つわり、吐き気止め薬は要注意〜吐きづわりにおすすめの対処法〜

つわり、吐き気止め薬は要注意〜吐きづわりにおすすめの対処法〜

 

妊娠初期に多くの妊婦さんが経験する
症状に「つわり」がありますね。

 

代表的な症状に、吐き気が起きる
実際に吐いてしまう、というものがありますが
つらさを軽減させるために
「吐き気止めの薬を飲みたい」
と思う妊婦さんもいるようです。

 

今回は、つわり時期の吐き気止めの薬について、
使用の可否や、その注意点、
つわりの対処法などをご紹介します。        

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つわりって何?

 

一般的に「つわり」と呼ばれるのは
妊娠の初期、特に妊娠5週から16週頃
に起こる症状で、吐き気がする、
吐いてしまう、食欲不振になる
頭痛や倦怠感がある、眠気が続く
などといった症状が現れます。

 

経産婦より初産婦の方がつらいことが多い、
とも言われているようです。    

 

しかし、つわりはその症状なども含め、
とても個人差が大きく、
全くつわりを感じないまま
出産を迎える妊婦さんもいれば
16週を過ぎても、重い症状が
続く妊婦さんもいます。

 

私の場合は、第2子の妊娠中、
2人目にもかかわらず
吐き気が続き、時には吐いてしまう、
いわゆる「吐きづわり」が
妊娠8ヶ月を過ぎるまで続きました。

 

そのように、人によってはつらい思いを
するつわりですが、
明確なメカニズムや原因は
わかっていないようです。

 

 

・妊娠に伴い急激に増える
ホルモンのせいで、
ホルモンバランスが崩れるため

 

・赤ちゃんを母体が異物と
判断するせいで起こる、一種のアレルギー反応

 

・母体に安静を促したり、胎児の育成に影響を与える飲食を極力控えさせるため

 

など、いくつかの仮説が言われていますが、
どれも、きちんとした科学的な裏付けはないようです。
病院でも、「つわり」は病気ではなく
妊娠に伴い起こる「体調変化」
という扱いをされます。

 

ただし、水分が
一切取れなくなったり、
短期間に極端な体重の減少が
起きる症状を「妊娠悪阻」といい
病院で対処してもらわなければ
いけない場合があります。
ですから、そういった症状のある妊婦さんは、
すぐに受診して、先生に相談してください。

 

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吐き気止めの薬を飲んでもいい?

 

つわりの症状の中で最も多くの人が
経験するのが、吐き気です。
なんかむかむかする、
といった状態が続く人もいれば
実際に吐いてしまうことが
多い人もいるようです。

 

私は、典型的な「吐きづわり」がひどく、
つわりとは関係ない理由ですが、
絶対安静と言われていた時期に
つわりもピーク時で、1日中、
トイレにこもって吐いているか
ベッドで寝てしまうか・・・といった、
つらかった思い出があります。

 

私のように、1日中吐き気が
おさまらないとか
仕事をしている妊婦さんで、
仕事中に唐突に吐き気が来るといった
症状の方は、本当につらいですよね。

 

何とかして、少しでも吐き気を
抑えたいという思いから、
吐き気止めの薬を検討する
方もいるようです。

 

では、つわりの際に使用していい、
吐き気止めの薬はあるのでしょうか?

 

答えは「病院の医師に相談して、許可されたものだけ」です。

 

実際に、病院の先生に相談すると、
吐き気止めを処方してくれる
ケースもあります。          

 

「グルタチオン」や「ピドキサール」などは
つわりのお薬として処方されることが多いそうです。

 

ですが薬が処方されるのは、病院の先生が
薬を飲む事によって、得られる利益が
考えられる危険性に勝ると判断した、
ということです。

 

決して、市販の酔い止めや、吐き気止めの薬を
自己判断で飲むことはしないで下さい。

 

 

妊娠期の薬には要注意

 

つわりは、人によっては
胃の不快感や頭痛として
その症状が出ることもあるようです。

 

その場合の頭痛薬なども、吐き気止めと同様に
必ず病院の先生に相談してから
飲むようにして下さい。

 

妊娠前に、常備薬として普段使用していた
市販薬がある人は、受診の際に
その常備薬を持参して、先生に聞いてみるのも
いいと思います。

 

つわりの時期だけではなく、
妊娠に気が付いたらば、出産までの間は
薬には、できる限り注意を
払うことをお勧めします。

 

理由は2点。
一つは、実際に胎児の成長や、妊婦さんに
何らかの影響を及ぼす薬があるからです。
素人では、判断できないですよね。

 

そしてもう一つは、無用な
心配をしないためです。

 

妊娠中は、とにかくナイーブに
なりがちな時期です。
結果的に、赤ちゃんには影響がない薬でも、
もしかしたら悪影響あるのでは?とか
飲まなければよかったかもと
妊娠中ずっと気がかりでいることは、
妊婦さんのストレスになってしまいます。

 

ストレスをためないためにも、
薬は、可能な限り使わないようにしたいですね。

 

 

吐きづわりにおすすめの対処法

 

それでも、つわりはつらいし、何とかしたい
という方も多いと思います。
そんな時は、対処法で乗り切るのも一つの手です。

 

つわりがひどい時期は
吐き気を起こさせるものを、
徹底的に排除してみて下さい。

 

お米や魚、ネギ類など、人によって
吐き気が起きやすい
特定の食材があることが多いようです。
そういった食材を、赤ちゃんに
栄養をあげなければと
無理して用意する必要はないんです。

 

「妊娠悪阻」のような、よほど重症な状態以外、
つわりの時期に、栄養がほとんどとれなくても
赤ちゃんは問題なく
大きくなると言われています。

 

ですから、無理をせずに、
吐き気が起きそうな
食材を避けるというのはおすすめです。

 

私は、人工的な香料の臭いで
吐き気が起きることが多かったので、
家中の洗剤やスプレー、シャンプーに至るまで
全部、密封できる袋に入れて、
可能な限り使用しないようにしました。

 

臭いをかがなくて済むと、思うだけで
気分がすっきりしたのを覚えています。

 

吐き気の原因から遠ざかって、
リラックスした気分で、
なるべく安静に過ごしてみて下さい。

 

 

必ず医師に相談を できれば対処法で乗り切ろう

 

症状のある妊婦さんにとって、つわりは何とかしたい、
つらい時期だと思いますが、
ほとんどの人は、妊娠初期の一時期で
治まってしまう症状でもあります。

 

できる限り、吐き気止めなどの薬に頼らず
自分の症状に合った、対処方法を見つけて
乗り切れるようにしてみて下さい。

 

仕事を継続している関係などで、
吐き気止めを希望する方は、
必ず、お医者さんに相談してから、
薬を飲んで下さい。

 

つわりを
「お腹の赤ちゃんからの、いるよという合図だな」
くらいに捉え、なるべくリラックスして、
過ごせるといいですね。

 

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