臍帯ヘルニアの原因・症状・治療法は?知っておいてほしいこと
臍帯ヘルニアとはお腹の中の
赤ちゃんに起こる病気です。
臍帯ヘルニアとはどのような病気なのか、
原因、病状、治療法を今回ご紹介致します。
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1万人に1人の確率の病気
臍帯ヘルニアとはお腹の中の
赤ちゃんに起こる病気で、
通常赤ちゃんのお腹の中に
納まっていなければならない
赤ちゃんの臓器や肝臓類が
お腹の外に出てしまう病気です。
出産後に赤ちゃんのお腹に
出てしまっている臓器や肝臓類を
戻す手術を行い、退院後
普通の生活ができるようになります。
実は私の第二子も臍帯ヘルニア
という診断を受けました。
医師からこの病気は1万人に1人の
確率で起こる病気で、
誰にでも起こりうる病気と言われました。
診断方法は妊婦健診のエコー検査
で分かりますが、
赤ちゃんのいる位置や角度によって
すぐに断定しにくい病気でもあります。
医師から説明されたのは、
赤ちゃんのお腹の壁が何らかの
問題によりうまく作られず、
その壁をやぶってお腹から
臓器や肝臓類が出てしまっている
ものだと言われました。
自分の子が臍帯ヘルニアになって
初めてそのようなことが
起こるのだと私も知りました。
臍帯ヘルニアになる原因は?
お腹の中の赤ちゃんが
臍帯ヘルニアという診断を受けた時、
一番に考えたのは自分が何か
お腹の赤ちゃんに悪いことを
してしまったからではないのかと
考えてしまいました。
しかし医師から、1万人に1人の確率で
偶然起こる病気で、
母体側が何かしたからとか
母体側に問題があるからというのは
一切ないと言われました。
1万人に1人の確率で起こる病気ですが、
未だに根本的な原因が分かっていない
病気との説明も受けました。
根本的な原因が分からないのに
起こってしまう病気、
お母さんからしたらなんだか
モヤモヤしてしまうものですよね。
インターネットでたくさん検索しても
なかなか体験談が出てこず、
すごく不安になったこともありました。
しかし、母体側にも問題なく、
赤ちゃんの体が成形していく途中の段階で、
偶然起きてしまった病気というのを
インターネットで調べたり
医師からの話を聞いて納得できるようになりました。
臍帯ヘルニアの症状は?
臍帯ヘルニアを診断するのは、
妊婦検診時のエコー検査で分かります。
私の場合、妊娠3カ月目の妊婦健診の際に
医師から「赤ちゃんのお腹の上に何か見える」
と言われたのがきっかけでした。
妊娠3カ月目では赤ちゃんもまだまだ小さく、
1度のエコー検査では断定できない
ということで経過観察ということになりました。
エコーの映像を見せてもらうと、
言われてみればお腹の上に何か
黒い物が見えましたが、
言われないとわからないレベルで、
私はこれはへその緒なのでは??
と感じるくらいのものでした。
結局医師から臍帯ヘルニアと
診断されたのは妊娠5カ月の時でした。
この頃になると赤ちゃんも大きくなってきて、
赤ちゃんの体も形成がだいぶ
進んでいる状態ですので
ハッキリとみることができました。
臍帯ヘルニアになり、お母さん側の
変化は特にありません。
お母さんのお腹の外から
見えるわけでもありませんし、
私の場合体調もいつも通りという感じでした。
臍帯ヘルニアの治療法について
臍帯ヘルニアと診断された場合、
出産後に赤ちゃんのお腹の外に
出てしまっている臓器や肝臓類を
お腹に戻す手術が行われます。
大きさなどにより1回で手術ができない場合は、
何回かに分けて手術を行い、
早い人では1日、人によっては
1週間〜1カ月ほどかかります。
術後大きな合併症などなければ
普通に生活ができるようになります。
妊婦検診時のエコー検査で早期に
わかることができるこの病気。
私も妊娠初期の段階で知ることが
できましたが、出産するまでの間、
赤ちゃんのお腹の外に出てしまっている
臓器や肝臓類は薄い膜で覆われているので
心臓も私の場合元気に動いていました。
医師いわく、このまま出産まで心臓や
肝臓類も元気に働いているんですよと
教えていただきました。
私の場合は実は重度の臍帯ヘルニア
という診断で、足にも奇形があり、
妊娠中はお母さんのお腹の中で
育つことはできるけれど、
出産後は赤ちゃんが自力で生きられない
と言われ、残念ながら中期中絶手術を
行いました。
しかし、医師の最初の説明で
「合併症など重度の臍帯ヘルニアで
なければ産後に手術すれば問題なく
生活できます」と言われました。
手術の回数や入院日数などは
赤ちゃんの状態によって変わってきます。
早期発見が大切
臍帯ヘルニアは妊婦健診のエコー検査で
分かる病気です。
ただ、エコー検査もその時の
赤ちゃんのいる位置や見え方によって
変わってくるので、
すぐに判断できる病気ではありません。
1回1回のエコー検査で注意深く
見ていくことが大切になります。
赤ちゃんが小さいうちは注意深く
見ていても見える範囲にも限界があるので、
不安であればセカンドオピニオンとして
信頼できる産院を探しておくとよいでしょう。
私の場合、妊婦健診に通っていた病院で
妊娠3カ月の時に何か見えると言われ、
不安になり別の産婦人科で
再度診察してもらいました。
その結果、産婦人科の体制がしっかりと
整っている総合病院に転院になり、
臍帯ヘルニアという診断を受けました。
妊娠初期の場合は特に、
信頼できる産院を探しておくのも大切になります。
またその産院以外にももう1つ自分が
信頼できる産院を探しておくのもよいでしょう。
誰にでも起こりうるこの病気。
無事に我が子を出産するためにも、
臍帯ヘルニアという病気があると
いうことも頭に入れておいてくださいね。
臍帯ヘルニアについて他にも記事を書いてます
是非参考にして下さい。