妊婦さんの熱中症、夏バテ対策〜妊娠中、熱中症の体験談〜

妊婦さんの熱中症、夏バテ対策〜妊娠中、熱中症の体験談〜

 

妊娠前は夏といえば海やプール、
アウトドアなどのイベントに
ワクワクしますよね。
でも妊娠中だと、なかなか楽しめなかったり…

 

でも我慢できない!遊びたい!
そんな妊婦さんだっているはずです。
夏が大好きな私もそうでした。
妊娠してたって、楽しみたい!

 

楽しんでも大丈夫ですが、
気を付けなければいけないのが
熱中症や夏バテ…
もう自分だけの体ではないんです!

 

今回は、私の体験談も交えながら
熱中症や夏バテについてご紹介したいと
思います。

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妊婦は熱中症になりやすい

 

私は学生時代に運動部に所属しており、
しかも屋外での部活だったため、
毎日炎天下で朝から夕方まで
走りまわっていました。

 

また、遊園地でのアルバイトをしていたときも
屋外エリアを担当していました。
ですが、熱中症にになったことは
一度もありませんでした。
そんな私でも、妊娠中に熱中症に
かかってしまいました。

 

なぜ妊婦は熱中症にかかりやすいのでしょうか。
妊娠中は体温が高くなるので普段より
汗がたくさん出ます。

 

また、妊娠週数とともに、皮下脂肪が蓄えられ
体内の熱が逃げにくく籠りやすくなってしまいます。
そのため、妊娠中は熱中症にかかりやすく
なってしまうのです。

 

熱中症にかかってしまった場合、
お腹の赤ちゃんへの影響が心配ですよね。
かかってしまった場合、脱水症状が強いと
お腹の赤ちゃんへの血液循環が低下する
恐れがあります。

 

そうなってしまうと、酸素や栄養が十分に
送られなくなってしまい、影響が出てしまう
可能性があります。

 

ただ、基本的には妊娠中の体は、
は赤ちゃんを守れるように、
自動調整機能が働くようなので、
過度に心配しなくても大丈夫そうです。

 

 

私の熱中症体験談

 

もうすぐ安定期に入る、妊娠4カ月の
後半でした。
つわりもほとんど治まって、少しずつ外に
出かけるようになっていた頃です。
季節はちょうど夏、高校野球の県大会が
行われていました。

 

私と主人は高校野球が大好きなので、
近所の球場(徒歩15分程度)へ、
観戦へ出かけていました。

 

いつもだったら日陰にいるのですが、
その日は席が空いておらず日の当たるところ
での観戦となってしまいました。

 

飲み物も持って行ったのですが、
トイレが近くなるのが嫌で、普段より
とらないようにしてしまっていました。

 

だんだん頭痛がしてきて、頭がぼーっと
し始めました。
なんとなく危ないと感じたので、
友人と観戦している主人を置いて
1人で帰宅しました。
少しふらふらしつつもなんとか帰宅し、
横になっていたのですが、症状は
あまり改善されませんでした。
頭痛はガンガンし始めて、
顔は熱を帯びていてボーっとしてしまいます。

 

学生時代スポーツをやっていたので、
熱中症になってしまったときの心得はありました。
また、この時は症状も軽いほうだったので
家に1人でもなんとか対処しました。
では、私の行った対処法をご紹介します。

 

 

・涼しい場所へ移動する
屋外球場→冷房が効いた自宅
まずは日差しから遠ざかりましょう。
外からの熱をシャットアウトします。
近くに建物がない場合は、
木陰に入りましょう。それだけでも変わります。

 

 

・衣服を緩める
風通しを良くするため、また楽な状態に
するために衣服を緩めましょう。
私はパジャマに着替えました。
着替えが難しいなら、ベルトを緩めたり
ネクタイを外しましょう。

 

 

・水分を補給する
汗を大量にかいているなら、水分だけ
とるのではなく、塩分もとりましょう。
私はスポーツドリンクを飲みました。
経口補水液があればそちらでも構いません。

 

 

・身体を冷やす
早く体温を下げるためには、首、わきの下、
足の付け根を冷やします。
ここは大きな動脈があるので、そこを冷やすと
冷えた血液が体内を回り、効率よく体を
冷やすことが出来ます。
私は、保冷剤をタオルで包んで冷やしました。

 

以上のことを行って、しばらく横になっていたら
症状が改善されました。
あくまで、症状が軽いときにやったことです。
対処法を試してみても症状が改善されないとき、
また意識障害などある場合は早めに病院へ
行ってください。

 

 

熱中症にならないためには

 

こんなに恐ろしい熱中症にならないために
どのようなことに気を付けたらいいのでしょうか。

 

1、水分補給をする
妊娠中だとむくみが気になったり、
お腹が大きくなると膀胱が圧迫され
トイレが近くなることから、
水分を摂るのをためらってしまいますよね。
でも、水分を摂らな過ぎて熱中症になって
しまったら余計大変なことになってしまいます。
いつもより意識的に多く摂りましょう。
のどが渇く前に摂るように心がけてください。

 

 

2、塩分を上手にとる
摂り過ぎはよくないですが、
汗と一緒に塩分も流れてしまいます。
水分と合わせて摂ると簡単に摂取できます。
薄めたイオン飲料やスポーツドリンクだと
手軽に摂取することが出来ます。

 

 

3、無理をしない
たくさんのイベントでワクワクしてしまうのも
とても分かりますが、無理のないスケジュールで
楽しみましょう。
こまめに休憩をとったり、あきらめる勇気も
大切です。
また、家にいてもクーラーを我慢し過ぎてしまうと
熱中症になってしまうこともあります。
上手に利用して、暑さを我慢しないようにしましょう。

 

 

4、外出時は直射日光を避ける
日傘や帽子で直射日光を防ぎましょう。
気温の高くなる11時〜15時くらいの
外出は避けましょう。
どうしてもというときは、日陰を歩く等の
対策をするといいですよ。

 

また、外出の際はどんなに近い場所でも
必ず母子手帳を持ち歩きましょう。
タオルにくるんだ保冷剤も、手軽に体を冷やす
ことが出来るので便利です。

 

 

気を付けるのは熱中症だけじゃない!

 

ここまで、熱中症についてご紹介しましたが、
夏に怖いのは熱中症だけではありません。
食欲が落ちたり、倦怠感・疲労感に襲われる
夏バテは、誰にでも起こりうります。

 

夏バテの大きな原因は、室内と室外の
温度差によるものです。
自律神経の乱れによって、無気力や疲労感に
繋がってしまいます。

 

夏バテ対策には、水分補給や食生活の改善が
効果的です。
とくに食生活は、栄養価の高いものを摂りましょう。
「ビタミンB」が多く含まれる、
レバー・味噌・納豆・豚肉などがおすすめです。
また、柑橘類やトマトはさっぱりしていて食べやすく、
「ビタミンC」が多く含まれているので
疲労回復にも効果的です。

 

 

 

赤ちゃんのためにも対策を

 

妊娠期間は10か月間あります。
初期・中期・後期のうちどこかでほぼ必ず
夏のタイミングが来ます。
赤ちゃんのためにも、しっかりとした
対策で夏を乗り切りたいですね。

 

楽しい夏を我慢するのではなく、
しっかりと対策をして
今できる範囲で楽しめるよう
考えてみてはいかがでしょうか?

 

妊娠中の夏は人生でそう何度もやってきません。
悔いのない素敵な夏をお過ごしくださいね。

 

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