臍帯ヘルニアの予後について
臍帯ヘルニアという病気は
あまり聞いたことのない病名ですよね。
ヘルニアと聞くと腰の病気？と
思う方もいると思いますが、
これはお腹の中の赤ちゃんに起こる病気のことです。
私の場合、妊娠３カ月頃の妊婦検診時に
初めて分かったのですが、
妊娠３カ月頃はまだ赤ちゃんもとても小さく、
エコー検査でも赤ちゃんの向きや
位置によってすぐに判断できないものでもありました。
臍帯ヘルニアとはどんな病気か？自身の体験談
上記の記事に私自身の体験談について書いています。
今回は臍帯ヘルニアの予後についてや病気との向き合い方について
実体験をもとにまとめました。
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臍帯ヘルニアの予後は？
赤ちゃんを出産後、赤ちゃんのお腹から
出てしまっている臓器や肝臓類を
お腹に戻す手術が行われます。
出てしまっている臓器や肝臓類の大きさ
によって手術にかける日数が異なり、
早い人で１日、赤ちゃんの状態によって
少しずつ戻す手術をする場合は
もっと日数がかかることもあります。
中にはかなり大きく出てしまっている場合、
１歳過ぎてから手術するケースもあります。
赤ちゃんの状態によって異なりますので、
医師との連携をしっかりとることが大切になります。
手術後は合併症などがない場合、
通常の生活を送ることができます。
退院後しばらくは経過観察のために
通院する場合もありますが、
大体は何も問題なく生活することができます。
私の場合、実は他にも奇形の病気が発覚し、
残念ながら無事に産んであげることはできませんでした。
退院後に次の妊娠ができるか、
臍帯ヘルニアに関係する病気が母体側に
なかったかなど調べる検査を行いましたが、
次の妊娠も問題なし、臍帯ヘルニアに
関連する病気もありませんでした。
医師曰く、この臍帯ヘルニアの原因は
いまだに見つかっておらず、
赤ちゃんが成長する過程で偶然起きた
奇形の病気とのことでした。
向き合っていくためには
臍帯ヘルニアと診断された時は頭が真っ白になり、
自分が何かお腹の中の赤ちゃんに
影響するような悪いことをしてしまったのでは
ないかと日々葛藤していました。
医師から言われたのが
「臍帯ヘルニアは１万人に１人の確率で起こる病気」
とのことでした。
１万人に１人という確率なのに
なぜ我が子に起きてしまったのか、
偶然起きた母体側には何も問題ない病気
と言われてもなぜ我が子なのか、
とすごく責めた時期もありました。
１万人に１人という確率で起こる病気なので、
身近な人に臍帯ヘルニアという
病気になった人はもちろんおらず、
インターネットで必死に検索していたこともありました。
同じ境遇の人はどう過ごしているのか、
どのようにこの病気と向き合っていけばいいのか、
インターネットで答えを探す日々をしていました。
医師や助産師さんに自分の不安な思いや
これからどうしたらいいかなどとにかく
たくさん話し合いました。
私の場合、第二子で初めて起こった病気で、
第一子の時には体験しなかったことばかりでした。
ちょうど第一子が幼稚園入園前に第二子を妊娠したので、
第一子のことでバタバタ、第二子の妊婦健診も
バタバタな日々が続いていたときに発覚した病気だったので、
もしかしたら第二子が
「ママ、お姉ちゃんのことに専念したほうがいいよ」
と言っている気がしました。
そう思ったらこの病気としっかりと
向き合っていく自信になり、
これから行う手術の話、入院の話など
前向きにとらえることができました。
臍帯ヘルニアに我が子がなったからといっても、
母体側には体の変化は特にありません。
ただ気持ちの面で大きな変化があると思います。
そこで一度医師や助産師さんや
ご家族に不安なことをたくさん話してみましょう。
きっと病気と向き合ういいきっかけをもらえるはずです。
臍帯ヘルニアの予後は産院との連携が大切
臍帯ヘルニアは、重度な合併症などが
ない限り出産後に手術すれば何も問題なく、
通常の生活を送ることができます。
しかしその時の赤ちゃんの状態により
手術日数は異なるため、医師との連携をしっかりととり、
今後どのように過ごせばいいかなど
助産師さんや医師にしっかりと不安をぶつけてみましょう。
出産はお母さんにとっても重大な仕事の一つでもありますが、
臍帯ヘルニアの場合、出産したあとは
赤ちゃんの頑張りと医師の頑張りが一つとなって
成功する手術となります。
どのくらいの日数がかかるのか、
退院後はどのくらい通院するものなのかなど、
出産前にしっかりと確認しておきましょう。
臍帯ヘルニアについて他にも記事を書いてます
・臍帯ヘルニアの原因・症状・治療法は？知っておいてほしいこと
是非参考にして下さい。