妊娠中、骨盤の痛みの原因は？〜実際に効果があった解消方法〜
妊娠中、身体が大きく変化するお母さんには
様々なトラブルがついてまわります。
何も問題なく、快適なマタニティライフだった！
という方は残念ながらなかなかいないものです。
中でも多くの妊婦さんを悩ませるのが、骨盤の痛み。
赤ちゃんの重みに加えて、動くたびにはしる
痛みはお母さんにとってかなりつらいもの。
この痛み、なぜ起こるのでしょうか？
少しでも痛みを和らげることが
できるように、解消の方法も
併せてご紹介していきたいと思います！
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妊娠中の骨盤の状態
出産の際、赤ちゃんはお母さんの
骨盤を通って生まれてきます。
ですから、妊娠すると出産に向けて
骨盤は赤ちゃんが通りやすいように徐々に開いていくのです。
リラキシンというホルモンが分泌され、
その働きによって骨盤の周辺の靱帯や関節が
ゆるんでいくことで骨盤が開いていくという
仕組みになっています。
骨盤全体が開くのではなく、
足の付け根にあたる恥骨と呼ばれるあたりが
開いていくイメージです。
開いた骨盤は産後にまた少しずつもとの
状態に戻っていきますが、もとに戻るにはだいたい
３〜６ヶ月もかかると言われています。
骨盤の痛む原因
前述の通り、ホルモンが分泌されることで
出産に向けて骨盤が開いていくのですが、
もともと骨盤にゆがみがある方は、
骨盤の周辺の靱帯や関節がゆるむことで
トラブルが発生しやすくなります。
普段の姿勢やバックの持ち方、立ち方などによって
体のゆがみが発生し、様々な悪影響を
及ぼすことはよく知られているかと思いますが、
出産の際にもこのゆがみというのが
トラブルのものになってしまうのですね。
私自身、妊娠中は左右の骨盤が繋がる部分にあたる、
恥骨という部分の痛みにひどく悩まされました。
出産に向けて開いていく部分がこの恥骨ですので、
ここに痛みが出るという方は多いようです。
お腹が大きくなる妊娠中期以降に
この恥骨部分が痛み始め、痛みは出産するまで続きました。
幸いにも痛みのせいで
眠れないというほどのものではありませんでしたが、
座ったり立ったりする際には
毎回声をあげるような痛さでしたし、
歩いているときもチクチクするような
痛みがつきまといました。
安産のため！と痛みを抱えつつ散歩に励んだものでしたが、
やはり常に痛みがつきまとうというのは、
なかなかのストレスでした。
骨盤が開くのは赤ちゃんがスムーズに
生まれてくるために必要なことですので仕方ありませんが、
お母さんにとってはかなりつらい状態ですね。
妊婦の恥骨痛の原因って何？実際に試して効果があった４つの対策
坐骨神経痛の可能性も
あまりにひどく骨盤が痛む場合は、
坐骨神経痛の可能性があります。
腰の周りだけでなく、おしりや足の方まで
痛みが広がっている場合は、
坐骨神経痛が疑われます。
坐骨神経痛はその名の通り、
坐骨神経という部分が圧迫されることで起きます。
骨盤の周辺が緩み、さらにお腹の赤ちゃんが
大きく重くなってくると
この坐骨神経に負担がかかるようになり、
坐骨神経痛という症状が出てしまうのです。
ひどい場合には歩くのも
困難なほどの痛みが出てしまう
可能性があるのが坐骨神経痛の怖さです。
骨盤の痛みの解消方法
骨盤の痛みにしても、坐骨神経痛にしても、
出産して大きなお腹が軽くなり、
骨盤がもとに戻るまでは
根本的に解決することはできません。
出産まではできるだけ症状が
軽くなるような対処をして、
乗り切っていくしかありません。
多くの方が実践している痛みの解消方法が、
ゆるんだ骨盤をぎゅっと引き締めてくれる
骨盤ベルトの着用です。
骨盤ベルトをすることで痛みがなくなる
わけではありませんが、
骨盤が引き締められることで痛みが軽減され、
安定感が出て動きやすさもぐっとアップします。
赤ちゃんが骨盤の方におりてくる臨月になると、
妨げになるために骨盤ベルトを外すように
産院から指導されましたが、
それ以前の時期は私も骨盤ベルトが
手放せませんでした！
ベルトは正しく着用しないと
効果がありませんので、
きちんと装着の仕方を確認してから
使用するようにしましょう。
あまりに痛みがひどい場合には
骨盤の矯正などを専門の施設で行うこともできます。
妊婦さんへの施術を中心に
行っているところもありますので、
探して相談してみるのはいかがでしょうか？
骨盤矯正を検討する場合には、
体調や妊娠の状態によって
施術が行えない場合もありますので、
まず産院の先生に確認をとってから
のほうが安心ですね。
痛みがひどい場合には横になって
安静にすることも大切ですが、
痛みがあるからと言って全く動かないのも問題です。
軽い運動をすることで血行を良くし、
筋肉をほぐすことで骨盤の痛みを
和らげることができます。
ストレッチでしたら動く際に痛みはありますが、
座った状態でもできますので、
体調のいいときに無理のない程度に
やってみてください。
普段から適度な運動や体を冷やさないことを
意識した生活をしている方は、
血行が良く筋肉がやわらかく
ほぐれた状態になっているため、
妊娠して骨盤がゆるくなっても
痛みが出にくいと言われています。
痛みが出てからではなく、痛みがでないように
普段から運動と体を温めることを意識していると
痛みに悩まされずにすむかもしれませんね！
骨盤の痛み 適度な運動と適切な対処がポイント！
骨盤の痛みは、赤ちゃんがスムーズに
生まれてくるための痛みです。
お母さんとしてはつらいものですが、
出産までは付き合わなくてはなりません。
普段から適度な運動と身体を
温めることを意識することで
できるだけ痛みは軽減することが可能です。
骨盤ベルトなどのサポートアイテムも正しく
使えば大きな助けになりますので
上手に対処しながら、できるだけ快適な
マタニティライフを送れるように
工夫してみましょう！
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