遅れた場合には
流産、早産に繋がってしまうことがあります。
子宮頚管無力症についての記事
・子宮頚管無力症の症状は?二人目以降の出産は大丈夫?
2.子宮筋腫
子宮筋腫は本来良性の腫瘍
なので放っておいても
それほど問題はありませんが、妊娠時には
不妊の原因、流産、早産の原因にもなります。
これは、妊娠が進むにつれて
筋腫も大きくなり、子宮内部を
圧迫して血流を悪くしてしまったり、
卵膜を刺激して破水や子宮の収縮を招いて
しまうことがあるようです。
3.絨毛膜羊膜炎
絨毛膜羊膜炎とは、細菌感染によって
赤ちゃんを包んでいる絨毛膜、
羊膜が炎症を起こして
しまうことを言います。
感染に気付かずそのままにしてしまうと、
子宮が収縮し陣痛に繋がり、流産、早産に
繋がっていまいます。
流産を食い止める、予防する方法とは?
子宮頚管無力症の場合、
自覚症状がないので気づきにくですが、
きちんと定期検診を受けていれば
早期発見が可能です。
早期に発見できた場合、
子宮口を縛る手術を受けて
赤ちゃんが出てこないようにし、
妊娠継続することが可能ですので、
定期検診は忘れずしっかり受けましょう。
子宮筋腫がある場合、大きさによっては
手術を勧められることもあるようです。
子宮のどこに筋腫があるかによっても
手術の必要性は変わってきますので、
一概に何センチ以上、とは言えないようですが
おおよそ5pを超えるか超えないかが
一つの判断材料になるそうです。
また、食事や漢方などで腫瘍を
大きくしないように
気を付けることもできるようなので、
自分が納得できるように、しっかり主治医と
相談しましょう。
絨毛膜羊膜炎は、細菌感染が原因ですので
日頃のバランスの良い食事で、免疫力、抵抗力を
高めておくのが大事です。
また、妊娠中の性交でも感染予防として
避妊具をきちんと使うことも大切です。
安定期の妊娠5ヶ月目も定期検診をしっかりと
安定期に入る5ヶ月で流産すると言うのは
珍しいことではありますが、
自分がならないと言う保証はありません。
流産を防ぐため早期発見できるように、
定期検診をしっかり受けて
体調に変化、心配なことがあれば
すぐに病院へ相談するように心がけましょう。
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