ウテメリンはいつまで?効果や副作用、赤ちゃんへの影響について

ウテメリンはいつまで?効果や副作用、赤ちゃんへの影響について

 

妊娠をすると、日々訪れる体の変化に色々と心配や不安が出てきますよね。
その中でもよく耳にする単語の1つに「切迫早産」という言葉がありますが
みなさんはご存知でしょうか。

 

私は、今までに2児の妊娠を経験していますが
どちらの妊娠においても「切迫早産」を診断されました。
その診断をされた際に処方される薬が、「ウテメリン」です。

 

今回は切迫早産についての説明に加え、ウテメリンのいつまで
飲むのか、また効果や副作用も含めて、
詳しくお伝えしていきます。

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切迫早産とは?自覚症状はあるの?

 

まず、切迫早産という症状についてご説明していきます。
「早産」という言葉を聞くと、生まれてはいけない早期に出産してしまうことでは…
と思いがちですが、「切迫早産」と「早産」は全くの別物です。
「早産」は、正産期と呼ばれる妊娠37週〜41週よりも前に
何らかの理由で赤ちゃんを出産することです。

 

「早産」の定義は22週0日〜36週6日の間に
赤ちゃんを出産することになります。

 

そして「切迫早産」とは、
その期間に早産になりかけてしまう
一歩手前の症状のことを言います。

 

具体的には、22週0日〜36週6日の間に
「出血する」「破水する」という明らかな症状から、
「お腹が張る」という人それぞれの感覚で
わかりづらい症状まであります。

 

私のケースがそうだったのですが、
自分自身の体質が比較的お腹が張りがち
だということすら気づいておらず、
普通に妊婦検診に行ったら突然、
切迫早産と診断されることもあります。

 

妊娠中は、通常の時には感じない
色んな痛みや症状を伴いますので
過度に敏感になってビクビク過ごす必要はありませんが、
お伝えしたような症状が気になる場合は、
妊婦検診のタイミングでなくても
一度病院に相談してみてもよいかもしれません。

 

関連記事
切迫早産の原因や症状は?診断された時に気を付けること

 

切迫早産の対処法は?ウテメリンの効果と飲む期間はいつまで?」

 

さて、切迫早産だと診断された場合に
まず対応として指示されるのが
「これ以上切迫早産が進行しないよう、安静にしましょう」
ということです。

 

切迫早産の進行具合にもよるようですが、

 

・入院による絶対安静(食事、トイレ以外は24時間寝ている)
・自宅での絶対安静(入院は必要ないが、食事、トイレ以外は基本的に寝ている)
・なるべく安静にする(不要不急の外出はせず基本は家で過ごす)
など、状態に合った対処法を、医師から指示されます。

 

私のケースがそうだったのですが、
仕事をしている場合などは、「今日からひとまず2週間休みなさい」と指示されることも。
突然のことで不安になりますが、
赤ちゃんと母体が第一なので、速やかに医師の指示に従うようにしましょう。

 

上記の指示に合わせて処方される
代表的な薬が「ウテメリン」です。

 

ウテメリンとは、いわゆる「張り止め薬」です。

 

早産の可能性があるということは、
子宮が収縮して赤ちゃんを押し出そうとしているため
それを薬で抑制する必要があります。

 

自宅で安静の場合は錠剤を処方されますが、
入院を指示された場合は、直接ウテメリンの成分を
点滴で24時間注入して子宮収縮を抑えるケースもあります。

 

錠剤の場合の処方のされ方は、人それぞれです。
「お腹が張った時だけ」
「1日2錠 朝夕食後に」
「1日6錠 朝夕食後と寝る前に」
など、症状に合わせて医師が処方してくれますので、指示に従うようにしましょう。

 

また、ウテメリンを飲む期間ですが、薬が効いて切迫早産の症状が治まれば、
飲まなくてよくなることが多いようです。
しかし、症状が治まらず臨月まで続いている場合は
36週6日まできっちり服薬し、正産期に入って37週0日から飲まなくてよくなるケースが一般的なようです。

 

 

ウテメリンの副作用は?赤ちゃんへの影響は?

 

切迫早産の症状を抑えるために処方されるウテメリンですが、
一般的に下記のような副作用があると言われています。

 

・動悸・息切れ
・脈拍の上昇
・手の震え
・吐き気 などです。

 

服用して薬が効いてくる30分以内に上記のような症状が現れる方が多いようです。
これらは、しばらく待つと収まりますので、
焦らず安静にして過ごすようにしましょう。

 

他にも、頻度はとても低いですが
血液成分の異常や心不全といった重い副作用が現れるケースも報告されているようなので、
一般的な副作用以外に気になる症状がある場合は、
かかりつけの医師に相談するようにしましょう。

 

また、ウテメリンの点滴を行った場合に表れる赤ちゃんへの影響として、
稀に頻脈や心不全がみられることもあるようです。

 

これらの効果と副作用のバランスを考慮して、ウテメリンの錠剤を処方されたり、
点滴を投与されたりしますので、医師の説明を聞いて納得したうえで
服薬するようにしましょう。

 

 

医師の指示に従ってウメテリンをうまく服用しましょう

 

いかがだったでしょうか。
切迫早産と突然診断されると、不安が襲いますが
私のように、診断されても無事元気な赤ちゃんを出産しているケースがほとんどです。
きちんと医師の指示のとおりに、必要な期間は安静にして、
ウテメリンをうまく服用しながら、妊娠生活を乗り切りましょう!

 

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