臨月の内診は痛い?痛くない?内診について知っておきたいこと

臨月の内診は痛い?痛くない?内診について知っておきたいこと

 

始めて妊娠されて、健診をされる方は
ビックリするかもしれませんが、
『内診とはこういうものなんだ!!』と言う
独特の恥ずかしさや、痛さがありますよね?

 

そんなあまり人には聞けない
妊娠してからの内診の意味や、
臨月時の内診の痛みの原因などについて
お話していきたいと思います。

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妊娠時の内診は何の為にするの?

 

皆さん、妊娠の兆候がみられた時は、
自宅で検査薬を購入して検査をしたり、
産婦人科に行って、診察をして頂くかと思いますが、
病院では、最初からお腹にエコーをあてて、
モニターを見て、赤ちゃんとのご対面と思っている方も
いるのではないでしょうか?

 

しかし、待っていたのは診察台に座り、
脚を広げて膣の内診という
何とも恥ずかしくて痛いといった健診に
驚く方も少なからずいらっしゃるかと思います。

 

確かにドラマ等で良く見るのは、エコー検査をして、
『お腹の赤ちゃんは元気ですよ!』
といったのは見かけますが、
さすがに膣を内診といった
事はドラマではやりませんから
産婦人科に行ってそのような
健診をいきなりされて
驚いてしまう方のお気持ちも良く分かります。

 

実際に私もその中の一人で、
内診をする事の意味が分からずに、
ただただ疑問と恥ずかしさがありました。

 

そんな恥ずかしかった内診も
ちゃんと意味があるという事は、
後からようやく知ったという形だった訳ですが、
これにはちゃんとした理由があるのです。

 

赤ちゃんがお腹に宿ったばかりの時は、
本当に小さくてエコーでは
正確に確認しづらいという
理由があります。

 

又、【膣からの触診】や【腟鏡診】
をする事によって
子宮の大きさや硬さ、そして
子宮筋腫の有無などの
様々な事が分かるといった
とても大切な内診なのです。

 

腟鏡診というのは、
腟鏡という器具を使って視診するのですが、
膣の中に器具をあてられるので
冷たい感覚が伝わってきて
何とも異様な感覚があります。

 

もちろんそんなに抵抗のない方も
いらっしゃいますが、
初めての妊婦さんや、割と年齢が若い妊婦さんは
とても抵抗を感じる方が多いです。

 

又、この内診は、
妊娠初期や、中期、そして後期、
更には臨月などで、こまめにあります。

 

内診の目的は週数によっては様々ですが、
どれも赤ちゃんを産むにあたって大切な検査です。

 

 

内診時はリラックスを心掛けて

 

出産時でもそうですが、
身体が緊張していたり、
強張っていたりすると、
思い道りの力が出せなかったり、
痛みや、恐怖が倍増されてしまいます。

 

内診時も、大半の女性であれば
抵抗を感じたり、痛みの恐怖からか緊張して、
身体全体が硬くなってしまいます。
そうなると、膣も、より緊張して
硬くなってしまい結果として、
内診時の痛みが強く出てしまうケースもあります。

 

ですから、そんな時は一度深呼吸して
リラックスしてあげる事や、
全然違うような事を頭で想像しながら
内診時の恐怖を和らげてあげる
事が大事になってきます。

 

又、一方では
『内診で、赤ちゃんに何か異常が
見つかるのではないか?』
と心配になったり、
『自分の子宮の異常が見付かったらどうしよう?』
などと、必要以上に不安な事
ばかり考えてしまって、
気持ち的に萎縮してしまう場合も同様で、

 

『考え過ぎない!』事と、
『先生はプロだから、そこはお任せする!』
と、割り切って内診に挑む事をお勧めします。

 

 

何故臨月の内診は、初期の内診時に比べて痛く感じるの?

 

妊娠もいよいよ臨月を迎えますと、
いつ出産してもおかしくない状態に投入します。
そんな時に赤ちゃんがいつ頃
出てくるのかが膣の内診(触診)で
分かってくるのです。

 

『赤ちゃんが出てくる子宮口が
どのぐらい開いているのか?』

 

そして、

 

『赤ちゃんの頭が、どのぐらい
下がってきているのか?』

 

など、赤ちゃんが生まれてくる
目安が分かりますので、
出産予定日の想像がしやすいのも
メリットの一つです。

 

しかし臨月の内診は、
子宮口の硬さや開き具合を触診する為に
子宮を医師の指で『ぐりぐり』
かき回されるような
内診でもありますから、
当然、違和感や痛みを強く感じる
ママも多いかと思います。

 

この触診が辛くて臨月の健診が
億劫に感じてしまうママや、
毎回痛くて泣いてしまう
ママもいらっしゃいますが、
しかし、この内診のお陰でママ側もある程度、
赤ちゃんが生まれてくる覚悟が出来ますから、
大事な内診でもあります。

 

又、医師によっても内診が上手い医師と、
あまり得意ではない医師も
いらっしゃいますから、
どうしても辛い場合は、
担当の先生を変更してもらうのも、
一つの手段かと思います。

 

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出産前の試練だと思って乗り越える

 

女性は一人の赤ちゃんを産む為に
色々と犠牲を伴い、
又、腹をくくっていか
なければいけない事だらけで、
ママはどんどん逞しくなって
くるのも納得ですが、
臨月の内診の痛みよりも一番辛くて苦しいのが、
出産時の【陣痛の痛み】です。

 

予定帝王切開の方でなければ、大半の方々が
陣痛という辛い痛みに耐えながら必死に
赤ちゃんを産み落とす訳ですが、
その痛みを経験したママは、
内診時の痛みがどれだけ軽いかという事も
分かると思います。

 

しかしその時その時で、皆さん色々な試練と
必死に戦っている訳ですから、
【リラックス】という名の【痛み逃し】作戦で
痛みを和らげて頂きたいと感じています。

 

診察前にどうしても
身体が強張ってきてしまう方は、
自分の好きな香りを手や、耳の裏あたりに付けて
香りで身体をリラックスさせたり、
ご主人や、親などの
【自分が一緒に居て落ち着く方】
にお願いをして、
付き添いで病院まで一緒に
来てもらう事を、お勧めします。

 

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どんなママでも内診は不安だし、痛いもの

 

普段、なかなか膣の内診なんてされる機会が
ありませんから、
どうしても気持ち的に嫌な気分になってしまったり、
怖かったりもしますが、
『赤ちゃんを無事に出産したい!』
という思いで内診を受けますと、

 

『毎回赤ちゃんの成長が見られて嬉しい!』

 

という、少し前向きな考え方に変わっていき、
楽しみな時間になる事もあります。

 

ですから、
これも可愛い赤ちゃんとの大事な
コミュニケーションツールだと思って、
ママとして頑張って頂きたいものです。

 

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