化学流産の症状や原因とは?その後の妊娠に影響はある?

化学流産の症状や原因とは?その後の妊娠に影響はある?

 

化学流産という言葉を聞いたことはありますか?
実は気づかないうちに経験している
女性が多い超初期の流産です。
今回は化学流産の症状や原因について、
また化学流産したことによる
その後の影響などをご紹介します。

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化学流産って?

 

化学流産は妊娠を意識している女性が気づく症状です。
最近の妊娠検査薬は感度がよく
生理予定日頃にフライングで検査をしたら
陽性が出たけれどその後生理が来てしまったり
産婦人科を受診しても胎嚢が確認できない場合に
「化学流産」と呼びます。

 

なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか。

 

受精はしたけれど着床できなかった、
あるいは着床が続かなかった場合
にこのような現象が起こります。
妊娠成立まであとすこしだったと
思うと悔しくなってしまいますよね。

 

厳密に言いますと医学的には
流産としてはカウントしないため
産婦人科受診時に問診票などで
化学流産を記す必要はありません。

 

 

化学流産ってどんな症状が出るの?

 

流産という言葉は付いていますが、
化学流産の場合気づかない人も多いくらい
ですのでほとんど症状はありません。
個人差はありますが、生理が遅れたり
生理でいつもよりもドロっとした
血が出るという程度しか自覚症状がない場合が多いです。

 

しかし化学流産となってしまう
前は受精卵が着床していますので
早い人だとつわりのような症状が出たり、
高温をキープしていたのに基礎体温が
下がったという場合もあります。

 

私の場合は生理予定日に妊娠検査薬で陽性が出て
軽い胃もたれのような感覚がありました。
一週間後に産婦人科を受診する予定でいたら
受診前に胃もたれがぴたっとなくなり
その翌日に生理がやってきました。

 

そこで今回は化学流産だったんだなと気づきました。
妊娠検査薬で検査をしていなかったら単なる
「生理の遅れ」としか認識しなかったでしょう。

 

このようなこともあるため化学流産は
妊娠を望んでいる人の方がより気づきやすいのです。

 

 

化学流産の原因は?

 

化学流産は多くの初期流産と同様に
胎児の染色体異常が原因であると考えられています。
流産自体原因を特定できないことが多いのですが
多くが胎児の染色体異常によるものなので防ぐことはできません。

 

母体側に原因があるわけではありませんので
この時期に激しい運動や飲酒・服薬を
行ったからと言ってそれが化学流産につながることはありません。
ですのでお母さんが自分を責める必要は全くありません。

 

あまりにも何度も繰り返す場合は一度産婦人科で相談してみましょう。

 

関連記事
胎児、染色体異常の原因や検査方法〜ダウン症などの可能性について〜

 

 

化学流産に気づいたらどうしたらいい?その後の影響は?

 

私のように妊娠検査薬で陽性が出たのに
生理が来てしまった場合
どうしたらいいか悩むと思います。

 

化学流産は生理として体外に排出されますので
稽留流産や不全流産のように子宮内を
きれいにする手術を受ける必要はありません。

 

あまりにもいつもの生理と違う、
腹痛や出血が続くという場合は受診した方が良いですが
そうでなければ通常の生理として考えれば問題ありません。

 

しかし私の場合は化学流産となった
後に最初の排卵のタイミングで
卵胞がうまく排卵せずに残ったままに
なってしまい翌月の生理を薬で起こすことになりました。

 

妊娠を希望して通院していたために
気づいたのですが特に自覚症状もなかったので驚きました。
化学流産との因果関係はわかりませんが
排卵や生理周期が乱れるといった
影響が起こることもあるようです。

 

少しの間乱れたとしても自然に戻りますので焦ることはありませんが
少しでも早く妊娠を希望する方は次の妊娠に向けて
化学流産後の子宮の様子を診てもらってもいいですね。

 

 

化学流産は排卵・受精できることの証!

 

一度は妊娠検査薬で陽性のラインを
見たのに生理がきてしまうととても落ち込むと思います。

 

しかし化学流産するということは
排卵が正常に起こっていて、パートナーとの
性交のタイミングもばっちりであり、
精子と卵子が受精できたことの証だと
前向きにとらえたらいかがでしょうか?

 

妊娠成立という「奇跡」はいくつもの奇跡の積み重ねで起こります。
今回はその「奇跡」にほど近いところまでいくことができました。
あとは着床してその状態を続ける…
そのように考えて次の周期への希望と
考えると少し前向きになれるのではないかと思います。

 

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