臍帯ヘルニアになった胎児の様子や手術について

臍帯ヘルニアになった胎児の様子や手術について

 

臍帯ヘルニアとは胎児のお腹の中に
通常納まっていなければならない胎児の臓器や肝臓類が、
お腹の外に出てしまっている病気です。

 

お母さんのお腹の外からは判断できない、
エコー検査で発覚する病気でもあります。

 

臍帯ヘルニアになった際、
胎児はどのような状態になっているのか、
手術はできるの?発覚後はどのように過ごしたらよいの?
などの疑問について、今回ご紹介します。

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臍帯ヘルニアになった胎児の様子は?

 

臍帯ヘルニアの診断は妊婦健診時のエコー検査で
確認することができます。

 

胎児が大きくなるにつれて胎児の体が
形成されていく段階の中で、
エコー検査をした際に胎児のお腹の上に
何かあるのが見えるのが臍帯ヘルニアの
診断の第一段階となります。

 

胎児の体が形成されていく途中で何らかの問題により、
お腹の壁がうまく形成されず、
臓器や肝臓類などがお腹の外に出てしまう病気です。

 

私も第二子が臍帯ヘルニアと診断されました。

 

エコーの映像で見せてもらうと、
お腹の外に出てしまっている心臓が
驚くほど元気に動いていました。

 

医師に言われたのが、
お母さんのお腹の中で守られているから、
お腹の外に臓器類が出てしまっていても
すくすくと成長しているんですよと言われました。
不思議ですよね。

 

お母さんのお腹の上から触ってみても
何か変化があるわけではありません。
外見からも何も変化はないので、
エコー検査でしか発見できないのが現状です。

 

 

診断後から手術まではどのように過ごしたらいいの?

 

臍帯ヘルニアと診断され、
重度な臍帯ヘルニアでない限りは出産後に手術をして、
退院後に普通の生活ができるようになります。

 

重度な臍帯ヘルニアというのは、
臍帯ヘルニアとはいえ人によって
胎児のお腹の外に出てしまっている
臓器や肝臓類の大きさは異なります。

 

その大きさや重度な合併症がない限りは、
産後に胎児のお腹の中に出てしまっている
臓器類を戻す手術が行われます。

 

お母さんのお腹の中にいる間は栄養も
お母さんの体から与えられ、
守られているので出産までは普通に
生活することができますが、
胎児の状態や母体の状態により、
すぐに手術しなければならない緊急の場合もあります。

 

妊婦健診時に臍帯ヘルニアと診断された場合、
通常は出産まではいつも通り生活します。

 

実は臍帯ヘルニアになった場合、
お母さんの体にはあまり変化が見られないため、
本当に我が子が臍帯ヘルニアなの?と
思う方もいらっしゃると思います。

 

私も我が子が臍帯ヘルニアと診断されたのが妊娠5カ月頃で、
もうお腹はこれから大きくならないのかな?
と思っていたのですが、
すくすくとお腹の中で元気に成長していきました。

 

私の場合は残念ながら、胎児に他の病気も見つかり、
産後は赤ちゃんが自力で生きていくことができないと言われ、
中期中絶手術を行いお別れしたのですが、
手術する日まですごく元気に成長していました。

 

医師との連携がとても大事な病気ですので、
医師にどのように過ごしたらよいのか、
産後はどのように過ごせばいいのかなど
事前に質問しておくとよいでしょう。

 

 

手術後の状態は?

 

出産後、赤ちゃんのお腹に出てしまっている
臓器類を戻す手術が行われます。

 

出てしまっている臓器類の大きさなどによって、
1日で手術が終わる時もあれば、
1週間かけて徐々に戻す手術も行われる場合があります。

 

手術が無事に終わり退院すれば何も問題なく
元気な生活を送ることができます。

 

お母さんと胎児の状態により自然分娩にするか、
帝王切開になるかわかりませんが、
出産後はお母さん自身もとても体力を消耗します。

 

赤ちゃんの状態を見極めながら
医師も慎重に手術してくれますので、
過度に心配しすぎず、
出産後はまずはお母さん自身もゆっくり休みましょう。

 

その間に赤ちゃんも退院後にお母さんと
楽しく生活するために頑張っています。

 

 

情報を医師としっかり連携を取りましょう

 

普段生活している中で臍帯ヘルニアという病気が
あることはなかなか知られていませんよね。

 

私も我が子が臍帯ヘルニアと診断されるまでは
そのような病気があることすら知りませんでした。

 

臍帯ヘルニアという病気は人それぞれ出ている
臓器類の大きさが異なります。

 

臍帯ヘルニアについてたくさん私も調べましたが、
我が子の状態はエコー検査でしかわかりません。

 

エコー検査をしてくれるのは医師です。

 

その医師に不安なことや臍帯ヘルニアの情報を
教えていただくのが一番の安心材料でもあります。

 

医師との連携をしっかりと取り、安心して出産し、
笑顔で赤ちゃんと退院できるように、
少しでも不安なことは医師や助産師さんに相談してみましょうね。

 

臍帯ヘルニアについて他にも記事を書いてます

 

臍帯ヘルニアの原因・症状・治療法は?知っておいてほしいこと

 

臍帯ヘルニアとはどんな病気か?自身の体験談

 

臍帯ヘルニアの内容やかかった費用について

 

臍帯ヘルニアの予後について

 

是非参考にして下さい。

 

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