切迫早産の兆候は?診断後の安静期間やストレスを溜めない方法
妊娠8か月。産休に入る準備をして
ゆっくり妊婦ライフを楽しもう!
そんな風にワクワクしていた矢先…
いつも通り妊婦検診に行くと、
まさかの
「切迫早産、即入院!」
と診断されました。
さらに入院期間中は絶対安静。
担当の女医さんは鬼なのか??
と思い、不安と恐怖で
目の前が真っ暗になりました。
今回は、切迫早産の兆候や安静期間
にストレスを溜めない方法などを
ご紹介したいと思います。
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そもそも切迫早産とは?
「早産」というのは、
妊娠22週から妊娠36週の間に
産まれる事をさします。
「切迫早産」とは、早産に
なりかけている前の事を言います。
妊娠37週目以降が「正産期」とされ、
赤ちゃんの内臓や器官が全て完成し、
いつでも外に出られるよう準備が整います。
ですので37週以前は、
まだ赤ちゃんが十分育っていませんので、
赤ちゃんに対する様々なリスクが高くなります。
切迫早産の兆候とは?
切迫早産と診断されるには、
2つの傾向があります。
1つ目は、お腹の張りが強く、
背中や下腹部に痛みが
伴うなどの兆候が見られる場合。
こちらは、経産婦さんや
痛みに敏感な方、
普段から運動量が少ない方が多く、
重度の生理痛のような
鈍痛が不定期に起こります。
さらに、出血や破水を伴う場合もあります。
このような症状が出た場合は
妊婦検診日に関係なく、
即産婦人科に相談しましょう。
2つ目は、無自覚の場合。
初産婦さんや、痛みを感じにくい
もしくは無理をしてしまう
方に多く見られます。
私は「自分は大丈夫!この位の痛みは
皆感じているのだろう」と
何の根拠もない自信を持っていたので、
診断された時のショックは大きかったです。
切迫早産の基準と診断後の過ごし方
産婦人科によって、診断基準と
その後の過ごし方は様々です。
診断基準は主に、
子宮頚管長(産道)の長さ、
子宮口の柔らかさ、
お腹の張り(子宮収縮)の強さとペース等
(NSTという子宮収縮と胎児心拍を
キャッチする2つの器具を装着)を見ます。
その上で、お腹の張りを抑える薬
であるウメテリン等が
処方され、家で極力安静と
診断される場合と、
上記の薬を24時間点滴で投与され、
病院のベッドで絶対安静と
診断される場合があります。
切迫早産の安静期間
切迫早産の安静期間は、妊娠37週目以降の
「正産期」までです。
私は妊娠30週目の妊婦検診で
即入院と診断されたので、
「いつ産まれてもOK!」と
言われる37週目まで、
2か月間しっかりベッドの上で
安静という生活を過ごしました。
※37週目より早く、または未熟児として
出産された場合NICU(新生児集中治療室)
に入る事もあり、
その設備が完備されている病院では、
もう少し早く退院できる場合もあります。
その判断も病院や先生によって
本当に様々です。
ストレス発散は同じ病室の仲間達がいたこと
妊娠後期も入り、辛かったつわりも
なくなりいざ産休だ!
と思った矢先の切迫早産での入院。
それからの2か月間は、
子宮収縮を抑えるため
トイレ&シャワー&食事以外は絶対安静。
しかも24時間点滴を引きずる生活。
体はとてつもなく元気なので、
最初の2週間はストレスの塊でした。
ベッドのリクライニングを
起こすことも禁止だったのです。
でも、ある日急に吹っ切れました。
イライラしても仕方無いではないか!
一生のうちのたった2か月、
しかもお腹の中に赤ちゃんがいる
という貴重な時間を
ゆっくり過ごせる!と、
前向きに考えるようになり、
同じ病室の切迫早産仲間と
沢山話すようにしました。
同じ悩みを持つ同士励まし合い、
情報交換もできて、出産した
今でも戦友として仲良くしています。
また、通常の出産では
1週間程の入退院で終了ですが、
長期の入院のお蔭で助産師さん
全員と仲良くなり、
37週目での退院2週間後に
陣痛が始まり再度病院に行きましたが、
「お帰り!いよいよだね、入院中は頑張ったね」
と、皆が声を掛けてくれて
とても心強かったです。
切迫早産診断後の安静期間でストレスを感じている方へ
私は、病院で安静に過ごした
お蔭で無事出産出来ました。
これまで仕事と家事に
追われていましたが、
食事も掃除もすべて
病院にお任せできます。
そして、今回の入院で
主人の家事スキルが
かなり上がりました。
いつもこんなに頑張っていたんだね。
と言ってくれて…
これはかなり大きいです。
自宅で安静の方も、ぜひ
ご家族に甘えてみてください。
切迫早産と診断され不安な
日々を過ごしている方は
多くいらっしゃると思います。
辛い事ばかりではありません!
病院の先生や助産師さんの
言うことを素直に聞き、
お腹の赤ちゃんの為にも、
正産期まで無理をせず
ゆっくりマタニティライフを
過ごす事をオススメします。